【明慧日本2024年9月18日】甘粛省慶城県在住の法輪功学習者・劉玉琴さん(63歳女性)は、法輪功を実践していることを理由に、2024年1月11日、当局に懲役4年の不当判決を言い渡された。現在、劉さんはこの判決に対して控訴しているが、劉さんは正寧県拘置所に拘禁されている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2023年9月19日、劉さんは早朝に法輪功の情報資料を配布したとして通報され、同日に自宅で連行された。合水県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らは、法輪功の資料100部以上、法輪功の本2冊、音楽プレーヤー1台、ノートパソコン1台、携帯電話3台を押収した。警察は劉さんと夫を尋問のため毛合水県警察に連行した。劉さんの夫はその夜釈放され、劉さんは正寧県拘置所に連行された。
2024年1月11日、鎮原県裁判所の裁判官は正寧県拘置所で劉さんを裁判にかけた。劉さんの弁護士は、中国には法輪功を犯罪とする法律はなく、通報された資料8部を配布することは劉さんの権利であると主張した。劉さんも自分のために無罪弁護を行った。その後、劉さんは正寧県拘置所に移送された。
最近、明慧ネットは、劉さんが当局に懲役4年の不当判決を言い渡されたことを確認した。劉さんは現在、不当な判決に対して控訴している。
過去に受けた迫害
劉さんは、法輪功のおかげで心臓病、B 型肝炎、神経衰弱、不眠症、偏頭痛、胃炎が治ったと考えている。劉さんは数か月間法輪功を修煉した後、劉さんの病気はすべて消えた。法輪功修煉の奇跡的な効果を確認するために、劉さんは長慶石油病院で再度B型肝炎の検査を受けたが、報告結果はすべて陰性だった。
1999年7月に法輪功への迫害が始まってから、地元の警察は自宅や職場で頻繁に嫌がらせをし、法輪功を放棄させようとした。警察はまた、何度も劉さんの自宅を家宅捜索し、法輪功の本を押収した。
2009年4月15日午後4時頃、劉さんは職場にいたが、城関派出所と慶城県国保の警官の一団が現れ、劉さんを騙して一緒に行くように仕向けた。彼らは劉さんの自宅を家宅捜索し、慶城県派出所に連行した。そこで劉さんは手錠をかけられベンチに固定され、一晩中尋問された。
劉さんはその後、環県拘置所に移送され、その後青城県拘置所に移された。拘留中、看守と受刑者たちは劉さんを虐待し、侮辱した。劉さんはその後懲役3年の不当判決を宣告された。そのため、劉さんが勤めていた隴東中学校は、劉さんを解雇した。
2010年5月18日に甘粛省女子刑務所に拘禁された。
劉さんが2012年に釈放されるまでに、劉さんは肉体的にも精神的にも回復不能なダメージを受けていた。劉さんは衰弱し、一時は危篤状態に陥っていた。