北京市女子刑務所第3監区が法輪功学習者を迫害する手口
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 【明慧日本2024年10月1日】北京市女子刑務所には全部で12の監区があり、そのうち3つの監区が法輪功学習者(以下、学習者)の迫害に重点的に関与しています。第3監区は、女子刑務所で学習者を重点的に迫害している監区の一つであり、現在の監区長は李倩という40代の女性で、彼女は第3監区に長年勤めており、学習者の迫害に関与しています。

 第3監区には11の監室があり、元々6~8人が収容できるように設計されていましたが、現在は各監室に9~12人の囚人が収容され、深刻な過剰収容状態となっています。監室のスペースは狭く、各部屋には1~2名の学習者が収容されており、複数の囚人に監視されています。

 全面的な監視下で学習者の心身を迫害

 監区の規則では、学習者同士は2人で過ごすことができず、2人で会話をすることも禁止され、トイレに行くこと、洗面、洗濯、皿洗いも2人で一緒にすることができません。学習者の日常生活、労働、いわゆる「学習」は、無期懲役や10年以上の長期刑の囚人によって監視され、刑務官の要求に従わなければなりません。

 監室内には5つのカメラがあり、24時間死角なく監視されています。監区内も死角なく監視され、刑務官が常に見張りしています。刑務所には「指揮センター」と呼ばれる専用の監視部門があり、最新のハイビジョン技術を利用して各監区、監室、そして強制労働作業場を24時間監視しています。映像だけでなく、高感度の音声監視も行われており、監室内で誰かが大きな音でおならをすれば、誰がしたか特定することができます。また、刑務所管理局も各刑務所を監視するための専用の監視機関を持ち、各刑務所の状況を随時ランダムに監視しています。

 このような全方位の監視下では、学習者が少しでも刑務官の要求に達しなかったり、監視カメラに捉えられたり、監室内の他の囚人に発見されたりすると、減点されるだけでなく、全体集会で反省を強要され、監室内で班長などから非難や罵倒を受けることがあります。さらに、毎月1回の日用品購入権や家族との面会権、電話連絡の権利を剥奪されることもあり、学習者たちは毎日非常に緊張し、抑圧された状態で苦しんでいます。

 また、刑務所は地方の司法機関、610弁公室、街道(地域行政組織)などと結託し、不定期に学習者に圧力をかけます。すでに退職している学習者に対しては、社会保険部門が家族に対し、不当な拘禁中に受け取った年金を返還するように強制することもあります。さらに、悪質な地域では、現在不当に拘禁されている学習者の家族に対し、過去に拘禁が終わった後に受け取った年金も「不当利益」として返還するよう違法に要求し、学習者にさらなる精神的苦痛を与えています。

 洗脳による迫害手段の一部

 刑務所が学習者を迫害する過程は3段階に分かれています。まず、監区があらゆる手段を使って学習者に修煉を放棄させ、「五書」を書かせることを目的とします。次に、刑務所の獄正科が「検収」と称して、結果を確認し、この成績が刑務官の利益に直接関わります。そして、刑務所管理局が最終的な「検収」を行います。この3段階をすべて通過した後にのみ、学習者が強制労働に出されます。労働によって得たポイントは減刑に関わりますが、しかし、法輪功学習者の場合、減刑権が剥奪されます。

 第3監区は、法輪功学習者に「五書」を書かせ、修煉を放棄させる(いわゆる「転向」)手段は非常に巧妙です。刑務官は主に30歳前後の大学卒で、表向きには「文明的な法執行」を装っていますが、学習者に修煉を放棄させる際には、監視者や監室の他の囚人にその役割を押し付けます。明らかには邪説を用いて大法を誹謗し、精神的な苦痛を増大させ、暗に暴力を加えます。具体的には、十分な食事を与えない、水を飲ませない、定時に睡眠を取らせない、正常にトイレに行くことや洗面を許さない、食事に唾を吐くや汚物を混ぜる、長時間の立たせ続けるなどの手段があります。

 刑務官の迫害手段は連座制であり、「転向」しない者がいれば、全員を巻き込んで寝かせず、監室の人々を付き合わせて罰として立たせ、法輪功やその師父を罵倒・侮辱させることで、学習者を心ならずも「転向」するよう強制します。

 それでも「転向」できなければ、刑務官はさらに卑劣な手段に出ます。たとえば、学習者がトイレに行くときに法輪功の創始者の写真を侮辱するなどです。ある学習者はトイレに行かないために水を飲まず、食事を取らないようにしていました。また、尿失禁の症状を引き起こした学習者もおり、非常に苦しんでいました。毎晩、トイレに1人で行くことが禁止されていたため、監室内で誰かがトイレに行く際にはゴン瑞平さんが付き添わされ、夜中に5~6回も起きることになり、全く休めませんでした。ゴンさんは非常に痩せていました。

 長期にわたって大法修煉を続ける学習者に対しては、刑務官が監視者を指示して暴力的な手段で学習者を苦しめます。監視者は監視カメラを遮るように身体を使い、学習者の太ももの内側をつねったり、時には公然と殴ったり、物を投げつけて頭を打つ、足を踏むなどの行為を行います。刑務官は「私がどう扱ってやるか見ていろ」と公然と脅します。

 25年間、中共は法輪功学習者を迫害するために、1999年7月20日以来のデマや大法およびその師父への誹謗中傷の嘘を使った洗脳を続けています。いわゆる「転向」のために、中共邪党は毎日の北京ニュースやニュース番組でデマを広め、全員を洗脳し、仏教の歪んだ教義を混ぜ合わせて信仰を混乱させ、「社会主義宗教観」を強化しています。

 刑務官に真実を伝えるための提案

 中共邪党は無法な手段を使って裁判官に学習者に不当な判決を下させ、刑務所でも同様に無法な手段で学習者を迫害しています。心が痛むのは、中共が刑務官たちを毒していることです。多くの刑務官は地方出身者であり、多くの若い刑務官は真実を見ることができず、多くは純朴で善良な人たちであり、救い出せる可能性があります。しかし、彼女たちは監視下にあるため、法輪功について真実を聞くことさえできません。

 刑務官が真実を知る機会を得られるようにするため、能力のある大法弟子は、現在も北京女子刑務所で迫害されている同修に真実を伝える手紙を送ることを提案します。刑務官たちは管轄内の囚人の手紙を処理し、その手紙を囚人に見せるかどうかを決定します。したがって、同修に手紙を送るという名目で刑務官たちに真実を伝えることができれば、有縁の人々が救われる可能性があります。また、これは刑務所内の邪悪を排除する効果的な方法です。

 重要な点として、真実を伝える手紙を送る際には、監区番号を明確に記載する必要があります。監区番号がなければ、手紙が刑務所に届いても放置されてしまいます。囚人の権利は保障されていないため、監区番号を記載することで、時間がかかっても最終的に刑務官の手に渡り、救人と邪悪排除の役割を果たすことができます。監区番号は迫害されている大法弟子の家族から提供してもらえます。

 特に強調すべきは、封筒には大法弟子の名前を記載することです(刑務官の名前がわからないため)。しかし、手紙の内容は同修とは全く関係ないものであるべきです。刑務官らがこの手紙を口実にして同修を迫害することを防ぐためです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/15/480872.html)
 
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