【明慧日本2024年10月12日】甘粛省白銀市出身の法輪功学習者・馬祖福さん(60歳男性)は8月6日、法輪功を学んでいることを理由に、当局に懲役1年6カ月の不当判決を言い渡された。馬さんは現在、不当判決に対して控訴中。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
元中学校の中国語教師である馬さんは、1998年に法輪功を学び始めた。1年後に中国共産党が法輪功を迫害し始めて以来、馬さんは何度も連行され、2度労働収容所に拘禁された。馬さんは10年の放浪生活を余儀なくされた。
事件の経緯
2024年7月13日、馬さんは蘭州市安寧区の賃貸アパートで警察に不当連行された。
8月6日、地元の裁判所に懲役1年6カ月の不当判決を言い渡された。
過去に受けた迫害
2000年1月4日、馬さんは北京に行き、法輪功を実践する権利を訴えた。8月20日、馬さんは当局に連行された。その後、馬さんは甘粛省第一労働収容所に1年間拘禁された。当局は刑期をさらに80日間延長し、2001年3月に釈放した。
2001年7月20日、馬さんは景泰県警察の警官に再び連行され、甘粛省第一労働収容所でさらに3年間の不当判決を言い渡された。労働収容所では、昼間は無給労働を強いられ、夜は洗脳班に参加させられた。馬さんと他の学習者が法輪功を放棄することを拒否したため、看守は彼らを2つの金属製のベッドフレームの間に手錠でつなぎ、睡眠を奪い、吊るして独房に監禁した。
2012年5月31日の夕方、景泰県警察の6人の警官が馬さんの自宅に押し入った。彼らは1時間以上かけてドアをこじ開けようとしたが、失敗した。午後10時頃、警察は消防車を呼び、はしごを使って馬さんの家に登った。馬さんと、同じく法輪功学習者である妻の郝国芳さんは2人とも連行された。警察は彼らの法輪功の書籍と法輪功の創始者の肖像画を押収した。その後、彼らは夫婦を景泰県警察に連れて行き、虎の椅子に拘束して尋問した。
翌日、馬さんと郝さんはそれぞれ景泰県拘置所と白銀市拘置所に移送された。彼らはそれぞれ35日と37日後に保釈された。
景泰県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の王存羅は、2012年後半に景泰県検察庁に夫婦の案件を提出した。検察官が証拠不十分として事件を差し戻した後、王はさらに証拠を捏造した。
2014年7月4日、馬さん夫婦は景泰県裁判所に召喚された。裁判官は起訴状を読み上げ、裁判官に手錠をかけるよう命じた。馬さんは高血圧、心臓病、胆嚢炎、胆石を患っていることが判明したため、拘置所への入所を拒否された。裁判官は、裁判を待つ間の保釈を承認した。判決を逃れるため、馬さんは警察から隠れるために家を離れて暮らすことを決意したが、10年後に再び不当連行された。
郝さんは白銀市拘置所に連行された。郝さんは2015年1月26日に懲役3年の判決を受け、2015年2月4日に蘭州女子刑務所に移送された。