文/カナダの大法弟子
【明慧日本2024年11月9日】20年前、『共産党についての九つの論評』が発表され、中国人の精神的覚醒の道が開かれました。それ以来、4億3,800万人以上の中国人が中共と決別することを決意し、「退党センター」のウェブサイトで中共の党や団、隊などの関連組織からの脱退を表明しました。
三退の大きな潮流の中で、多くの法輪功学習者(以下、学習者)が三退のボランティアとして、中国本土の人々に電話をかけ、中共が十悪を犯している本質を明らかにし、善悪を見分けて中共組織から脱退するよう手助けをしています。以下は、カナダの学習者が電話で中国の人々に三退を勧めたときのいくつかの小話です。
善悪を見極めた軍官が退党
ある日、退党ボランティアが北京の電話番号にかけ、「天は中共を滅ぼそうとしています。貴州の『藏字石』をネットで検索してみてください。天が人々に示しています。石ですら語っており、天が中共を罰しようとしているのです。党や団、隊の組織から脱退すれば、神仏のご加護を受け、平安が守られるでしょう」と相手に伝えました。相手は「そんなことは言わないでくれ。お前は私を裏切らせて党を離れさせようとしているんだな。私が何者か知っているか? 私は大佐だ」と言い、「君に平安を守ってもらう必要はない。我が家は代々佛を信じており、ずっと平安だ。離党の必要はない」と言い続けました。
ボランティアは「代々佛を信じてこられたなら、きっと善良なお方なのでしょう。あなたが大佐なら、中共がやってきた悪事もよくご存知のはずです。私が知っている以上にご存知かもしれません。平和な時代に8,000万人もの中国人が不自然な形で亡くなり、89年の天安門事件では武器を持たない大学生を虐殺し、1999年には法輪功を迫害し、生体臓器摘出まで行ってきましたよね?」と言いました。
大佐は、これらを全て知っていると答えました。ボランティアは「それなら、これほどの悪事を行ってきた中共と共にいる人は、良い人でしょうか、それとも悪い人でしょうか? 佛を信じる人なら、善悪の報いがあるのが天理だと知っているはずです。天は必ず中共を罰します。あなたは神佛を信じる一方で、無神論の党に命を捧げて拳を上げています。それは悪に手を貸すことであり、あなたがその代わりに責めを負う、いわば替え玉のような存在になってしまいます。そんなのは本当に割に合わないし、中共と一緒にいるのは、ご自身にとっても侮辱だと思いませんか?」と続けて言いました。
大佐はすぐに「おいおい、そう言われたら、私はあいつらと一緒にはいられないよ。じゃあ、離党手続きを頼むよ」と言いました。
無神論の中共組織を捨てたクリスチャン
あるとき、電話がクリスチャンの方につながりましたが、相手は三退について聞くや否や、いら立って「おいおい、今日もう君たちから3回も電話がきたよ。まだ終わらないのか?」と言いました。
ボランティアは「もう脱党しましたか? もしそうなら安心ですし、電話はもうかけませんよ」と答えました。
相手は「三退なんて必要ないよ。私はキリストを信じているから、平安はキリストが守ってくれる」と言いました。ボランティアは「お声がとても善良に聞こえますね。神を信じる人なら善悪の報いを知っているはずです。古代ローマが300年間クリスチャンを迫害したために4度の大疫病を招き、あの強大な帝国も灰燼に帰しました。ご存知ですよね?」と話すと、相手は「知っている」と答えました。
ボランティアはさらに言いました。「歴代の王朝で佛を修行する人々を迫害したところには、良い報いはありませんでした。中国の疫病も4年経っても収まらず、それは中共に向けられているのです。法輪功を迫害し、天安門で自作自演の焼身事件を起こして佛法を中傷したため、天災と人災が続いているのです」
相手は「私には信仰がありますので、こういったことにはあまり関心がありません」と言いました。
ボランティアは「信仰を変えろと言っているわけではありません。私たちはあなた方を尊重しています。あなたも神を信じて善い行いをする方で、私たちも真・善・忍のもとで善い行いをしています。ただ、江沢民が法輪功を迫害し、天安門の焼身自殺の偽事件を作り上げました。善人が善人を誤解することはありませんし、善人が佛法を誤解することもないでしょう。それに、中共の始祖であるマルクスは若い頃、サタン教に入信しており、反神主義者でした。もしあなたが中共という無神論組織に入っているなら、一方で神を信じ、一方で反神の組織に命を捧げるという矛盾した立場になってしまいます。いざ災難が起こるとき、あなたの信仰する神も手をこまねくことになり、助けることができないかもしれません」と続けて言いました。
相手が静かに聞いているのを見て、ボランティアはさらに話を続けました。「大洪水の中で、神を信じる人が取り残され、三度も救助が来たのに、神が自分を直接救うと信じていて、どれも断ってしまいました。結局、洪水に流されてしまったのです。死後、彼は神に『私はあなたを信じていたのに、なぜ助けに来てくれなかったのですか?』と問うと、神は『3回も人を送って助けようとしたのに』と答えました」
ボランティアはこう勧めました。「お兄さん、3回も電話がかかってきたのは、あなたに福があるからです。共産党に自ら命を捧げると誓った誓言を取り消して、無神論の中共組織から脱退しなければ、あなたの主も安心できないでしょう」
ボランティアの言葉を聞き終えた相手は、「あなたの言うことは一理ある」と言って、共産党の団と隊から脱退することに同意しました。ボランティアは彼に、三退のことを家族にも伝えるように勧めました。彼は「わかった、わかった」と何度も答えました。
中共の嘘を見抜き、外科医が離党
あるとき、ボランティアが電話をかけると、相手は自分が外科医であると話しました。ボランティアは「医師は人を救い、命を助ける素晴らしいお仕事ですね。でも、魂を救う方法があるのをご存じですか?」と言い、三退による平安の話を伝えました。そして「医療業界におられるので、生体臓器摘出の話をご存じですか?」と尋ねました。
相手は「聞いたことがあります」と答えました。ボランティアは続けて「これは人間がするべきことではありません。天はこれを許さず、中共を罰しようとしています。この共産党という組織は、党や団、隊のメンバーで成り立っているのです。私たち善良な人が、そのために命を捧げるのは、割に合わないですよ」と話しました。
ボランティアはさらに、天安門焼身自殺事件の数々の矛盾点を指摘し、「あなたは医師ですから、医学の観点から見て、劉思影ちゃんが気管を切開して4日後に記者にインタビューされ、話したり歌ったりしていたことが医学的にあり得ると思いますか?」と尋ねました。
この外科医は「それは医学の常識に反しますね」と答えました。
ボランティアは続けて言いました。「共産党はなぜ法輪功に罪をなすりつけるのでしょうか? 実は、共産党は昔から虚偽、悪意、闘争を繰り返してきたのです。当時、劉少奇という国家主席を打倒する際にも、一夜にして彼を裏切り者だと決めつけました。共産党は善良な人々を騙し、佛法への憎しみを植え付けようとしています。しかし、もし人々がその嘘を信じて佛法を憎むなら、未来はありません。天は今、善人を選んでいます。共産党組織に入ったときの誓いを無効にし、党や団、隊から脱退すれば、天からの加護を得られます。どうか法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいと覚えておいてくださ、。この言葉は、命を守るお守りです。全世界が法輪大法の素晴らしさを知っています。脱党されますか?」
医師は迷うことなく「脱党します!」と答えました。