11月、法輪功学習者64人の不当判決が判明(二)
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 【明慧日本2024年12月9日】(前文に続く)

 4、大連市の王建さんと楊淑玉さんに不当判決

 遼寧省大連市の学習者・王建さん(55歳男性)と楊淑玉さん(64歳女性)は2024年11月2日、甘井子裁判所で再び不当な裁判にかけられた。2024年11月末、王さんは懲役4年、楊さんは懲役3年の実刑判決を宣告されたことが分かった。王さん本人と弁護士は同時に高等裁判所に控訴した。

 王さんは大連銀行の元職員で、法輪功を学んだとして7年間拘禁されたことがある。

 2024年11月2日午後1時30分、甘井子裁判所で王さんと楊さんに対する裁判が開かれた。王さんは「この25年間の迫害の中で、すべての裁判官と検察官は事実、過去、現在、未来を直面しなければなりません」と述べた。

 王さんの父親・王雲亭さんは新型コロナ感染の流行中に亡くなった。生前、父親の王雲亭さんも学習者で、皆のために迫害を明らかにする資料を作っていたため、家にあるパソコンとプリンターはすべて父親の持ち物であった。甘井子検察庁はこれを利用して、王さんを迫害した。

 楊さんは大連市沙河口区錦綉団地に住んでいる。法輪功を学んだ後、心身ともに恩恵を受け、長年苦しんでいた胃の病気も治った。楊さんは正直で、親切で、周囲の誰もが知っている良い娘、妻、母であるが、法輪功を学んでいるとして、何度も連行され、拘禁されたことがある。

 5、黒竜江省の学習者5人に不当判決 姜学軍さんの家族は9万元を強要された

 黒竜江省綏芬河市の学習者・李鵬さん、王磊さん、申玉国さん、張忠さん、姜学軍さんら5人は2024年1月18日夜、綏芬河市の公安人員に連行され、拘禁された。10月29日、裁判所で裁判が行われた際、弁護人と弁護士が根拠に基づいて5人の無罪を主張したにもかかわらず、中共の裏工作と法輪功への迫害政策の実行により、5人の学習者はそれぞれ不当な判決を下された。李鵬さん、王磊さん、申玉国さんは懲役2年6カ月、張忠さんは懲役3年6カ月を言い渡された。4人は合計2000元の罰金を科された。

 姜学軍さんは懲役8カ月の判決を宣告され、罰金2000元を科された。姜学軍さんの家族は以前9万元をゆすり取られた。

 6、湖北省随州市の学習者4人に不当判決

 湖北省随州市の学習者・何卓君さん(59歳女性)、冷順昌さん(59歳男性)、彭華雲さん(72歳女性)、龔太清さん(67歳女性)は2023年8月3日夜11時頃、随州市公安局の警官に連行され、随州市留置場に1年以上拘禁された。2024年11月上旬、4人の学習者が今年9月、同市曾都区裁判所から不当な判決を宣告されたことがわかった。何卓君さん、冷順昌さんは懲役7年6カ月と罰金1万元を言い渡され、彭華雲さん、龔太清さんは懲役2年と罰金3000元を言い渡された。4人は湖北省高等裁判所に控訴している。

 7、河南省周口市の高齢者の顧学敏さんに懲役3年の不当判決

 河南省周口市に在住の学習者・顧学敏さん(82)は今年4月、淮陽区の親戚を訪ねている途中で人に法輪功迫害の実態を伝えた。そのため、淮陽国保の警官に連行され、家宅捜索され、罪を着せられた。10月8日、淮陽区裁判所は裁判を行い、顧さんに懲役3年、罰金1万元の判決を言い渡した。

 顧さんはかつて周口地区教育委員会、政法委員会、対外貿易糧油会社に勤めていた。実務能力があり、勤勉で仕事に献身的で、数十年連続して優秀職員として選ばれ、多くの栄誉証書が授与された。しかし、顧さんは頭痛、五十肩、気管支炎、頸部、腰部、両膝の骨増殖症などの病気に苦しんでいた。1996年5月、顧さんは法輪功が病気を治せると聞き、法輪功を学び始めた。以来、すべての病気が完治した。

 1999年7.20、中共の江沢民集団による法輪功への迫害が始まった。その後、顧さんは真・善・忍の信念を放棄しないとして、中共当局に繰り返し迫害され、尾行・連行・拘禁され、労働教養を3回強いられ、実刑判決を言い渡された。顧さんの夫(周口市宗教局副局長)は度重なるショックを受けたため、重病を患い、やがて植物人間となり、亡くなった。

 8、黒竜江省の女性教師・劉本芝さんに懲役2年6カ月の不当判決

 黒竜江省牡丹江市林口県の学習者・劉本芝さんは2023年5月11日、法輪功の資料を配布したとして警官に連行され、拘禁された。その後、「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで釈放された。2024年11月中旬、劉さんは地元の裁判所から懲役2年6カ月半の実刑判決を言い渡され、現在は牡丹江市に拘禁されていることが分かった。

 劉さんは教師であるが、法輪功を学んでいるとして、20数年間、何度も中共当局に迫害された。

 9、甘粛省白銀市の馬祖福さんに再び不当判決

 甘粛省白銀市景泰県の馬祖福さん(60歳男性)は、法輪功を学んでいることを理由に、懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡された。今年11月4日に蘭州刑務所に移送された馬さんは、健康状態が心配される。

 馬さんは白銀市景泰県の中学校の優秀な国語教師であった。1998年に法輪功を修煉し始め、真・善・忍の原則に従って良い人を目指していたので、心身ともに恩恵を受けた。

 中共による法輪功への残酷な迫害の中で、馬さんは自分の信念を貫いたとして、何度も連行され、拘束され、二度にわたり労働教養を強いられ、甘粛省第一労働教養所に拘禁された。2014年7月、馬さんと妻の郝国芳さんは警官により連行された。その後、馬さんは迫害を避けるために家を離れた。

 それから10年後の2024年7月13日、馬さんは蘭州市安寧区の借家から警官に連行され、白銀市の景泰県留置場に拘禁された。景泰県留置場で、馬さんはひどく迫害され、動悸、意識が朦朧とした状態が現れ、歩行困難になった。

 2024年8月6日、馬さんは地元の裁判所で不当な裁判を受け、懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡された。

 10、河南省女性教師・魏淑燕さん 冤罪で極度に衰弱

 河南省許昌市の学習者・魏淑燕さん(61)は、地元の国保警官に連行されて4カ月以上が経った。2024年11月中旬、魏さんは許昌市魏都区裁判所から不当に懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡され、控訴していることが判明した。魏さんは現在、許昌市留置場に拘禁されており、極度に衰弱し、出血し、ヘモグロビンが非常に少なく、歩くことも困難になっている。

 魏さんは以前、新疆ハミ市の石油基地二校の元教師である。1998年夏に法輪功を修煉し始めた後、真・善・忍の原則に従って自分に厳しく要求し、すべての生徒に親切に接し、特に片親、知的障害、身体障害を持ち、他人から見下されている生徒を大切にした。魏さんは良心的かつ勤勉に働き、優秀な教師または先進的な教育従事者として表彰された。ある校長は、「学校のすべての教師があなたのようであれば、私の仕事はとてもやりやすくなる」と魏さんのことを絶賛した。

 中共による法輪功への迫害の中で、魏さんは何度も連行され、拘禁され、労働教養を強いられ、不当な判決を受け、新疆女子労働教養所と新疆女子刑務所で累計8年以上も不当に拘禁された。刑務所で、魏さんは法輪功をやめないとして、独房に閉じ込められ、受刑者から激しい暴行を振るわれるなどの残酷な拷問を受けた。迫害に抗議するため断食を行ったが、無理やりに灌食され、口の中には5本の歯しか残っていなかった。刑務所は魏さんの拘禁期間を1年6カ月延長した。迫害された結果、魏さんは下肢が麻痺し、釈放された時には家族に車椅子で連れ戻された。家で法輪功の本を読み、煉功を通じて回復した。

 (完)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/5/485790.html
 
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