神韻アトランタ皮切り公演 テロの脅威にさらされる
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 【明慧日本2024年12月14日】(明慧記者)神韻芸術団の2025年度世界ツアーが今月、アメリカ・ジョージア州の州都にあるアトランタ交響楽団ホールでの公演を皮切りに開幕する。同公演の主催者であるアトランタ法輪大法学会が12月11日の水曜日に発表した内容によると、彼らは同公演に参加する観客を大量射殺するという脅迫メールを受け取ったという。

 脅迫は中国50セント部隊、親共派、さらには中共の工作員によるものと見られる

 メールのスクリーンショットを見ると、脅迫者はメールのタイトルで「アトランタ交響楽団ホールでの神韻公演は攻撃される!」と書かれている。このメールは12月11日の午前7時25分に送信され、「アトランタ交響楽団ホールで神韻公演を行えば、必ず会場に突入して全員を射殺する!」と書かれており、メールの中には拳銃、数十発の弾薬、そして短長二つの弾倉の画像も添付されていた。メールの署名はチベット語で「ラマ14世」と記されており、送信元のメールアドレスは「twwar888888@gmail.com」となっている。

 インターネット・データの調査証拠によると、この「twwar888888@gmail.com」の所有者は、中国語を話す「管忠犬」を名乗る人物であることが判明した。ネット上では、このメールアドレスの使用者は中国系であることが示されている。彼(彼ら)は、アトランタ公演を脅迫する際には繁体字を使用し、また中共による臓器収奪の実態を暴露するドキュメンタリー『国家の臓器』の上映を脅迫する際には、中国本土で使われる簡体字を使用していた。これらの行動は、中国本土からの50セント部隊、親共派、あるいは中共の工作員によるものではないかと疑われている。

图1:神韵二零二五年度全球首演的北美剧场——亚特兰大交响乐厅近日遭受恐怖袭击的威胁。图为威胁邮件的截图。(美国亚特兰大法轮大法学会提供)

脅迫メールのスクリーンショット画像(米国アトランタ法輪大法学会提供)

图2:“twwar888888@gmail.com”邮箱的拥有者是一位讲中文、自称的名叫“管忠犬”的人。图为网络截图。(美国亚特兰大法轮大法学会提供)

「twwar888888@gmail.com」のメールアドレスの所有者は、中国語を話し、「管忠犬」と名乗る人物である(米国アトランタ法輪大法学会提供)

 アトランタ法輪大法学会「劇場脅迫は孤立した行為ではない」

 アトランタ法輪大法学会の執行主任・孫大坤氏は、アトランタで受けたテロ攻撃の脅威に衝撃を受けており、最近の神韻に対する訴訟と今回の劇場脅迫は偶然ではなく、いずれも中共が法輪功団体に対して行う国際的な迫害の一環であり、容認できないと述べた。同氏は、アトランタの法輪功学習者は各政府機関に事実を伝え、中共の悪辣さを知らせ、アメリカ政府に調査を求め、こうしたテロの脅威と正当な信仰に対する迫害を止めるように要求すると語った。

 孫氏によると、学会はすでにアトランタ警察署(APD)とアメリカ連邦捜査局(FBI)に正式に報告しており、現在警察の調査結果を待っているという。FBIの担当者は、このようなテロ予告を非常に深刻に受け止めており、詳細な調査を開始したことを明らかにしている。

 神韻の公演は、卓越した中国古典舞踊の技術に、東西の伝統音楽の精髄を融合させたオリジナル音楽、そして生き生きとしたバックスクリーンを通じて、壮大な中国伝統文化を披露している。この公演は「世界一のショー」と称され、アトランタをはじめとする世界中の社会的名士やエリートたちを魅了し、多くの観客は神韻が伝える価値やアーティストたちの卓越した技術に感銘を受けている。

 しかし、今年の夏以降、海外のソーシャルメディアでは突然、神韻芸術団と法輪功に対する中傷が広まり、ニューヨーク・タイムズ紙も法輪功を攻撃する記事を連載した。これらの動きの背後には、最近明らかになった中共による国際的な迫害の内幕が関係しているとされている。

 最近では、元中共公安内部関係者が大紀元に対して、中共の新しい国家安全部長・陳一新が政治的な利益を得るために、海外で法輪功への迫害を強化する陰謀計画を立てたことを明かした。暴露された内容によると、今回の中共による法輪功、神韻、大紀元メディアに対する迫害の手段は、1999年に江沢民元党首が法輪功に対して行った「肉体を消滅させ、名誉を腐敗させ、経済を断絶させる」という集団絶滅的な迫害手法に非常に似ているとされている。

 海外で中共は肉体的な消滅を実現できないものの、法輪功学習者に対しては引き続き脅迫や威嚇を行っている。経済的には完全に断絶することはできないが、法律訴訟や経営者への脅迫などの悪辣な手段を用いて、法輪功学習者に経済的な圧力をかけている。名誉に対する攻撃については、中共が裏でその海外の代理人や同盟者を操り、名誉を汚すための活動を行っているのが実情である。

 前回の暗躍者らはアメリカの裁判所で有罪判決を受けた

 ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所のネルソン・S・ロマン判事は2024年11月19日、中共のスパイ・陳軍に対し、懲役1年8カ月の有罪判決を言い渡した。共犯・林峰はすでに9月26日にロマン判事から懲役16カ月の有罪判決を受けていた。彼らは昨年5月にアメリカで逮捕され、中共の指示のもと、アメリカの法輪功学習者に対する迫害計画に関与したとされている。

 検察官のウィリアムズ氏は、「陳軍は中国(中共)政府と共に法輪功に対して嫌がらせ、脅迫をしました。法輪功は中共が長年にわたって迫害してきた対象です」と述べた。

 71歳の陳軍は中華人民共和国出身。44歳の林峰は中国国籍を持ち、カリフォルニア州ロサンゼルスに住んでいる。法輪功に対する弾圧運動の一環として、陳軍と林峰は中共政府の指揮の下、アメリカ国内で行われていた計画に関与していた。この計画では、アメリカの国税庁の内部告発プログラムを操作し、法輪功学習者が運営する神韻芸術団の免税資格を奪おうとした。

 2017年、河南省党委員会の漏洩した文書は、神韻の「本部」である龍泉寺をターゲットにするよう指示した。法輪功に言及する際、この文書は次のように命じている。「海外の核心メンバー、基地、外国の政治家をしっかりとターゲットにし、彼らに対する打撃と分断の戦略を精緻に組織せよ」

 中共は、神韻の公演を中止させることを目的として、劇場に虚偽の爆弾脅迫を送り、また神韻のバスのタイヤを切り裂いて高速道路上で事故を起こそうとしたり、中国国内にいるアーティストたちの家族を脅迫し拘禁したりするなど、あらゆる手段を用いて神韻の公演を妨害してきた。

 今回発生した「管忠犬」の暴力的な脅迫を見ると、陳軍と林峰が入獄し罰金を科された判決は、アメリカで一定のスパイ・暴力団システムを確立している中共のならず者に対する十分な警告と抑止力になっていないことが明らかである。

 神韻の公演は予定通り開催される

 孫大坤氏は、アトランタでの神韻2025年世界ツアー皮切り公演は妨害されることなく、予定通り実施されると述べた。現在、公演のチケット販売と準備作業は順調に進んでおり、アトランタでは12月23日に神韻2025年世界ツアーの初回公演が行われる。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/13/486072.html
 
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