重慶市の段在英さん 控訴棄却も異議申し立て
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 【明慧日本2024年12月15日】(重慶市=明慧記者)重慶市の法輪功学習者・段在英さん(75)は2024年9月、重慶九龍坡区裁判所から不当に懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、即時控訴した。最近、重慶市第五高等裁判所により控訴を棄却され、段さんはすでに刑務所に拘禁されたことが分かった。段さんの家族は不当な判決を不服として、引き続き重慶高等裁判所に申し立てを行った。

 段さんは2023年12月20日、巴南区界石鎮で人々に法輪功迫害の実態を伝えていた時、警官に連行され、当日の夜に自宅に解放された。12月28日、巴南区国内安全保衞部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官は段さんを連行し、界石鎮留置場に拘束した。その後、国保は九龍坡区検察庁と結託して段さんを九龍坡区裁判所に起訴した。2024年6月5日、九龍坡区裁判所は段さんに対する裁判を行い、その後9月26日に懲役3年6月の実刑判決を下した。

 段さんは直ちに重慶市第五高等裁判所に控訴したが、最終的に二審の裁判官は事実を無視し、原判決を維持した。段さんの家族は判決を不服として、重慶最高裁判所に訴状を提出した。

 段さんは信念を貫いたとして、何度も迫害される

 段さんは1998年に法輪功を学び始め、わずか数カ月ですべての病状が良くなった。1999年に中国共産党が法輪功を迫害して以来、段さんは何度も嫌がらせや家宅捜索を受け、連行され、労働教養所に3回送られ、不当な判決を4回言い渡され、累計15年6カ月間拘禁された。

 1999年12月、段さんは法輪功の無実を訴えるために北京へ行き、平和的に陳情を行ったが、連行され地元に戻され、巴南区留置場に1カ月間拘禁された。

 2000年8月、段さんは610弁公室の関係者に連行され、巴南区の洗脳班に1カ月間拘禁された。

 2001年1月30日の夜、段さんは法輪功に関する横断幕を掲げていたとして、自宅で南泉派出所の警官に連行され、懲役3年の実刑判決を宣告された。2004年の春に冤罪を終えて帰宅した。

 2004年2月1日、段さんは法輪功の資料を配布したとして、政府のデマの宣伝を信じた人に通報されたため、警官による家宅捜索を受けた。迫害を避けるため、家を離れて1年以上放浪生活を余儀なくされた。

 2005年8月15日、段さんは重慶市の菜園壩駅で人々に迫害の実態を伝えていたところ、菜園壩派出所の警官に連行され、1年6カ月の労働教養を強いられ、楠木寺労働教養所に送られた。2007年頃に解放された。

 2007年12月下旬、段さんは村の役員に連行され、巴南区留置場に拘束された。その後、2年間の強制労働を宣告され、重慶女子労働教養所に拘禁された。2009年末に帰宅した。

 2011年2月27日、段さんは法輪功の資料を配布したとして警官に連行され、その後重慶市の女子労働教養所に送られ、2年間にわたり迫害を受けた。2013年2月に釈放された。

 2014年10月22日、段さんは巴南区610弁公室の関係者に連行され、家宅捜索を受け、「三書」への署名を強要された。

 2015年4月23日、段さんは巴南区公安局、610弁公室、および地域総合管理事務所の関係者による嫌がらせを受けた。同年11月7日、市場で人々に迫害の実態を伝えていたところ、再び警官に連行され、不当な尋問を受けた後解放された。

 2016年4月7日、段さんは自宅にやって来た地元の警官から嫌がらせと脅迫を受けた。同年7月21日夜、巴南区国保の警官に連行され、巴南区留置場で1カ月以上拘禁された。

 2017年7月7日午後、段さんは迫害の実態を人々に伝えていたところ、土橋派出所の警官に連行され、懲役 1 年6カ月の実刑判決を言い渡された。2019年1月6日に解放された。

 2019年4月27日、段さんは友人の家を訪問した際、警官に連行され、土橋派出所で10時間以上拘束された。段さんを監視するため、警官は段さんが住んでいるマンションに監視カメラを設置した。

 2021年4月29日、段さんは再び警官らに連行され、九龍坡区裁判所から懲役2年の実刑判決を言い渡された。2023年4月28日に帰宅した。

 2023年12月20日、段さんは界石鎮市場で農家に迫害の実態を伝えたとして、人に通報され、警官に連行された。2024年9月26日、段さんは九龍坡区裁判所から懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/26/485455.html
 
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