【明慧日本2025年1月1日】山東省済南市長清区平安鎮の新里村に在住の法輪功学習者・李吉娥さん(78)は、2024年8月に平安鎮の警察に連行されて済南市留置場に拘禁され、濡れ衣を着せられた。12月10日、済南市長清区裁判所で不当な裁判を受けた。
2024年8月7日午前10時ごろ、平安鎮派出所の警察官4人が李さんの自宅に押し入り、家宅捜索を行い、法輪功創始者の写真と法輪功の関連書籍などの所持品を押収した。当時、家にいた唯一の高齢者・李さんを盗賊のように連行した。
当日の昼、家族が家に帰ると、李さんの姿がなく、法輪功の創始者の写真もなく、本棚の法輪功の本もなく、李さんの服もベッドのシーツもすべて破れていた。午後1時頃、平安鎮の派出所の所長は家族に電話をかけ「李さんを連れていった」と言い「家にある本を全部探し出し、その場で処分し、一冊も残すな」と言った。夜、家の前には車が何台も停まっていて、ドアの前には制服姿の警察や私服警察が何人も立っていた。
その後、李さんは2月に自宅近くの駐車場に停めてあった車に法輪功の無実が書かれた資料を置いたとして通報されたことが明らかになった。
李さんは不当に逮捕されると、済南市仲宮留置場に拘禁され、そこで濡れ衣を着せられた。
済南市長清区裁判所は、2024年12月10日午前9時、第2法廷で李さんに対する裁判を行う予定の連絡があった。
明慧ネットの不完全な統計によると、2023年、山東省では、少なくとも1713人の法輪功学習者がさまざまな迫害を受け、16人が迫害されて死亡、149人が不当判決を受け、776人が連行され、425人が家宅捜索(ボディーチェックを含む)をされ、414人が拘束され、582人が嫌がらせを受け、31人が放浪生活を余儀なくされた。さらに61人が洗脳班に入れられ、136人が保釈されたが、122人が経済的迫害(裁判所による罰金、警察による恐喝や押収、年金や業績給からの違法な天引きなど)を受けた。