吉林省の苑俊豊さんに不当判決
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 【明慧日本2025年1月2日】吉林省楡樹市(ゆじゅし)在住の法輪功学習者・苑俊豊さん(男性)は、最近、法輪功を実践したとして徳恵市裁判所に懲役1年の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。苑さんは1997年に法輪功の実践を始めた。すぐにギャンブル、飲酒、喧嘩などの多くの悪習をやめた。

 事件の経緯

 2024年6月28日、苑さんと妻の侯麗華さんは、家族経営の店で市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行され、店と倉庫は家宅捜索された。2人は同日午後9時頃釈放された。

 9月12日、苑さんは国保の警官から電話を受け、事件に関する書類に署名するため出頭するよう命じられた。出頭したところ、連行され、留置所に連行された。苑さんの家族は最近、徳恵市裁判所が苑さんに懲役1年の不当判決を言い渡したことを確認した。しかし、起訴、裁判、判決の詳細は不明である。刑務所に移送されたかどうかも不明である。

 過去に受けた迫害

 1999年に迫害が始まった後も法輪功を学び続けたため、苑さんは何度も標的にされ、13年以上も拘禁された。

 2001年7月14日、苑さんは土橋鎮派出所の警官に連行され、15日間拘留された後、飲馬河強制労働収容所に連行され、1年間の刑に服した。

 労働収容所での刑期中、警察は苑さんを舒蘭市留置場に連行し、尋問した。警察は彼の背中を小白龍(プラスチック製の白い管)で鞭打った。警官の1人は「何も言わなくても、刑罰は科せられる。拷問して少しずつ苦しませてやる」と言った。

 苑さんは迫害に抗議するため、28日間ハンガーストライキを行った。警官らは苑さんに過剰な塩分を含むトウモロコシのペーストを強制的に食べさせ、正体不明の薬物を注射した。苑さんの口は残忍な強制給餌によって傷つき、大量に出血した。警官は彼の顔を踏みつけ、「いつまで耐えられるか見てみよう」と言った。

 その後、苑さんは労働収容所での1年間の刑期が終わる前に懲役4年の不当判決を受け、2002年4月15日に長春市の鉄北刑務所に移送された。服役中、警察は他の学習者の刑期を短縮すると約束して、他の学習者に関する情報を漏らさせようとしたが、苑さんは従わず、楡樹市留置場に再び連行された。さらに15カ月の拘禁後、最初の4年間の刑期がまだ終わっていないにもかかわらず、懲役11年の判決を受けた。苑さんは吉林省第二刑務所に移送された。

 苑さんは3つの留置所、2つの拘置所、1つの強制労働収容所、2つの刑務所で13年4か月を過ごした後、2014年12月13日にようやく釈放されたが、苑さんの視界はぼやけ、片方の足はもう片方より太くなっていた。背中に重度の損傷があり、重労働はできなかった。長時間座っているだけでも激痛が走った。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/12/486021.html
 
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