濁世の中の清流 欧州の若い法輪功学習者が師父に感謝
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 【明慧日本2025年2月3日】2025年の旧正月を迎えるにあたり、ヨーロッパの若い法輪功学習者3人が、修煉を始めることができた喜びや修煉の体験を分かち合い、師父の慈悲なるご加護に感謝した。

 17歳の指揮者:悔しさから自信へ

 ドイツの若い学習者ビンディさんは、ヨーロッパ天国楽団の小太鼓奏者兼指揮者である。彼女が指揮棒を振りながら楽団の先頭を歩く姿は、自信に満ち、堂々としており、とても17歳の高校生とは思えない。楽団の活動は、ヨーロッパ各地の都市で行われている。パレードの休憩時間には、他の若い学習者たちと一緒に楽しく街を散策したり、タピオカミルクティーを飲んだり、ピザを食べたりしている。彼女が元気いっぱいに飛び跳ねる姿を、いつも周りの人々は目にしている。

图1:十七岁的彬迪感恩师尊

師父に感謝する17歳のビンディさん

 12歳のとき、ビンディさんは天国楽団の一員となり、小太鼓を演奏している。そして、15歳から楽団の指揮者になった。ほとんどのパレードは2時間以上演奏が続き、身体の痛みは彼女を泣きそうにさせるほどだった。しかし、それ以上に彼女を打ちのめしたのは、楽団のメンバーから「指揮の動きが不明瞭」「リズムがずれている」などの指摘を受けたことだった。彼女はとても悔しく、不公平だと感じた。心の中の葛藤が表情にも表れ、いつもの無邪気で明るい笑顔が消えた。

 冷静になった後、ビンディさんは自分が修煉者であることを思い出し、不快な出来事に直面したときこそ法理で問題を見るべきだと考えた。そして、「心が不安定になり、不公平に扱われたと感じるのは、私が批判を受け入れられるかどうか、そしてどのように自分を向上させるかを試されているのではないか」と思った。彼女は自分の不足を振り返り、技術の向上に集中することにした。不満を放下することで、再び軽やかで前向きな気持ちを取り戻した。その後のパレードでは、仲間たちから彼女の成長をよく褒められるようになった。

 同世代の若者の間では、お酒を飲んだり、タバコを吸ったり、さらには大麻に手を出すことも珍しいことではない。しかし、彼女はそれらに全く興味がなかった。彼女は4歳のときから両親と一緒に修煉を始めていたため、「自分の身体や精神に害を及ぼすものは必要ない」とはっきり理解していた。お酒やタバコを拒んだことで、クラスメートから「つまらない」「カッコよくない」と思われたこともあったが、彼女は決して自分の信念を曲げなかった。ビンディさんは、「毎回自分の意志を貫くたびに、特別な感覚があり、自分が正しいことをしていると分かるから、気分がすごく良くなるのです」と語った。

 彼女は学校の遠足の際に起きた出来事を振り返った。何人かの男子生徒が冗談のつもりで、こっそりと彼女のコーラに酒を混ぜた。彼女は知らずに一口飲んでしまった。これが彼女にとって最初で最後の飲酒経験だった。その時、彼女は真剣な態度で「私は信念としてお酒を飲まない。だから、私の選択を尊重してほしい」とクラスメートに伝えた。それを聞いた男子生徒は自分たちの過ちに気づき、彼女に謝罪した。それ以来、クラスメートは彼女が酒を飲むかどうかを気にすることなく、彼女の信念を尊重するようになった。

 ビンディさんが同年代の人たちを超える自信を持っていることについて、彼女は、「これは私の信仰に基づくものです。法輪大法は、真・善・忍に従って正しいことをするように導いてくれます。そうすれば、解決できない問題は何もありません」と述べた。

 新年を迎えるにあたり、ビンディさんは心から師父に感謝の気持ちを語った。「私の喜びと感謝の気持ちは言葉では表せません。師父は私たちを弟子として導き、修煉の道を歩ませてくださいました。師父は弟子のためにあまりにも多くのことを耐えてくださいました。それを思うと、自分の生活がどれほど快適で楽であるかを改めて感じます。そして、私は修煉の道での困難や執着を克服しなければならないと強く思います。私は、師父の慈悲とご加護に心から感謝いたします」

 改心した問題少年

 医学を専攻している大学生のボナさんはクロアチア出身で、背が高く、いつも笑顔を絶やさず、おしゃべり好きである。一見すると、かつて「問題児」だったとはとても想像できない。彼は家族の中で同世代の中では最年長であり、両親にとっては一人の子供にしか過ぎなかった。そのため、小さいころから大切に育てられてきた。しかし、現代社会の影響や親族の期待の中で、思春期を迎えると彼は反抗的になり、家族の愛情を束縛と感じるようになった。そして、次第に両親との会話を避けるようになり、パーティー、飲酒、喫煙、さらには薬物に溺れていった。人生に対しても失望を抱くようになっていた。

 ボナさんが大学入試の前夜、親しい友人が彼に『轉法輪』を贈った。読んでいるうちに、これまで感じたことのない穏やかさと温かさを覚えた。煉功を通じて、かつて運動中に負った背中の怪我の痛みがなくなった。修煉を始めてから、彼はすべての悪い習慣を断ち切り、人生や家庭に対する認識が一新された。彼は、「法輪大法を学んでから、人を理解し、できる限り寛容であろうと努力することを学びました。次第に性格も変わり、より穏やかで自制心のある人間になりました」と語った。

图2:克罗地亚的博纳感恩师尊

師父に感謝するボナさん

 修煉を始める前、ボナさんは母親が開いてくれた18歳の誕生日パーティーにまったく感謝せず、さらには祖母を怒らせてしまった。しかし、修煉を始めた後、彼は全く雰囲気の異なる19歳の誕生日パーティーを開いた。家族から20~30人を招待し、準備の際には母親を手伝って部屋を飾りつけ、食べ物や飲み物の用意までした。パーティー当日、ボルナさんは笑顔で玄関に立ち、親族を迎え入れ、会話を楽しみながら和やかなひとときを過ごした。彼にとって、ホスト役を務めるのはこれが初めての経験だった。お別れの際には、心からの愛情を込めて一人ひとりと抱擁を交わした。

 自分自身の変化について、ボナさんは感謝の気持ちを込めてこう話した。「修煉の過程で、私は多くの恩恵を受けました。これらすべては李洪志師父の教えのおかげです。師父が私を変えてくださり、より良い人間に、そして他者を思いやることができる人間にしてくださいました。旧正月に際して、私は師父に心からの敬意と感謝の意を表し、新年のお祝いを申し上げます。師父、ありがとうございます! 新年おめでとうございます!」

 オランダの学習者:法輪大法の中で成長する

 オランダに住む熙瑩(シーイン)さんは、昨年から大学で会計学を専攻している。彼女は法輪功を修煉する家庭に生まれ、幼いころから両親と共に修煉している。しかし、中共が1999年に中国本土で法輪功への迫害を開始したため、彼女が9歳の時、家族3人でオランダへ移住することになった。幼少期に故郷を離れるという辛い経験をしたが、熙瑩さんの顔にはいつも純粋な笑顔が絶えない。「幼い頃から、父も母も法輪大法の基準に従って私を教育してくれました。伝統的な価値観を大切にし、神が遺した方法で生きるように教えてくれました」と話した。

 熙瑩さんは深く信じている。「人は本来の自分に戻るために生まれてきたのであり、人として生きるのは修煉するためです。そして、師父と共に衆生を救うことが使命なのです。私は幼い頃からこれを疑ったことはありませんし、今でもその信念は揺るぎません。これからもさらに努力して、より良く修煉していきたいと思っています」

图3:从小在大法中成长的熙莹感恩师尊

幼いころから法輪大法の中で成長し、師父に感謝する熙瑩さん

 熙瑩さんは12歳のときに笛を学び始め、14歳で天国楽団のメンバーになった。経済的な理由から、両親は彼女に付き添って活動に参加することができなかったが、彼女は他の学習者たちと共に歩み続けた。天国楽団の活動はヨーロッパ各国に広がっており、熙瑩さんは旅慣れたメンバーの一人となった。3カ国語を話せる彼女は、移動の際に地図アプリで道を調べたり、レストランを探したり、買い物をする際にも積極的に手伝っている。どんな場面でも、彼女の優しく明るい笑顔が周囲を和ませている。その語学力と行動力から、熙瑩さんは楽団の頼れる通訳となり、メンバーの間でも欠かせない存在となっている。

 熙瑩さんは、「もし私が法輪大法を修煉していなかったら、今の世間の人々と同じような価値観を持っていたかもしれません」と話した。彼女は絵を描くことが大好きだが、芸術の授業では、現代派の歪んだ美的感覚や混乱した表現が主流となっていることに違和感を覚えている。ある日、現代美術の展覧会を訪れた際、先生が「画家の描いたときの心情や動機を感じ取ることが大切だ」と説明した。しかし、彼女が目にしたのは、ただ無秩序に引かれた線や無造作に塗りたくられた色彩ばかりだった。

 先生は、「この作品は、画家の悲しみや苦悩を表しており、画家は意識がはっきりしない状態で描いたのです」と説明した。当時、彼女は「なるほど」と思いながらも、作品が放つ暗い雰囲気に疑問を抱いた。なぜこれが芸術なのか? なぜ歪んだ顔や、無意味な落書き、廃材のようなものが有名な美術館に展示されているのか? これに対して熙瑩さんは感慨深げに、「法を学び、師父の法理から答えを見つけようとしました。私たちは人間の神聖な一面を描くべきであり、自分の不適切な状態を表現するために、芸術を使うべきではないと分かりました」と言った。彼女は、真の芸術とは神聖さと美を表現するものであり、修煉者として正しい価値観を持ち、真の美を追求していくべきだと強く感じた。

 現代社会のさまざまな問題に直面しながら、熙瑩さんは、「もしすべての人が『真・善・忍』の基準で自分を律することができれば、社会の道徳は大きく向上し、今のような混乱はなくなるでしょう」と話した。

 新年を迎えるにあたり、熙瑩さんは心から師父に感謝し、新年のご挨拶をした。彼女は両手を合わせ、「師父、新年おめでとうございます。私のために尽くしてくださったすべてに心から感謝いたします。師父、お疲れ様です」と感謝の言葉を贈った。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/27/489538.html
 
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