ポーランドの修煉者 心身の健康を助ける一冊の本
■ 印刷版
 

 【明慧日本2025年3月1日】『轉法輪』は法輪大法の主要な著作であり、1995年に中国で出版され、原著は中国語で書かれているが、法輪大法が世界各地に急速に広まることの障碍とはならなかった。その「真・善・忍」の原則はさまざまな民族の人々の心に響き、多くの人が修煉の道を歩み始め、彼らの生活を改善している。

 2007年、ポーランドの法輪大法学習者(以下、学習者)は初めて『轉法輪』をポーランド語に翻訳した。2017年には、この訳本の修訂作業を進め、最終的に2018年に第二版が完成した。『轉法輪』には奥深い修煉の法理と精神的な内涵が含まれているため、翻訳チームはその真の意味を正確に伝えるために何度も推敲を重ねた。現在、ポーランドの学習者にとって『轉法輪』を読むことが日常生活の重要な一部となっている。

 不思議な病の治癒の答えを見つける

 法輪大法を修煉する前のトマシュさんは長年にわたり偏頭痛に苦しんでいた。その激しい痛みは彼を失神させるほどで、光に対する過敏症や嘔吐を伴うことも頻繁にあった。鎮痛薬も効果がなかったという。トマシュさんはこう振り返った。「何度か薬物治療を試しましたが、すぐにほとんど効果がないことに気付き、私の苦しみを本当に和らげることはできませんでした。そこで、薬の服用をやめることにしました」

 さらに落胆したのは、医師たちが彼の病因を特定できなかったことでした。トマシュさんは「私はあらゆる検査を受けました。CTスキャンでの検査も受けましたが、心配していた脳腫瘍はなく、他の脳の異常も見つかりませんでした。それを知ったとき、私は衝撃を受けました。なぜ現代医学では私の病気の原因を説明できないのか? なぜ私の体は一見正常なのに、こんなにも苦しむのか? どの医師も私の状態を本当に理解することができませんでした」と語った。

 トマシュさんは幼い頃から精神的な修煉に興味を持ち、さまざまな修煉の道を探求していた。2019年のある日、同僚とスピリチュアルな話題について語り合っていたところ、その同僚がトマシュさんに『轉法輪』を手渡した。ちょうど休暇に出かける予定だった彼は、その本を持っていくことに決め、飛行機の中で読み始めた。

 トマシュさんは「『轉法輪』を開き、数ページ読んだところで、長年私を悩ませていた問題の答えが分かりました。これは私がずっと探し求めていた修煉の道であり、私はこの道を確固たる決意で歩んでいこうと思いました。それまで私の認識を妨げていた何かが、一瞬で取り払われたように感じたのです」と述べた。

'图1:托马什(左一)在弘法活动中和路人讲<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>'

人々に法輪大法を紹介し、中国共産党による法輪功迫害の実態を伝えるトマシュさん(左)

 李洪志先生の書籍『轉法輪』を読むことで、トマシュさんは、人間の苦しみや病気の本当の原因は、過去に悪いことをして生じた業力によってもたされていることを理解した。なぜ医学的検査では異常が見つからないのに、自分はこれほどの痛みを感じるのか、その答えが突然わかったのである。

 彼は、苦しみから解放される最も根本的な方法は、自らの道徳水準を向上させ、業を生む行為をやめることだと悟った。そして、ネガティブな思考や感情を放下し、「真・善・忍」の原則に従って自分を律することを実践し始めた。すると、驚くべき変化が現れた。

 トマシュさんは「法輪大法を修煉してから、私は完全に偏頭痛から解放されました。修煉を始めて以来、健康状態が大幅に改善されました」と話す。彼は続けて「以前の私は傲慢で短気な性格で、心の中には常に怒りがあり、他人に対して否定的な考えを抱くことが多かったのです。しかし、『轉法輪』を学び続けることで、そうしたネガティブな思考が徐々に取り除かれていきました。今では、以前のように焦ることもなくなり、他人に対しても否定的な感情を抱くことがなくなりました。むしろ、より理性的になったと感じています」と話した。

 自分の科学に対する認識を変える

 モニカさんは幼い頃から体が弱く、風邪や副鼻腔炎、喘息、高血圧、心拍異常、バレット食道病など、健康上の問題が次々と現れた。成人後も、これらの病気は彼女の身近にあり続け、彼女は頻繁に医師の診察を受け、長期間にわたり薬物に依存して体調を維持していた。

 彼女はこう振り返った。「ある年、私はいろいろな専門医の診療所を渡り歩いていました。ほとんど毎週、医師のもとに通っていたと言っても過言ではありません。毎日3回、大量の薬を服用する必要がありました。外出するたびに、『万が一』のために薬を持ち歩いていました」。モニカさんは続けてこう話した。「私は昔、ずっと科学を信じていて、西洋医学以外に私を助ける方法はないと信じていました」と言った。そのため、長い間、彼女はこれが自分が得られる最良の結果だと思い込んでいた。病状はコントロールできるものの治癒することはなく、モニカさんは「生涯」薬を服用し続けるという現実を次第に受け入れるようになった。

 2015年、モニカさんは法輪大法に出会った。『轉法輪』を読んだ後、彼女の病気に対する認識は大きく変わり、品性の改善に取り組み始めた。その結果、彼女の健康も改善し始めた。彼女の体調は明らかに良くなり、薬を徐々に減らす準備が整えた。モニカさんは「高血圧の薬は、段階的に減らしていかなければならないことを覚えています。私は熱心な医師の友人にお願いして、詳細な減薬計画を立ててもらいました。驚いたことに、薬を服用していた期間は体調が逆に悪化したのに対し、薬をやめた日には体調が明らかに良くなりました」と述べた。

'图2:莫妮卡在弘法活动中发真相资料'

法輪大法の活動で資料を配布すするモニカさん

 それ以来、モニカさんはもはや薬を服用する必要がなくなり、「こんなに健康を感じたことはなかった」という。彼女はまた、法輪大法を修煉し始めてから、自分の考え方がより開かれ、寛容になり、生活の中で多くの恵みに感謝することを学んだとのこと。彼女は、科学では説明できないようなものも含めて、人生に与えられた多くの贈り物に感謝している。

 彼女は「徐々に、『轉法輪』を学び続けることで、私の生活に奇跡が起こり始めた。私の生活は、個人、家庭、人間関係、そしてキャリアの発展に至るまで、すべての面でより良く、充実し、健康になりました」と語った。

 『轉法輪』を出版してくださった師父に感謝する

 トマシュさん、モニカさん、そして多くのポーランドの修煉者にとって、『轉法輪』は人生の苦境から抜け出す助けとなっただけでなく、世界観にも積極的な変化をもたらし、彼らをより楽観的で、忍耐強く、寛容な人間へと導いている。

 トマシュさんはこのように語った。「師父が私をより良い人間へと導いてくださったことに、心から感謝しています。過去の良くない行いを放下し、自分の至らなさを認識できるようになりました。日常生活の中で自分を高め、他人を傷つけないよう努力しています。人生には今でも多くの試練がありますが、私は心の平和を保つことを学び、以前のように衝動的に行動することはなくなりました。どんな状況でも、法理に従って自分を高め続けています」

 修煉する前のモニカさんは常に自分の健康を心配し、些細な不調でも不安に駆られていた。しかし、修煉を始めた後、彼女はより強い精神的な耐性を持ち、落ち着いた心で生活に向き合えるようになったことを喜んでいる。彼女は「私の考え方は変わりました。幼い頃から深く根付いていた健康への執着や観念から解放されたのです」と語った。

 モニカさんは「毎日、師父の慈悲とご加護を感じています。生活の中で本当の奇跡が次々と現れます。特に、過去の世界観と比べると、その違いは一層際立ちます」と感慨深く話している。

 トマシュさんは「『轉法輪』が出版されて30周年を迎えるこの時、私は心から感謝しています。真・善・忍の原則を生活に取り入れることができ、本当に幸運です。法輪大法を通じて、私は過去の過ちに気づくことができました。こんなにも貴重な修煉の機縁を得られたことに、心から感謝しています」と述べた。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/25/491098.html
 
関連文章