【明慧日本2025年3月14日】(明慧記者・王英翻訳編集報道)米国のメディア『タウンホール』(Townhall)は2025年2月28日、ブライアン・タイフ(Brian Taef)氏の記事を掲載し、その中で「中国共産党(以下、中共)による神韻への攻撃が、メディア戦からテロの脅威へとエスカレートしている」と報じた。
記事ではこう述べられている:「長年にわたり、中共は容赦ないメディア操作とイデオロギーの歪曲を通じて神韻を誹謗中傷しようとしてきた。最近発生したケネディ・センターへの爆破予告は、この攻撃が新たな危険な段階へ突入したことを示している。これは単なる公演への攻撃ではなく、メディアによるデマから実際の暴力的脅威への急激なエスカレーションであり、アメリカ国内ですら、我々が大切にする文化的象徴が独裁者の脅迫から逃れられないことを示している」
「かつて、中共がメディアを利用して神韻を攻撃していたときは、それは言葉によるものに過ぎなかった。それは計算され尽くした陰湿な手法で疑念と恐怖を生み出すものだった。しかし、今回のように、アメリカを象徴する文化施設であるケネディ・センターでの神韻公演に対する爆破予告という事件が発生したことで、恐るべき変化が明らかになった。そのメッセージは明白だ。言葉や画像では十分な恐怖を引き起こせない場合、次の手段は身体的な威嚇となるのだ」
「注目すべきは、ケネディ・センターの理事長がトランプ大統領であり、彼はアメリカの価値観の強固な支持者であることだ。この関係は、独裁政権に対するより広範な戦いを浮き彫りにしている。これは、自由の砦であるアメリカにおいて、文化機関を保護することの重要性を認識しなければならないことを改めて思い起こさせる」
「さらに、つい最近、もう一つの独裁政権であるイランが、アメリカ本土でトランプ大統領を暗殺しようとする計画を立てた。公開された暴力であれ、脅迫であれ、こうした行動は、専制政権が意図的にテロを手段として利用し、弾圧を行っていることを示している。もしこのような行為が罰せられないならば、それは世界に対して、特に我々の敵対者に対して、政治的暴力や脅迫が容認され得るという誤ったメッセージを送ることになる」
また、ブライアン・タイフ氏は記事の中でこう述べている:「私はイランの圧政下で育ち、その後アメリカ軍に従軍した。私は自らの目で、国家がどのように暴力を用いて自由を抑圧し、人々を支配するのかを目撃してきた。イラン・イスラム共和国や中共のような政権では、恐怖は組織的に利用され、異なる意見を封じ込め、権力を維持するための手段となっている。ケネディ・センターへの爆破予告は、こうした戦略がアメリカ本土でも展開される可能性があることをはっきりと示している。我々の文化機関がこのように攻撃の標的とされることは、自由を大切にするすべてのアメリカ人にとって警戒すべき事態である」
「ケネディ・センターは単なる劇場ではなく、アメリカ文化遺産の砦であり、芸術表現と理想を称える場所である。アメリカという国の独自性がそこにある。こうした文化機関への攻撃は、極めて寒々しいメッセージを発している。それは、我々の文化遺産と自由な表現の守護者ですら、独裁者の脅迫から逃れられないということだ。これらの攻撃は、単に公演を抑圧するためだけではなく、専制政権に抗う者を威嚇する目的もある。我々の社会の基盤を侵食する恐れがあるのだ」
「今回の事件は、自由を大切にするすべての人々への警鐘となるべきである。単に虚偽の情報やプロパガンダを非難するだけでは不十分だ。我々は、それらに伴う身体的脅威とも向き合わなければならない。中共やイランのような冷酷な政権がこうした手段に訴えるとき、それは彼らが恐怖を武器として利用し、暴政から逃れようとする人々を攻撃していることを意味する。爆破予告は単独の事件ではなく、より広範な戦略の一環であり、その目的は恐怖を煽り、社会を分断し、最終的にはアメリカ人の価値観を破壊することにある」
「情報戦と隠密工作が特徴となるこの時代において、無警戒でいることは即ち敗北を意味する。我々は常に警戒を怠らず、団結し、言論の自由、文化遺産、そして国家主権を守らなければならない。我々の対応は、断固としたものであると同時に、賢明でなければならない。これは我々の国家遺産を守るための呼びかけであり、あらゆる形の自由が繁栄し続けるよう確保するための使命なのだ」
ブライアン・タイフ(Brian Taef)氏は、アメリカのミレニアル世代企業(Millennial Corp.)のCEOであり、テキサス州陸軍州兵の退役軍人である。