【明慧日本2025年3月24日】(ドイツ=明慧記者・德祥)ドイツの法輪功学習者(以下、学習者)は3月15日、ミュンヘン市中心部の歩行者天国であるゼンドリンガー通りで活動を開催し、法輪大法(法輪功ともいう)の素晴らしさを紹介するとともに、中国共産党(以下、中共)による法輪功迫害と学習者からの生体臓器収奪という罪悪を伝えた。地元の人々は積極的に学習者の反迫害活動を支持した。
3月15日、ミュンヘン市中心部で行われた反迫害活動 |
ゼンドリンガー通りはミュンヘン市中心部に位置し、市庁舎のあるマリエン広場の近くにある。ここは近年、新たに拡張された歩行者天国であり、特に地元の人々が買い物や散策に訪れる人気のスポットである。
当日は土曜日で、風が強かったものの、街には多くの人々が行き交っていた。学習者は功法の実演を行い、穏やかな煉功音楽、優美な動作が、中共の生体臓器収奪を告発する大型パネルの画像と鮮明な対照を成している。多くの人々が足を止め、学習者と交流した。
学習者と交流する市民 |
学習者の反迫害活動に声援し、署名する人々 |
法輪功が「真・善・忍」を修煉の理念とし、世界中で無料で学ぶことができ、1億人以上が恩恵を受けていると知ると、多くの人々は笑顔を見せる。中共が法輪功迫害を始めたのは江沢民であり、その理由は、学習者の数が共産党員の数を超えていたこと、そして「真・善・忍」の理念が中共の「偽・悪・暴」と相反しているからである。この話を聞いた多くの通行人は、中共の理不尽さに驚き、「人権迫害は本当にひどい」と憤りをあらわにした。
特に、中共が学習者から生体から臓器を収奪しているという事実を知ると、一部の人々は息をのむほどの衝撃を受け、「あまりにも邪悪だ」と強く非難した。そして、大多数の人々が迫害に反対するための署名に応じ、学習者への支持を表明した。
イタリアからの観光客2人が最初は、英語が分からないと話していた。学習者が資料を渡すと、女性はすぐに読み始めた。読み終えると、男性が「私たちは署名します。この迫害を止めなければなりません」と述べた。
無関心から感動へ ドイツ人男性の大きな変化
学習者が背広を着ている紳士に資料を渡そうとすると、彼は冷ややかな態度で「話してみてください、どういうことですか?」と言った。
法輪功とは何か、なぜ中共が迫害しているのか、そして、その迫害の悲惨さについて学習者が説明すると、男性は「私に何ができるでしょうか?」と尋ねた。
学習者は「政治家の友人や選挙区の政治家にこの問題を伝えてください。彼らが目先の利益だけでなく、人類の尊厳を重視するよう促すことができます。もし、利益のために道徳を失えば、最終的にはその利益すらも失うことになるのです」と伝えた。
さらに、学習者は「ドイツ政府への請願書にこの場で署名することもできます」と伝えた。すると彼は「そんなことがエリートたちに通じるのか?」と疑問を投げかけた。学習者は、「署名は、自分の立場を示し、誠意を神に見てもらうことだと私は理解しています」と答えた。彼はうなずきながら、周囲を見回して、誰かをを探している様子だった。
それから、彼は「たった一つの署名にどんな意味があるのか?」と再び尋ねた。学習者は「ドイツ語にもありますし、中国語にも同じようなことわざがあります。『滴水穿石(一滴の水でも長く落ち続ければ石に穴を開ける)』」と答えた。彼はその言葉を聞いて微笑んだ。
すると、彼は学習者と一緒にブースの前まで行き、ひとつ前の署名を指さしながら驚いたように「これは私の妻の署名です!」と言った。顔を上げると、彼の妻がすぐそばで学習者と話しているのが目に入り、彼は迷うことなくすぐに署名した。
学習者は彼に一輪の小さな蓮の花を手渡し、「これに『法輪大法は素晴らしい』『真・善・忍は素晴らしい』という言葉が書かれています」と伝えた。そして、「蓮の花は泥の中から育ちながらも清らかさを保ちます。現代社会はまるでその泥のようですが、人は努力して成長し、不純なものを取り除き、善良な心を持ち続けることで、幸運と希望をもたらすことができるのです」と話した。
その話を聞いて、彼は突然学習者を力強く抱きしめ、満面の笑みを浮かべた。それを見た彼の妻や他の学習者たちも思わず笑顔になり、感動に包まれた。夫妻は嬉しそうに学習者たちに別れを告げ、満足そうな表情で立ち去った。