ドイツ・ミュンヘンで反迫害24周年記念集会とパレード開催
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 【明慧日本2023年7月20日】(ドイツ=明慧記者・德祥)ドイツ、スイスのドイツ語圏、チェコ共和国、オーストリアの法輪功学習者(以下、学習者)は7月15日、ミュンヘンに集まり、反迫害活動の24周年を記念する集会とパレードを開催した。参加者らはドイツ政府と社会に対して、中国共産党(以下、中共)による法輪功迫害に関心を払い、迫害を止めるために協力するよう呼びかけた。このイベントには、多くのドイツ国会議員、州議会議員、および政府官僚から声援の書簡が寄せられた。

图1:二零三年七月十五日,德国法轮功学云集内部名城慕尼黑,举办集会和游行活动

7月15日、ドイツの有名な都市ミュンヘン中心街で行われたパレード

图2~4:法轮功学员在玛利亚广场集会

ミュンヘンのマリエン広場で開催された集会

 父親の釈放を求める法輪功学習者

迫害されている両親の救出を訴える丁楽斌さん

 集会で丁楽斌さんは、2023年5月12日に両親が中国共産党当局に不法逮捕された経緯を語った。2ヶ月以上に渡り、国際社会に両親の救出を訴えてきた

 欧州議会、ドイツ議会、ベルリン州議会の多くの議員や国際人権協会などの人権団体が、駐ドイツ中国大使の呉、山東省党委員会書記の林、日照市中国共産党書記の張に書簡を送り、丁楽斌さんの父・丁元徳さんと母・馬瑞梅さんへの迫害を直ちに停止するよう要求した。

 中国共産党の法輪功迫害を非難するドイツの政治家ら

ドイツの国会議員、州議会議員、その他の要人12人が、中国共産党による法輪功学習者への迫害を非難し、法輪功への迫害を直ちに停止することを求める声明を発表した

 ギュンター・クリングス議員「法輪功を深く尊敬している」 

 ギュンター・クリングス博士はドイツ連邦議員、CDU(ドイツキリスト教民主同盟)/CSU(バイエルン・キリスト教社会同盟)議員連盟の法務担当議長、CDUウェストファーレン地方議員連盟の議長を務める。以下は、クリングス議員のメッセージ。

 「多くの人々の生活がひどく影響を受け、家族が引き裂かれる事態に、私たちは手をこまねいているわけにはいきません...法輪功は法輪大法とも呼ばれ、『真・善・忍』に基づいた精神修煉法です。法輪功は、正直であること、人に親切にすること、寛容であること、無私の心など、道徳的な価値観を育むことを重視しています。修煉者は心を浄化し、自分の中の否定的な性格を捨て、前向きな態度を養うよう努めます。法輪功は、健康改善、精神的な成長、心の平穏を促進するホリスティックな修煉法として、世界の多くの人々に受け入れられています。...クリスチャンとして、深く恭敬します」

 ユルゲン・ブラウン議員「共産主義の亡霊の壊滅を願う」

 AfDAlternative für Deutschland:ドイツのための選択肢所属の国会議員で人権スポークスマンのユルゲン・ブラウン議員は、法輪功への迫害について下記の声明を出した。

 「平和的で政治には関わらない法輪功を迫害する中国共産党指導部は、全体主義、残忍、偏執的な態度で、無節操に自己のイデオロギーを追っています現在、アジアに今なお、つきまとう共産主義の亡霊が、自らのメカニズムの重みに耐えきれず、平和的な形で壊滅することを願います。親愛なる法輪功学習者たち、あなたがたを含む多くの人たちが、苦しめられ続けることはなくなるように」

 ミヒャエル・マイスター議員「法輪功学習者側に私たちは立つ」

 ドイツ連邦議会議員のミヒャエル・マイスター博士は以下のように声明を出した。

 「迫害され、拘束され、再教育されている少数民族、信仰を持つ人々、そして法輪功学習者側に私たちは立ちます私たちは中国に対し、国連の世界人権宣言と中国が署名した人権条約を重んじるよう求めます…中国は、穏やかな瞑想法である法輪功への迫害を停止し、すべての少数民族の権利を尊重する必要があります」

 サビーネ・ヴァイス議員「中国共産党をもっと厳しく制裁しなければならない」

 サビーネ・ヴァイス議員はCDU(ドイツキリスト教民主同盟)に所属するドイツ連邦議会議員。ヴァイス議員のメッセージは以下の通り。

 「対中関係においては、より明確な政策を取らなければなりません。人権侵害が提起され、これまでになく厳しく制裁されることが重要です」

 ケイ・ゴットシャルク議員「中共との全ての対話において、生体臓器収奪問題を提起すべき」

 ケイ・ゴットシャルク議員は、ドイツ連邦議会議員でAfD党Alternative für Deutschland:ドイツのための選択肢の金融政策担当スポークスマン。書簡によるメッセージでは重要な点が指摘されている。

 「2022年5月、EU議会は、『中国共産党による生体臓器収奪と人権問題をあらゆる人権対話の場で提起し、中国政府がより透明性を高め、国際的な調査機関に協力すること』を求める決議を可決しました」

 ギュリスタン・ユクセル議員「法輪功の迫害は、深刻な人権侵害」

 ギュリスタン・ユクセル議員は、ドイツ連邦議会議員でSPD(ドイツ社会民主党)に所属。メッセージは下記の通り。

 「中国は、臓器調達における透明性とトレーサビリティに関する世界保健機関(WHO)の要件を100%遵守すべきです。欧州連合(EU)とともに、私たちは普遍的人権、民主主義、法の支配を促進し尊重することを世界的に提唱しています。中国との関係においても、私たちのこれらの価値観への取り組みは変わりません」

 ヘッセン州議会議員「中国共産党による法輪功迫害を終わらせよう」

 ヘッセン州議会の副議長カリン・ミュラー、マルティナ・フェルドマイヤー連邦参議院議員、ハイコ・カッセケルト連邦参議院議員は、「中国共産党による24年間の法輪功迫害を終わらせよう」と題する共同声明を送った。以下は声明の内容。

 「我々は中国政府に対し、緊急に次のことを求めます。国際的な基準であり、中国が署名した『国連 市民的及び政治的権利に関する国際規約』を尊重すること。中国での法輪功への迫害を直ちに停止し、丁元徳氏と投獄されているすべての法輪功学習者を無条件で釈放すること」

 チューリンゲン州議会議員「この人権侵害への認識を高めさせることが肝要」

 テューリンゲン州選出の州議会議員で、「緑の党」の議会グループの議長を務めるアストリッド・ローテ=バインリッヒ氏は書簡で以下のメッセージを送った。

 「法輪功への迫害は、宗教・信教の自由という基本的な原則を脅かすものです。このような行為を停止させることは私たちの責任です。沈黙することなく、このような人権侵害への認識が高まるように、彼らの自由と尊厳のために立ち上がり、声を上げる時です」

 バイエルン州議会議員「人権は数字で割り切れるものではない

 バイエルン州選出の州議会議員で、バイエルンCSUのスポークスマン、ベルンハルト・ザイデナート氏は書簡の中で、数千人もの法輪功学習者が死亡したという恐ろしい報道は、組織的でドナーの自発性が欠如した臓器収奪疑惑を示すものとして、「欧州議会が中国と独立監視団に対し、この問題の完全な調査を行うよう改めて要求します」と述べた。

 欧州ウイグル協会会長「我々は共に闘い、抵抗しなければならない」

 欧州ウイグル協会のアスガー・キャン会長は講演の中で、中国共産党は法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、モンゴル人に対して罪を犯していると述べた。これらの集団の人権と尊厳は踏みにじられている。ウイグル人と法輪功学習者は恣意的に逮捕され、拷問され、獄中で強姦され、臓器を収奪され、その臓器は売られている。

 キャン氏はまた、「中国共産党の非人道的な政権に対し、我々は共に戦い、抵抗しなければなりません。ドイツ政府とバイエルン州政府に対し、『人権なくして貿易なし』を実現し、迫害されている集団や民族を犠牲にしないよう求めます」と演説した。

 迫害停止を呼びかけるパレード

 午後2時、学習者は市庁舎のマリエン広場からパレードをスタートした。パレードはミュンヘンの最も賑やかな場所を通り、ミュンヘン王宮、市立オペラ座、オデオン広場、有名なショッピングストリートであるマックスミリアン通り、イサルトル、タル、ミュンヘン市場、カールス広場、司法裁判所、カール・シュトゥッツェル広場、そして終点の鉄道駅近くのカール・シュトゥッツェル広場まで行進した。

图5~12:游行队伍在慕尼黑内城穿梭

ミュンヘン市内を横断するパレード

图13~14:民众向法轮功学员了解<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>

人々に法輪功迫害の真実を伝える

 真実を知った中国人 その場で三退する

 午前10時に市庁舎前のマリエン広場で始まったこのイベントには、多くの人々が見物に訪れた。その場で中共組織からの脱退に同意した留学生や中国人もいた。

 一人の中国人女性が携帯電話を取り出し、学習者のイベントを録画していた。学習者は長い時間女性と話し、彼女は中国で子供の頃に法輪功のことを聞いたことがあり、多くの西洋人が法輪功を修煉しているのを見て驚いたと言った。女性はたくさんの質問をし、学習者は一つ一つ答えていった。

 女性は 「なぜこのようなイベントを開催する必要があるのですか?」と尋ねた。学習者は、「もし誰もが中国の学習者のために立ち上がり、声を上げなければ、中共の迫害は毎日のように起こります。とても不公平で悲劇的なことです。中共は学習者を迫害するだけでなく、真・善・忍の実践を禁止しているため、中国社会の道徳を低下させ、即ち迫害しているのはすべての中国人なのです」と説明した。 彼女は話を聞いて何度もうなずいた。

 女性は過去に共青団に加入したことがあり、なぜ脱退を宣言しなければならないのかよく理解できなかった。 学習者は彼女に、「中共は悪事をやり尽くし、国民を引きずり込んで悪事を行わせています。将来、天が中共の悪事を清算するとき、一生共産主義のために命を捧げると誓った人たちは中共と一緒に葬られ、中共の責任を負わなければならないのです」と言った。最後に、女性は偽名で共青団を脱退することに同意した。

 会社首席秘書「学習者は皆のために立ち上がり、とても素晴らしい」

图15:公司首席秘书胡伯尔女士(Silvia Huber)觉得法轮功学员挺身而出,很了不起。

会社首席秘書のシルビア・フーバーさん

 ある会社の首席秘書であるシルビア・フーバーさんは、集会で学習者の話を聞いた後、迫害に反対する嘆願書に署名した。そして「私は彼ら(学習者ら)のために立ち上がりたい、彼らが煉功しただけで中共は彼らを監禁し、臓器を摘出している、これは非常に恐ろしいことだと思います」と述べた。

 彼女は、学習者が素晴らしい雰囲気でイベントを行っていたと感じたという。 「私は彼らを祝賀しかできないが、本当に素晴らしいイベントでした。今日はとても暑い日で、涼しかったらもっと良かったのに。暑い太陽にさらされているにもかかわらず、彼らは人々のために立ち上がり、とても素晴らしいことです」と話した。

 フーパーさんは、中共が24年間、真・善・忍の実践を禁止していたことを知り、「とても悲しいことです。実際、これらは誰もが持つべき素晴らしい原則です」と言った。

 図書管理員「生体臓器摘出に反対する」

图16:图书馆员威廉姆斯先生(Bernhard Wilms)认为开明人士都应尊重真、善、忍

図書管理員のベルンハルト・ヴィルムスさん

 図書管理員のベルンハルト・ヴィルムスさんは署名した後、「私は人体から臓器を盗む行為に反対します。(法輪功学習者は)完全に平和的な人々であることは言うまでもありません。そのようなことをする政権が、このような方法で人を扱うのは絶対に獣のように思えて、信じられません」と語った。

 彼は、学習者が公の場で中共の迫害を暴露することは適切であり、特にマリエン広場に各国から多くの観光客が集まっており、きっと成功すると語った。そして、 「中国でよく起きていること、ほとんどの人が知らない(中共の)犯罪行為を暴露することができれば、それで目的に達することができるのです」と言った。

 ヴィルムスさんはまた、学習者の功法実演がとてとても素晴らしいと言い、「個人的にこのようなやり方はとてもいいと思います」と言った。

 1999年7月、中共が法輪功への迫害を開始して以来、中共は24年間、真・善・忍の実践を禁じてきた。 ヴィルムスさんは、中共のやり方は馬鹿げていると感じているという。 「真・善・忍はとても素晴らしく、誰もがいいと言うはずで、そして尊重される(原則です)。 中共がこの原則を禁止し、彼ら(学習者)は何も悪いことをしていないのに犯罪者のように扱われているのは、ひどいことです。(法輪功への迫害は)馬鹿げている」と述べた。

 ヴィルムスさんは、「このようなことは、民主主義や法治のない体制でしか起こらないのです。 国際関係においても、中国(中共)は人権を尊重する国ではないことを考慮すべきです。しかし、ビジネスや経済などのために、人々は(中共の迫害を止めるために)あまりにも何もしないのです」と語った。

 児童心理学者「私は立ち止まらなければならず、素通りできない」

 児童心理学者のサビナさんは、マリエン広場で学習者のイベントを見て衝撃を受けた。彼女は学習者が中共による法輪功への迫害を止めるよう社会的関心を呼びかける横断幕や短冊を掲げていることに注目し、すぐに署名して学習者を声援した。

 「これまで(中共の)厳しい迫害事実を知らず、とてもショックを受けています。人々が天から賦与され権利を行使できないとき、世界のいかなる場所で(迫害が)起きようと私は反対します。署名ができることを嬉しく思います」。サビナさんは、学習者たちはよく行っていると言い、「(横断幕には)多くの言葉を書かれていませんでしたが、とても力強いものでした。私はそれを読んだとき、私は立ち止まらなければならず、素通りできないと思いました」と話した。

 彼女はまた、イベント全体の雰囲気が「とてもポジティブ」だと感じていた。「いろいろな事を示すのもいいと思うし、色彩がとても鮮やかで人々を惹きつけ、頭脳を明晰にしているように感じている」という。

 最後に、サビナさんは、学習者がこのようなイベントを通して、「彼らの内心の自由を守り」「私は彼らが続けてこのように行うこと望み、ここの人々にもっと多くのことを知ってほしい」と語った。

 大企業のバイヤー「中共の迫害を暴露することは非常に重要である」

 大企業のバイヤーであるマルセラ・オスタフィさんは、学習者のパレードを見て、「学習者のパレードはとても重要で、このように行うのはとても良いことです」と話す。

 彼女は、「このようなことが世界のどこで起きようとも、それは明らかにされなければならず、今日の文明の中でこのようなことが存在するのはあまりにも残念です」と述べた。

 24年来、中共は中国人が真・善・忍を実践することを禁じてきた。オスタフィさんは、「この原則は人間性と人道主義の原則です。平和と善意から行われている限り、禁止されるべきではありません」と述べた。 彼女は、学習者の成功を祈ると言った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/18/463132.html)
 
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