文/海外の大法弟子
【明慧日本2025年3月26日】反迫害は1999年に明慧ネットが設立された主な目的の一つです。25年来、中国本土に暮らす法輪功学習者が本土での迫害情報を提供して、海外に暮らす学習者の一部は明慧ネットの編集者になり上記の情報を編集して、両者の間に面識もありません。顔を合わせることもない私たちは、自発的に働いて、互いを支え合い、共に努力してきました。師父のご指導とご加護のもと、明慧ネットは「大道無形」の道を歩んで、修煉の中で唯一無二の役割を果たしています。
よりよく迫害を暴露し真相を伝えるため、2025年はじめに、明慧編集者が編集作業の中で気づいた問題をまとめて今の文章に綴りました。明慧ネットの文章をより良く仕上げるために、これら問題点に改善の余地があれば、中国国内の同修に協力してもらいたいと望んでいます。
1、心を落ち着かせて、情報を確認するために時間をかける
私の主な仕事は投稿を編集することです。日々は迫害情報、修煉体験、中国の総合ニュース、祝祭日に送られてきた祝福カードや祝辞、法会発表文章などを選んで編集しています。
多くの寄稿を扱う中、その投稿が最終的に掲載されたかどうかにかかわらず、読んだ後には自分にとって何かの啓発があると感じるほか、この仕事の尊さと責任感をいっそう感じて、真剣に取り組むべきだと思います。次に、これからも継続的に努力が必要な点をいくつか述べます。
一つは、修煉体験文章の内容についてです。長すぎる文章は要約が必要で、また、心を修め向上する過程というとても重要な部分は具体的でない文章について、掲載するかどうかを「保留」という部類に入れます。
二つ目は、迫害事実に関する長い文章について、時間をかけて過去の報道を調べて確認し、その後で内容を整理・編集する必要があります。忙しい時は、細部にまで気を配れなくて、再度確認するとミスを見つけたことがあります。時間が足りないという客観的な理由もありますが、根本的には自分の心が落ち着かず、集中できないからです。
編集作業については、他の編集者から多くを学びました。不定期に開かれる編集者会議で記事の編集ポイントについて分析や情報交換を行い、これにより、大きく勉強できました。
2、根気よく、細かい注意を払い、先入観を排除することが必要
仕事の量や内容は以前に比べて大きな変化はありませんが、より細かい注意と忍耐が求められました。世界の状況が急速に変化する中、投稿者の状況は以前より複雑になり、寄稿してきた作者の修煉状態もまちまちで、修煉者を装って投稿してくる人もいるため、記事の内容は真面目かどうか、法理に合うかどうか、情報が正確かどうかに大きな違いが存在します。編集者として常識と経験をもとに、細かくチェックし責任を持って判断する必要があります。さらに、法を多く学び、思考を明確に保つことが重要です。
時には最初の反応が正しいとは限らず、考え直す必要があります。以前、このようなことはあまり起きていなかったですが、最近はもっと深く考え、思考の根源を見直す必要があると感じました。慣性的な思考や先入観があるか、他の固執が混ざっていないかを考えることが必要です。
編集者としては、たくさんの記事を読み、不安を感じた時にはお互いに記事を交換して、読んでから選び、良い記事を見逃さないように心がけています。もちろん、自分が良いと思う記事が、他の人は異なる見解を持つこともあります。編集者ひとりひとりが異なる状況にあり、それぞれの得意分野を生かすことで、さまざまなタイプの投稿の特徴や価値をより深く捉えることができます。みんなで謙虚な姿勢を保ち、お互いの意見を尊重する中で作業を進めていますが、大きな方向性を見失ってはいけません。仕事の中、細かい部分を調べていると、以前の処理で見落としがあったことに気づくこともあります。そこから、常に良い修煉状態を保つようにと自分に言い聞かせています。
寄稿された記事や修煉体験を読むことは、私にとって非常に有益です。編集者として、投稿者の文章を整理し、より正しい表現に訂正したりしますが、投稿者の修煉状態を文章から捉えることができ、自分より精進しているとしばしば感じます。
最近の出来事をめぐって多くの同修は自分や周りの人がどのように対応しているかを書いて投稿してきています。初めはただの記事として読んでいましたが、ある日から、「今の時世の中で、自分の行いはどうでしょうか」と考えるようになりました。それで、発正念の時間を増やしました。発正念する時、自分が非常に良い状態にあると感じる時もあれば、邪魔が入る時もあります。以前は他の同修ほど発正念を重視していなかったので、真剣に取り組むようになった時に、邪魔を排除して突破するには時間がかかるかもしれないと感じました。
3、事実を確認し、詳細な背景情報の提供を重視
投稿された原稿を見ると、近年、迫害に関する報道は以前に比べて少なくなっていますが、不法に8年、9年、10年と長い刑期を言い渡される案件もあります。
詳細が足りない原稿もあります。その時、編集者は過去の迫害事実を調査して、はじめて正しくて分かりやすい記事に仕上げることができます。
迫害に関する投稿の中には被害者の背景情報、例えば性別、年齢、居住地が不明瞭なものがあります。性別は場合によって文脈から推測できますが、全く手がかりがない時もあります。特に同名の場合、ネットで得られる情報だけでは事件の詳細を混同しやすくなり、これは編集作業を難しくしています。
例えば、ある市で同名の法輪功学習者3人も迫害を受けました。投稿にもし性別、年齢、職業、具体的な居住地を明記すれば、記事をより正確に、確認しやすく仕上げることができます。
また、迫害に関わる政府の職員や責任者が悪い報いを受けた事例の報道には、その人の在任期間、当地域で起きた迫害の事例、当人が迫害にどのように関与したかを明記することが必要です。私たちの報道は根拠に基づき、慎重でなければなりません。これには、情報を集める地元の同修、記事を書く同修、われわれ編集者が互いに協力し努力することを求められています。
全体として、情報提供者、記事を書く人、投稿者、編集者が一丸となって困難に立ち向かい、真剣に取り組むことで明慧ネットがはじめて真相を伝える役割を果たし、国内外の同修に良質な情報と修煉環境を提供することができます。これは師父から与えられた使命であり、この修煉の道で精進していきましょう。同修たちの努力と貢献に心から感謝します。