共産主義は人類共通の敵である
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文/鄭華

  【明慧日本2025年4月8日】『共産党宣言』の冒頭にはこう書かれている。「ヨーロッパに幽霊が出る-ー共産主義という幽霊である」。 共産党自身が共産主義を「幽霊」だと認めている。では、「幽霊」とは何でしょうか? 「幽霊」とはサタンであり、悪魔であり「共産邪霊」とも呼ばれる。ソ連共産党の崩壊後、現在この共産邪霊は主に中国共産党(以下、中共)に集中してコントロールしている。

 1949年に中国の政権を奪取して以来、中共は絶えず政治運動を繰り返してきた。反革命粛清運動、三反五反運動、反右派闘争 、大躍進政策、文化大革命、天安門事件での学生虐殺、そして法輪功への迫害に至るまで、その政治運動によって少なくとも8000万人の中国人が殺害された。中共は中国に危害をもたらしているだけでなく、全人類を危険にさらしている。

 一、共産主義は人類共通の敵である

 『共産党宣言』の最後の一節にはこう書かれている。「プロレタリアはこの革命において鉄鎖(てっさ:厳しい束縛)のほかに失う何ものをも持たない。彼らが獲得するのは世界である」。つまり世界支配であることを示している。中共をよく知る人ならば、中共の世界的野心が公然の秘密であることを知っている。

 中共は世界を支配しようとし、積極的に対外拡張を行い、共産主義によって人類を支配し、奴隷化しようとしている。中共には信仰も道徳もなく、中国人に対して長年にわたり超限戦を仕掛けてきただけでなく、全人類に対しても超限戦を仕掛け、その野心を全世界で実現しようとしている。

 1948年1月、当時の中華民国の山西省政府主席・閻錫山氏は、共産党についてこう述べている。「共産党ゲリラは人を最も惑わす九尾の狐だ」。 閻錫山氏は当時すでに共産党の本質を深く理解しており、その認識は現在の多くの人々の理解を超えていた。

 『封神演義』では、妲己が狐の精に取り憑かれ、朝廷に災いをもたらした。しかし、中共が惑わす力はそれをも超え、中国に災いをもたらすだけでなく、全人類にも災いをもたらした。中共こそ、人類共通の敵なのです。

 中共は非常に強い惑わす力を持っているため、多くの人々が共産主義の本質を正しく認識できていない。このため、中共は底なしの超限戦を仕掛け、たびたび成功を収めてきた。共産主義という幽霊はすでに人類社会の多くの分野に深く浸透している。中国をはじめとする共産主義国家だけではなく、共産主義の発祥地であるヨーロッパの多くの国々も、共産主義による深刻な侵食を受けている。その結果、ヨーロッパは伝統的な価値観を失いつつあり、共産主義・社会主義の脅威にさらされている。現在、ヨーロッパが不安定な状態にあるのも、実は共産主義が浸透したことによる悪果なのである。

 二、中共による普遍的価値観への攻撃

 共産主義は人間性と自由を奪い去り、中共は「偽・悪・闘」を宣伝し、異なる意見を持つ者を徹底的に弾圧してきた。1999年7.20、中共は「真・善・忍」を信仰する法輪功への血まみれな弾圧を開始し、その迫害は今なお続いている。「真・善・忍」は人類共通の普遍的価値観であり、中共の法輪功迫害は単なるひとつの団体への弾圧だけではなく、人類の普遍的価値観そのものへの攻撃なのである。これは人間の善良な本性を根本から破壊する行為であり、21世紀における最大の人権災害を引き起こしている。

 江沢民は密かに命令を下し、法輪功に対して「名誉を失墜させ、経済を破綻させ、肉体を消滅する」というジェノサイド政策を実行した。中共は超限戦を用いて法輪功を弾圧し、いかなる道徳的なアンダーラインも持たず、さらには法輪功学習者の臓器を強制的に収奪し、巨額の利益を得るという残虐な犯罪まで行っている。

 中共は単に世界を支配しようとしているだけではなく、人類の普遍的価値観をも破壊しようとしている。世界の多くの人々はまだ、中共が「真・善・忍」を攻撃することが人類全体にどれほど深刻な危害をもたらすかを認識していない。中共の法輪功迫害は単なる宗教弾圧ではなく、人類の良知そのものへの攻撃であり、全人類を破壊する行為なのである。

 三、中共がアメリカ建国の根本を破壊する

 中共は第30回党大会以降、海外における法輪功および神韻芸術団への弾圧を強化した。中共の最高指導部が直接指揮を執り、アメリカにおける法輪功と神韻芸術団への攻撃を強め、海外での活動を妨害するよう指示した。2024年夏以降、海外のソーシャルメディア上で、神韻芸術団や法輪功を中傷する情報が突然大量に現れた。

 法輪功は「真・善・忍」を実践しており、これは中共の「偽・悪・闘」と鮮明な対照をなしている。法輪功は海外で100カ国以上に広まり、主要な著作である『轉法輪』は50の言語に翻訳されている。

 神韻芸術団は「共産党以前」の中国伝統文化を広めており、中共が政権を奪取して以来、徹底的に伝統文化を破壊してきた。神韻芸術団は現在、8つの同規模のグループを擁し、世界各地で7400回以上の公演を行い、延べ1100万人以上の観客を魅了してきた。

 中共は内部で、海外における法輪功弾圧が失敗したことをすでに認めている。法輪功と神韻芸術団が海外で広く伝えられていることに対し、中共は憎しみと恐怖を抱いている。

 中共は、法輪功への迫害をアメリカや他の国々にまで拡大しているが、これは宗教信仰の自由を直接侵害する行為である。宗教信仰の自由はアメリカの建国理念の根幹であり、中共の行為はアメリカの立国の精神そのものを破壊し、ひいては自由世界の価値観や人権をも脅かすものとなっている。

 中共は、根本的かつ深い次元からアメリカを破壊しようとしている。アメリカは西洋文明の支柱であり、中共がアメリカを崩壊させれば、すなわち西洋文明全体を破壊したことになる。

 四、人類は中共の本質を見極め、善を選択すべきである

 世界の多くの国々には、この時代についての予言が存在する。その中でも、『聖書・ヨハネの黙示録』の預言は西洋社会に大きな影響を与えてきた。一部の人々は、黙示録に記された「最終決戦(ハルマゲドン)」が、実際には精神的・霊的な戦い、すなわち「善と悪の最終決戦」であると認識している。

 共産主義の邪霊こそが『黙示録』に登場する悪魔・サタンであり、その地上での総代表が中共である。人類は「偽・悪・闘」を推進する中共と「真・善・忍」を広める法輪功のどちらを選ぶのか――すなわち、善と悪のどちらを選択するのかを問われているのである。

 人類は大変革の前夜にあり、人類は共産主義の虚言を見抜き、共産党の邪悪な本質を見極め、邪悪から離れ、善良を選択する必要がある。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/2/492235.html
 
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