【明慧日本2025年4月12日】初春の季節、ドイツ・ライン=ネッカー地域の法輪功学習者(以下、学習者)は3月22日と4月5日、大学都市マンハイム市とハイデルベルク市で活動を開催し、功法の実演を通して多くの人々に法輪功を紹介すると同時に、中国共産党(以下、中共)による20年以上にわたる法輪功への迫害を共に制止するよう市民に呼びかけた。
3月22日、マンハイム市のショッピングメインストリートで法輪功の功法を実演する学習者 |
4月5日、ハイデルベルクのビスマルク広場で法輪功の功法を実演する学習者 |
マンハイム大学は経済学、経営学、社会科学を強みとし、このビジネススクールはドイツのみならずヨーロッパでも最高峰とされ、「ドイツのハーバード」とも称されている。一方、観光と文化の名所として知られるハイデルベルク市に位置するハイデルベルク大学は、ドイツ最古の大学であり、ドイツおよびヨーロッパを代表するトップクラスの研究型大学である。
学習者によるこの二つ学園都市での活動は、多くの通行人の関心と支持を集めた。人々は、学習者の迫害反対の取り組みが成功することを願い、励ましの言葉をかけた。
中共による法輪功迫害の実態について尋ねる通行人 |
学習者の反迫害を支持し署名する人々 |
法輪大法の価値観を賞賛するドイツの女性
フランクフルトに住むレアさんは、観光でハイデルベルクを訪れた際に、学習者の活動に出会った。彼女は2年前にフランクフルトの学習者の活動で、中共が法輪功を迫害していること、特に学習者からの強制的な生体臓器収奪という恐ろしい犯罪について聞いたという。
レアさんはこう語った。「私は、瞑想や坐禅を通して啓発や知恵を得ようとしている無実の人々に対して、中共がこれほど残酷なことをしているのは、本当にひどいことだと思います。絶対に止めなければなりません」
レアさんはこう続けた。「私にとって『善』とは、他人を尊重することを意味します。それは動物に対する尊重も含まれます。『忍』は、寛容を学ぶことだと思います。人は誰でも間違いを犯すものですから。だから、互いに批評して是非を判定しないことがとても大切だと感じています」
法輪功に声援し署名する学生たち
マルコス・ミュラーさん(左)とクラスメートのフロリアンさん(中央)、アルベルトさん(右) |
19歳のマルコス・ミュラーさんと、クラスメートのフロリアンさん、アルベルトさんは、シュトゥットガルト出身で、現在はハイデルベルクで職業訓練を受けている。
マルコスさんはこう言った。「あなたたちがしていることは素晴らしいと思います。私は署名して、この活動を支持します。特に、この臓器収奪が中共政府によって行われていると知って、本当にそんなことは絶対にあってはならないと思いました」
美術教師のジュリアさんは学習者にこう語った。「以前、ある雑誌でこの件(中共による法輪功迫害)についての記事を読んだことがあって、そのときとても心を動かされました。まさか今日、こうして法輪功のブースで出会えるなんて、本当に感激しています」
ジュリアさんはさらに続けた。「私の夫は以前、中国大使館に関係するドイツの大手企業で働いていました。でも、私たちは中国で起きているこれらのひどい出来事を知ってから、夫はその仕事を辞めました」
ジュリアさんは、学習者の努力に深く感謝の意を示し、「法輪功の迫害が終わり、皆さんの願いが叶いますように」と心からの願った。
中国人が目覚め始め 中国からの留学生が「三退」を選択
真剣に『共産党についての九つの論評』を読んでいる2人の中国人留学生 |
ビスマルク広場は円形の広場で、古くから現在に至るまでハイデルベルクの重要な交通の要所である。学習者が2人のアジア系大学生に声をかけたが、彼女たちは急いで車に乗り込んで立ち去った。しばらくして、彼女たちは戻ってきた。そのうちの1人が学習者に話しかけた。「私に新聞を1部ください」。そして、彼女たちは立ち止まり、学習者の話を聞きながら特別刊行物『共産党についての九つの論評』をめくっていた。最後に、彼女たちは、以前加入していた中共組織の少年先鋒隊から脱退することに同意した。
ドイツでポストドクターをしている女性がパネル資料の前を通りかかった。学習者が彼女に「三退すれば平安を守ることができる」ということを聞いたことがあるかどうかを尋ね、彼女は聞いたことがなく、自分は共産党員だと話した。学習者が三退が中国人にとってどれほど重要かを説明した後、彼女は偽名で中共組織の党員、共青団、少年先鋒隊から脱退することを決意した。最後に、彼女は微笑みながら学習者に別れの言葉をかけた。「お姉さん、教えてくれてありがとう」
幼い子どもを連れた中国人の女性が、学習者と会話を交わした。三退について尋ねられると、彼女は「共産党組織に入ったことがない」と答えた。彼女は中国の農村出身で、当時の学校では少年先鋒隊に入ることを義務付けられていなかったと説明した。学習者がポケット版の『共産党についての九つの論評』を手渡すと、彼女は喜んで受け取り、「この本は私たち中国のことが書かれているのですね。家に帰ったら、子どもにも読ませます」と話した。