文/中国の大法弟子
【明慧日本2025年4月15日】ロシア・ウクライナ戦争は開戦からすでに3年が経過し、世界中で広く注目されています。その中には多くの大法弟子も含まれており、一般的な認識と共通の見解としては「弱者(ウクライナ)への同情」や、「ロシアのプーチン大統領を独裁的な狂人で侵略者だと非難する」ことが挙げられます。常人が戦争によって心を動かされるのはやむを得ないことですが、修煉者がその影響を受け、ニュースを追いかけたり、情勢の進展を気にかけたり、結末にこだわったりするのは、すでに問題と言えるでしょう。
私たちは法の中からすでに理解していますが、現在の常人社会で起きている多くの出来事は旧勢力によって仕組まれたものです。これほど大規模な戦争、しかもその背後には中共の影もちらついている、それは偶然でしょうか? 個人的には、この戦争自体が旧勢力による妨害であり、国際社会の関心をロシア・ウクライナ戦争という泥沼に引き込み、本来もっと注目されるべき中国国内における中共の人権迫害、そして修煉者への極悪非道な犯罪が軽視される結果を招いているのだと感じています。
さらに言えば、大法弟子がニュースを追い、情勢の進展を気にかけ、結末にこだわり、ネットで頻繁に閲覧するようになると、それはもはや単なる戦争の動向を追うだけではなく、いつの間にか政局全体にまで関心を持つようになっていきます。見れば見るほど内容は多岐にわたり、カラフルで刺激的です。今日はある「衝撃的な暴露」に惹きつけられ、明日はある「緊急速報」で血が騒ぎ、明後日は「大逆転」の報道に夢中になり手が止まらなくなる、そしてあるタイトルには心が浮き立ち、気づけば「その日」がいつ来るのかという時間への執着まで生じてしまいます。
ダイナミックなネット上のあの手この手の動画、文章、情報などは、もともと常人向けのものであり、真相を伝える内容や中共の邪悪を暴くことと組み合わせて発信されています。しかし、修煉者がそれらに夢中になって心のうさをはらしてしまうと、それは時間の浪費にとどまらず、心身に対して実際に大きな害をもたらすことになります。
私はこの問題において何度も繰り返してきました。ある時自分を正したと思えば、また元に戻ってしまう、まるでブランコに乗って前後に揺れているような感覚でした。その過程で、暗く不気味な地下へと続く階段が見えることもありました。さらに深刻だったのは、夢の中で「ネット虫」をはっきりと見たことがあったことです。本来「虫」とは小さいもののはずですが、人為的に養われ続けることでどんどん大きくなり、ある時にはベタベタした巨大な虫が地面を這い回り、人の身体よりも大きくなって、その身体全体を覆い、這いながらまるで人体を吸収しようとしているように見え、あまりにも衝撃的な光景でした。どうりでネットに耽溺している同修が、身体に不調を感じたり、さまざまな病業のような状態に見舞われたりするのも不思議ではありません。
以上が、ロシア・ウクライナ戦争への執着から発展し、インターネットへの執着へと繋がっていった問題の経緯です。修煉は極めて厳粛なものであり、少しの曖昧さも許されません。どんな小さな執着や隙でも、修煉者が道を誤り、損失を被る原因となり得ます。もし執着に気づいたなら、すぐに改めるべきであり、先延ばしにしたり甘やかしたりしてはいけません。法の中で自らを充実させ、正していくことで、各次元における法の基準と要求に達することができるのです。
どんな執着もやはり「執着」であり、それはすべて自分自身が修煉の中でつくり出した障害にほかなりません。執着の中に心がある時、それはすでに常人の状態であり、修煉者の状態ではありません。そして、長期的に、あるいは繰り返し常人の状態に留まり続けていれば、それはもう実質的に常人の行いをしていることになってしまうのです。
これはあくまで個人の認識でり、もし不適切な点があれば、ご指摘いただければ幸いです。ありがとうございました。