米フィラデルフィアで「4.25平和陳情」26周年記念集会を開催
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 【明慧日本2025年4月29日】アメリカ・大フィラデルフィア地区の一部の法輪功学習者(以下、学習者)は4月19日、フィラデルフィアのチャイナタウンで集会を開き、1999年4月25日に中国で行われた学習者による1万人規模の平和的な陳情から26周年を記念した。

 この活動は、法輪功(ファールンゴン)の素晴らしさを紹介するとともに、中国共産党(以下、中共)に迫害を受けている実態を伝えた。そして、共に中共の迫害を止めるよう呼びかけた。

图1~3:二零二五年四月十九日,美国费城地区部份法轮功学员在中国城举办集会,纪念4·25和平上访二十六周年,以集体炼功、传递资料等方式向过往行人讲述<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span><b>。</b>

4月19日、フィラデルフィアのチャイナタウンで行われた「4.25平和陳情」26周年記念活動

图4~8:二零二五年四月十九日,大费城地区举办集会,纪念四‧二五和平上访二十六周年。图为法轮功学员在向过往行人讲真相<b>。</b>

4月19日、フィラデルフィアのチャイナタウンで行われた「4.25平和陳情」26周年記念集会

 当日、多くの人々が法輪功迫害の実態を知り、真・善・忍を広めることの重要性を認識し、法輪功を支持し、中共の迫害を止めるための署名をした。

 「4.25」体験者「歴史は歪曲されてはならない 法輪功の潔白が証明される日は近い」

 学習者の龔(きょう)さんは、経験豊富な東洋医学の医師であり、「4.25」の体験者として、次のように述べた。「私はその日を鮮明に覚えています。家族と共に中南海西門の近くにある信訪局(陳情受付部署)に向かいました。朝早く、道には多くの学習者が同じ方向に向かっていました。最初、警察は私たちを追い払おうとしましたが、次第に人数が増え、警察は私たちを府右街に沿って並べさせ、中南海西門に向けて整列させ始めました」

 「現場は静かで、警察はタバコを吸いながら談笑していました。学習者たちはとても静かで、騒音はなく、前列では立っており、後列では功法を練習したり本を読んだりしていました。食べ物を買ったり、トイレに行ったりする際、皆はお互いに譲り合い、見知らぬ者同士でも微笑みを交わして挨拶をしました。囲いも必要なく、盲導歩道もきちんと空けてありました。夕方には、政府が弾圧を行わず、天津市の学習者たちを解放することを約束したとの知らせを受けて、皆は静かに立ち去り、地面には一片のゴミも残しませんでした。全体を通して、争いもなく、スローガンやプラカードもなく、高い自己規律を示し、世界を驚かせました」

 「予想外のことに、数カ月後、中共は残酷な弾圧を始め、今も続いています。一部の人々は誤解していますが、この陳情がなければ弾圧は避けられたかもしれないと言っています。しかし、この考えは中共の邪悪な本質を理解していないからです。中共はよく罠を使います。例えば、反右派運動で知識人に発言させ、それを弾圧のための口実にしたのです」

 「法輪功に対して、中共は1996年から罪をでっち上げようとしましたが、学習者は私心がなく率直であるため、失敗に終わりました。4月25日の出来事では、中共は最初に天津市の学習者を不当に逮捕し、北京への陳情を誘導し、そして警察によって学習者たちを『中南海を囲む』ように誘導され、いわゆる『中南海を包囲した』という行為は警察が意図的に手配したもので、まさに計画的な罠でした。しかし、中共は罪をでっち上げ、善良な人々を欺こうとし、3カ月以内に法輪功を撲滅すると言っていました。しかし26年後、法輪功は強い信念をもって立ち続けており、むしろ邪悪な中共政権は危機に陥っているのです」

 龔さんは最後に、「歴史は歪曲されてはならない。嘘は最終的に暴かれ、人々が『4.25』を忘れず、法輪功の潔白が証明される日は近いのです」と語った。

 真・善・忍を広め 法輪功の反迫害を支持

 フィラデルフィア自由図書館の市政保安員であるアイザック・メンスキータさんは、チャイナタウンを通りかかり、学習者から話を聞いた後、法輪功が提唱する真・善・忍は普遍的な素晴らしい価値観であると感じたという。「法輪功と多くの学習者たちが行っていることはとても偉大なことだと思います。彼らが提唱しているのは真・善・忍です」と話した。

图9:费城自由图书馆市政保安员艾萨克‧门斯基塔(saac Mensquita)(左一)听法轮功学员讲述真相。

フィラデルフィア自由図書館の市政保安員アイザック・メンスキータさん(左)

 「真・善・忍という言葉を耳にしたとき、それらがとても美しいものだと感じます。『真』には何の問題もありません。本来それはこの世界の根本であるべきものです。『真』の存在を消し去ることはできません。たとえ誰かの心臓や肝臓、その他どんな臓器を奪ったとしても、真理を堅持する男性、女性、子供から『真』を奪うことは決してできないのです。絶対に不可能です」

 「『善』もまたとても美しい言葉です。他人に善意を示すことに、何の問題があるでしょうか? 私は、善良な人々に対するこれらの邪悪な行為をまったく認めません。私は固く信じています。いかなる迫害も、人道に反する犯罪も、すべて間違っており、決して許されるものではありません」

 メンスキータさんは「この問題がどれほど重要であるか、私はすでに認識しています」と述べ、さらに「もっと多くの人々にこの真実を伝え、中共による迫害を止める助けになりたい」と語った。

 穏やかな場面に引き寄せられ、学習者の話に耳を傾ける

 ブロガーのジェム・ロビンソンさんは、この日チャイナタウンの牌楼(パイロウ)の下でブログ撮影をしていたが、集会の和やかな光景に引き寄せられ、学習者の語る中共による法輪功迫害の実態に耳を傾けた。

图10:博主杰姆‧罗宾逊(Jem Robinson)(右一)听法轮功学员讲述真相。

学習者の話に耳を傾けるブロガーのジェム・ロビンソンさん(右)

 ロビンソンさんは、「迫害の実態を知ることはとても重要だ」と述べ、「私は多くのことを学びました。自分の視野が広がり、世界にはまだ他にもさまざまな問題があることを理解できました。これらは明らかに現実に存在していて、世界中の多くの場所で様々な出来事が起きているのです」と述べた。

 「迫害の実態を伝えてくれた法輪功学習者にとても感謝しています。多くの人がそれを知り、それについて声を上げる機会を得ることができました」と話すロビンソンさんは、「彼らがチャイナタウンで自分たちの信じることのために努力していることに感謝しています。私たちが信じることのために闘い、これらのことのために声を上げるのです」と話した。

 ロビンソンさんは、「パンフレットを一部もらったので、家に帰ったら読んでみようと思います。これにウェブサイトも載っているので、もっと詳しく調べてみます」と述べた。また、「この情報は本当にもっと多くの人に知られるべきだと思います。私には中国人の同僚や友人がいるので、必ずこの情報を彼らに伝え、他の人たちにもシェアしたいです」と語った。

 「法輪功は精神の覚醒を促す運動、この世界にポジティブな影響をもたらすだろう」

 ニュージャージー州在住のローラさんは、この日フィラデルフィアにいる娘を訪ねに来ていた。チャイナタウンを通りかかった際、学習者たちの煉功の和やかな光景に惹かれ、多くの質問をした。

 ローラさんは、「私はインディアンの瞑想グループのメンバーです」と言い、「邪悪は正義に勝てないというのは永遠の真理ですが、正義と邪悪の戦いにおいて、それぞれの人の選択も非常に重要です。もし私たちが地球上で本当の変化を実現したいのであれば、今がまさに時代の転換点だと思います」と述べた。

 ローラさんは、法輪功が精神の覚醒を促す運動であり、たとえ多くの試練を経てきたとしても、最終的には世界に巨大なポジティブの影響をもたらすという。ローラさんはこのように語った。「私は、地球上で覚醒の運動が起きていると信じています。私たちは時代の転換点に立っています。今、人類は抑圧、支配、暴力という古い時代から、より高い意識の状態へと向かっているのです」

 「人類が覚醒する過程で、人々はお互いに愛し合うことを学び、私たちを分裂させる共産主義を排除し、精神と道徳が主導する調和の取れた社会を築き、全人類の福祉のために団結し協力するでしょう」

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/23/492893.html
 
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