文/中国の大法弟子
【明慧日本2025年5月12日】昨年の夏、私たちの地域の学法グループのある同修が警察に尾行された後、その場所が家宅捜索され、数人の学習者が不当連行されました。私はその時そこにいませんでしたが、警官らに尾行され車のナンバープレートが盗まれ、繰り返し嫌がらせを受けました。昨春、中国共産党の両会(中共の全国人民代表大会と中国人民政治協商会議のことを指す)が開かれた際、警察は再び夫に嫌がらせをし、私の居場所を尋ねました。夫は大きなプレッシャーを感じており、私が法輪大法を修めていることが、息子の学業や仕事に悪影響を与えるのではないかと心配していたため、警察に呼ばれるたびに私を怒鳴りつけていました。
夫は警察に私の居場所を告げなかったにもかかわらず、警察は私の故郷まで出向き、私を見つけました。1歳の娘と私が昼食をとっていた時、女性警官1人と2人の男性警官が駆け込んできました。そして、私の身元を確認した後、派出所に行って供述するように命じました。私は拒否し、迫害の真相を明らかにしました。
女性警官が娘をつかみました。1人の警官が私を前から引っ張り、もう1人が後ろから押して、力ずくで連れ去ろうとしました。私は「法輪大法は素晴らしい! 共産党が法輪大法を迫害している!」と叫び、ダウンジャケットが破れそうになりました。幼い娘は私がパトカーに引きずり込まれるのを恐怖の表情で見ていました。娘は「ママ! ママ!」と叫びました。私と娘はパトカーに押し込まれ、派出所に連行されました。
派出所に着くと私は警察官に、法輪大法を修煉するのは違法ではないこと、法輪大法は公安部がリストアップした14のカルトには含まれていないこと、法輪大法の出版物の禁止は新聞出版局第50号文書で廃止されたことを伝えました。法輪大法を禁じる法律条項を見せてほしいと頼みましたが、もちろん彼らは何も提示できませんでした。
私はこう言いました。「法輪大法の修煉者は慈悲の心で法輪大法に関する情報を広め、迫害の真実を伝えています。中国共産党の嘘や法輪大法に対する中傷に染まっている人たちは、惑わされているのです」
彼らは、私が同修の家で『轉法輪』を読んでいたことを口実に、10日間私を拘留しようとしました。彼らは私に書類への署名を迫りましたが、私は拒否しました。その日の午後5時頃、彼らは私と娘を家に連れて帰りました。修煉していない夫の両親と夫は恐怖に震えていました。夫は特に、1歳の娘があぐらをかいて両手を組んでいるのを見て動揺し、娘が私と一緒に法輪大法を修煉してはならないと強く主張しました。
夫は、私の考えを変えることはできないと分かっていたので、代わりに娘に修煉を教えないと約束するよう圧力をかけてきました。法輪大法を修煉すれば、人は正しく、健康で、賢くなるし、誰もが自分の信仰を選ぶ自由があることを知っていたので、私は同意しませんでした。夫は、「約束しないなら、娘を叔母の家に連れて行く」と言いました。私は冗談だと思いました。しかし、私が父の手術に付き添って病院に行った時、彼はそれを実行しました。
家に帰り、娘のために買ったおもちゃとおやつを片付けながら、誰もいない家の中を見回しました。私は悲しくなりました。私はそれからベッドに横になりました。私は、これは娘への愛情を諦めさせるための師父の按排だと分かりました。
夫は別の街で働きに出ている間、生活費を渡すのをやめると言いました。「最近は仕事を見つけるのも大変だぞ。俺なしでやっていけるかどうか試してみろ」と怒って言いました。
私は娘と一度も離れたことはなかったのに、今や娘は数100里ほども離れた遠方にいるのです。娘に何が起こるのか分からなかったので、もし私がいなくなって寂しくなったらどうするだろうか? 私は人間としての愛着や切実な思いが、私の中に溢れ出ました。私は仕事もなく、孤独だったのです。私はあの日々はまるで何年も経ったように感じられました。私は苦しみに耐え忍んでいました。
私は師父の法を唱え続けました。
「親族の情に執着するならば、必ずそのために疲れ、まとわり付かれ、魔がさし、情の糸をつかんで一生をかき乱されるのですが、年を取って、悔いてももう遅いのです」(『精進要旨』「修める者の忌」)
法を唱え続けることで、私の心はもはや情のもつれによって苦しめられることがなくなりました。
数日後、家政婦の仕事を見つけました。その家の女性は最初、私が法輪大法を修めていることを知りませんでしたが、とても親切な人だと言ってくれました。ある時、あなたは夫と別居しているのに、なぜ浮気をしないのかと、彼女に聞かれました。私は「法輪大法を修めているので、大法の理を知っています。神は男には妻を、女には夫を用意します。妻や夫以外の人と関係を持つのは罪です」と答えました。
彼女は、「あなたがスマホを使わない理由がわかりました。汚染されるのが怖いのですね」と言いました。私は微笑んで何も言いませんでした。中国では盗聴されていることは彼女には言いませんでした。彼女は法輪大法に反対したことは一度もないと言いました。後になって、私は自分の家族の状況を彼女に話しました。夫の両親は、私が法輪大法を修煉しているという理由で、夫に離婚を説得しようとしたことがあります。私が子供を出産した時も、産後も夫の両親は一銭も出さず、何の援助もしてくれませんでした。私は師父の教え、無私無欲、利他、そして自分よりも他人を優先することを思い出しました。私は、家に帰るたびに夫の両親の汚れた服や寝具を集めて洗濯しました。
私は彼女に、「もし、私は法輪大法を修めていなかったら、子供を送り出した夫を恨んでいたでしょうし、夫の両親にも恨みを抱いていたでしょう。しかし、今の私は、法輪大法を修煉しています。法輪大法のおかげで、私は窮地から抜け出し、苦しみから解放されました。私はもう誰かを恨んだり、争ったりすることはなく、優しくするよう努めています」と言いました。彼女は微笑みながら私を見つめました。
師父は、私を欲望の海から救い出し、かつて汚れていた心身を清め、法を説き、真の家への道へと導いてくださいました。師父に感謝いたします。今では娘も戻ってきており、夫との関係も改善しています。私は三つのことを堅持し、しっかりと修煉の道を歩んでいます。