(明慧日本)広東省広州市に在住の法輪功修煉者・駱麗萍さん(女性)は2010年1月、上演される予定だった「神韻香港公演」のチケットを電話で予約した際、中共(中国共産党)当局に盗聴された。その後、駱さんは中共関係部門に香港へ行く「通行許可証」を申請した際、「通行許可証」を発行できないと言いながらも、その費用、身分証明証、書類などを没収された。
その数日後、数人の警官らが駱さんの家に不法に侵入して、家宅捜索を行い、駱さんの家に置いてあった法輪功の関連書籍、パソコン、現金などの私物を没収した。そして、駱さんを地元の派出所まで不当に連行した。翌朝、警官は駱さんを留置場に移送した。
留置場で駱さんは数10人が入っている小部屋に入れられ、食事やトイレも同じ部屋で済ませなけらばならなかった。警官は常に、ベッドや、衣服、身の回り品の検査を行っていた。駱さんは17日後に、懲役1年半の労働教養を宣告された。駱さんは、労働教養所に移送されたときの健康診断で、血圧が高かったが、警官は「正常と書け」と医者に命令した。そこで、駱さんは無理やり広州槎頭女子労働教養所に拘禁された。
駱さんと同じ労働教養所に拘禁された法輪功修煉者は約20数人だった。1人の法輪功修煉者に対して2人の監視役が監視し、煉功と会話を許さず、食事やトイレのときも、監視役がついた。労働教養所側は「転向」しない法輪功修煉者に対して、家族との面会、電話、手紙を出すことも、家族からの郵便物を受け取ることも許さなかった。
駱さんは、労働教養所で重労働を強制された。2011年5月から、毎朝食事前に共産党を賛美する歌を強要された。労働教養所側は歌わない人に対して、罰を与えた。たとえば、部屋に閉じこめて、窓のカーテンを閉め、電気を消してトイレに行かせない、刑期の延長などである。
駱さんは釈放されるとき、自分の服を持って帰ることを許されなかった。駱さんは釈放された当日、洗脳班に移送され、45日間拘禁されたという。