(明慧日本)湖南省永州市の各県、区(冷水タン区、零陵区、双牌県、東安県、祁楊県、寧遠県、藍山県)に在住の百人近くの法輪功修煉者は2011年10月以来、冷水タン区接リョ橋洗脳班に拘禁されている。
10月8日から19日まで、双牌県の中共(中国共産党)政府部門、公安局、政法委員会の10数人は連日、法輪功修煉者の家に侵入し、3人の法輪功修煉者を不当に連行した。
11月7日、零陵区の610弁公室と国保(国家安全保衛)大隊の警官は法輪功修煉者・王月栄さん、成秋鸞さん、黄金風さん3人の身柄を拘束した。11月14日、警官は法輪功修煉者・王恵君さんの身柄を拘束した。
11月中、寧遠県の610弁公室の主任と陵鎮総合治理弁公室の主任は互いに結托し、法輪功修煉者・何戴成さん、陳勤秀さん、黄国生きさん、彭格容さんを連行した。
11月28日午後4時、新田県610弁公室の警官20数人は、4台のパトカーに乗り、自宅にいた法輪功修煉者・劉士秀さんを連行した。
10月中、東安県に在住の法輪功修煉者・何仙芝さん、潘紅娥さん、趙勛荘さんは不当に身柄を拘束された。10月24日には田彩銀さん、11月末には蒋腊雲さんも身柄を拘束された。
以上、当局により身柄を拘束された法輪功修煉者たちは現在皆、冷水タン区接リョ橋洗脳班に拘禁されているという。
冷水タン区接リョ橋洗脳班では法輪功修煉者に対し、法輪功を誹謗中傷する内容のビデオを見ることを強要し、邪悟者を利用して法輪功修煉者を「転向」させ、法輪功修煉者に自白をさせるため、拷問などの手段を取っている。また法輪功修煉者に対し、神経を混乱させる不明薬物を飲ませることを強いているという。彼らは様々な手段で、法輪功修煉者に肉体的、精神的な苦痛を与えている。
同洗脳班では一定期間で洗脳を行い、その第1期には法輪功修煉者40数人を拘禁していた。現在進行中の第2期に拘禁されている法輪功修煉者の具体的な数は、まだ判明していない。
法輪功修煉者・雷智勇(43歳)さん、李春意さん夫婦(米屋を経営)も冷水タン区接リョ橋洗脳班に拘禁された。
11月25日朝7時ごろ、藍山食糧局副局長・蒋は、「お米を買いたい」という口実で、雷さんがお店にいるようにした。雷さんは店の前に来たところで、4人の私服警官によって身柄を拘束された。その時、警官らは何の証明も提示しなかった。
雷さんはかつて、藍山第1中学校の評判の良い数学教師だった。しかし雷さんは法輪功を修煉しているという理由で、中共当局からの様々な迫害を受け続けてきた。1999年から2001年にかけて、雷さんは数度にわたって連行され留置場に拘禁された。2002年、雷さんは警官に身柄を拘束され、懲役6年の不当な判決を宣告され常津市刑務所に収容された。刑務所内で雷さんは様々な拷問を受け、その傷跡はいまだに残っている。その後、雷さんは学校側から一方的に解雇された。一家の生計を立てるため、妻の李さんは小さい米屋を経営し始めた。
雷さんが連行された数日後の12月4日朝7時ごろ、李さんはお店で米を卸していた時、突然、数人の私服警官が店に侵入し、李さんを連行した。
李さんは2000年に1年間、労働教養所に拘禁されていたことがある。李さんの家は現在、70歳過ぎの母と幼い娘しか残っていない。夫婦ともに拘禁されたため、米屋を経営する人はおらず、李さんの母と娘の生活も非常に困難な状態に陥っている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)