【明慧日本2012年2月18日】米国の神韻国際芸術団は、2012年2月8日夜の7時半、米ワシントン州のシアトル市の市中心部にあるシアトルセンター・マッコーホールで最終公演を行った。アーティスト達は絶妙な演技で中国の5千年文化の神髄を克明に表現し、観衆の心を強く捉えた。上演中、熱い拍手が度々巻き起こり、会場に響き渡っていた。公演終了後、アーティスト達は熱烈なアンコールに3回も応えた。
しかし、世界の各開催地で称賛され、中国の伝統文化を広めることを主旨とする神韻公演は、常に中共(中国共産党)から妨害を受けている。シアトル公演も例外ではなく、開演の数週間前の1月18日に、駐サンフランシスコの中国領事館の総領事・高占生がシアトル市議会の議員に書簡を送り、「神韻が中国とアメリカとの関係を壊しているため、祝辞と賞状を贈ったり、公演を観たり、マスコミの取材を受けたりしないように」と要求した。
1月25日、ある議員が中国総領事から送られてきた書簡を神韻公演の主催者に渡したことで、妨害事件が発覚した。主催側はすぐに地元の全てのマスコミに関係書類を送り、妨害事件を暴露した。
その2日後の27日、駐サンフランシスコの中国領事館の前に、百人あまりの市民が集まり、迫害政策を海外に輸出してアメリカ国内での文化活動を妨害していることに抗議すると共に、総領事・高占生の追放を求めた。
さらにその3日後の30日午後、地元テレビ局・King5が特集番組を組み、妨害事件の経緯を詳しく報道した。
また地元の議員達は中共の圧力に影響を受けないことを表明した。その中の数名の議員は、総領事からの書簡を読んで、常識から外れた言葉遣いや態度に唖然したという。また、ある議員は、友人と家族達は皆鑑賞に行くと断言し、自分もできれば行きたいと話した。
サンフランシスコ公演の主催者側は、高占生総領事の行いはアメリカの主権を侵害したと非難した。サンフランシスコの市長選挙の候補者ポール・カリアー氏は、中共によるアメリカの外交や政治への干渉は無駄であり、神韻2012年アメリカ公演は非常に成功していると明言した。
このようにシアトル公演は市民達から支持され、中共の妨害はむなしく失敗に終わった。鑑賞に訪れた地元の芸術家と各界の名士達は、感動に満ちたコメントを多く残した。
有名な交響曲作家・Charles-Henri Avelange氏(右)
フランス出身の有名な交響曲作家・Charles-Henri Avelange さんは「振り付けは最高でした。衣装も美しい。大好きです」と語った。
有名な音楽家で、小説家のブルーナー氏
シアトルでとても有名な音楽家で、短編小説家でもあるブルーナー氏は「これほど優美な音楽を聞いたことがありません。まるで天国から流れてきた音楽で、うっとりとしました。音楽に潜められた歴史と文化が伝わってきます」と語った。舞踊については「天国の世界に連れて行かれたような気分です」と、神韻の舞踊の美しさを絶賛した。
シアトル国際学生交換センターの責任者であるサラ・シュミット氏は、初鑑賞のときから、すでに神韻の虜となったという。サラ・シュミット氏は、短時間で中国5千年の伝統文化が分かるだけでなく、この上ない究極な美を享受できると言って、海外にいる中国人留学生が皆、神韻を観るべきだと薦めた。
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/2/15/131470.html) 更新日:2012年2月19日