湖南省:刑務所で迫害され 法輪功修煉者が半身麻痺
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 【明慧日本2012年3月2日】湖南省婁底(ろうてい)市に在住の法輪功修煉者・曹貢勛さん(60)は2010年、中共(中国共産党)当局に懲役10年の不当判決を宣告され、湖南罔嶺刑務所に収容された。曹さんは現在、刑務所の迫害によって、半身が麻痺状態になった。それでも、刑務所側は曹さんを釈放せず、曹さんと家族との面会も許さなかった。

 曹さんは刑務所でいつも、暴力を振るわれ、後頭部をぶつけられていた。現在、曹さんは痩せこけ、半身麻痺状態になったにもかかわらず、毎日、警官の指示を受けた2人の受刑者によって24時間監視され、強行洗脳も行われている。

 2012年2月26日午前、曹さんの家族が曹さんとの面会のため刑務所へ来たが、面会は許されなかった。刑務所2大隊の指導員・曾は「曹貢勛は刑務所の中でも法輪功をやっているため、面会は許さない」と言った。曹さんの家族は「先日、刑務所から電話をもらって、刑務所に来るようにと言われたのに、なぜ会えないのですか。私たちは遠く離れた田舎から来たのですから」と曾に話した。曾は「曹貢勛は歩けるようになったから、面会の必要がない」と答えた。また、曾は面会について、「上級機関に申し込まないと、私が決めることはできない」と言った。

 2011年11月28日、刑務所側は、「曹貢勛の高血圧がひどいため、早く来るように」と曹さんの家族に電話した。広東省で出稼ぎをしている曹さんの家族はすぐに仕事を休んで、数日かけて刑務所に駆けつけた。2011年12月9日、刑務所側が再び、曹さんの家族に「早く来なさい」という電話をかけた。家族は曹さんと面会したとき、曹さんは2人に支えられて、中から出てきた。元はぽっちゃりしていた曹さんは痩せこけ、体の半分は動けない状態であった。しかし、面会はたったの数分間で中断された。

 曹さんの姿を見て、家族は心を痛め、すぐに曹さんを釈放するように刑務所側に要求した。しかし、刑務所のある警官は「一般の受刑者なら、このようなひどい病状なら、すぐに釈放する。法輪功修煉者だから釈放できない。曹貢勛は10年の判決だぞ。一時出所の措置を受けたくても、刑期5年以後の話だ。たとえ、曹貢勛が刑務所で死んでも、誰も責任を追及されないだろう。刑務所で死ぬことはいつものことだからなあ」と話していた。

 結局、2月26日、家族は曹さんとの面会ができなかった。前の面会のときの曹さんの様子を思い出し、家族は曹さんのことをとても心配した。

 曹さんは2009年、警官によって身柄を拘束された。2010年3月12日、婁底市婁星区裁判所は曹さんなど、9人の法輪功修煉者に対して開廷した。法廷で法輪功修煉者たちの弁護士は控訴人に、「法輪功に対する法律の根拠を出してください」と言ったが、控訴人と裁判官は答えられなかった。そして、弁護士は「警官は法輪功修煉者の家で家宅捜索をして、パソコンや法輪功の資料を探し出して没収したが、それらの行為は違法行為です。なぜなら、それらのものは私有物で、人に危害をまったく与えていないものです。ですから、法輪功修煉者たちをすぐに釈放してください」と弁護したが、裁判所は法に従わず、不法に9人の法輪功修煉者に判決を言い渡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/2/29/253646.html)     更新日:2012年3月3日
 
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