湖南省:女性の法輪功修煉者が刑務所で49日間立たされる
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 【明慧日本2012年2月7日】湖南省懐化(かいか)市に在住の法輪功修煉者・周玲さんは2008年5月27日、地元の警官に身柄を拘束され、家宅捜索を行われた。その後、周さんは不当に3年の実行判決を宣告され、湖南女子刑務所に拘禁された。刑務所で警官は暴力的な手段を使って、周さんに対して洗脳し、周さんを49日間連続で立たせた。

 周さんは1996年に法輪功を修煉し始めた。それまで、周さんは重い痔、胃病、婦人病などを患い、大金を使って治療したが、治らなかった。病気に苦しみ、途方に暮れた周さんは麻雀のギャンブルで不良習慣に手を染めたため、2回も拘禁されたことがある。しかし、法輪功を修煉してから、周さんは麻雀を止め、病気も完治した。

 1999年7.20から、中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始した。周さんは法輪功の信条を堅持し、法輪功の真相を伝えたため、洪江市公安局の警官に連行され、2年の労働教養処分を宣告された。労働教養所に拘禁された周さんは、「転向」を拒否したため、労働教養の期間を8カ月延長された。

 2008年5月27日、周さんは再び警官に連行され、家宅捜索をされた。その後、3年の実刑判決を不当に言い渡された。

 2009年9月1日、刑務所で周さんともう1人の法輪功修煉者が同じ部屋に入れられ、刑務所のルールと中共を賛美する歌詞の書き写しを強いられた。周さんが従わなかったため、警官は受刑者らに指示して周さんを殴ったリ蹴ったりさせた。その後、周さんは独房に拘禁され、3人の受刑者により8カ月間苦しめられた。周さんは49日間連続で立たされ、最初の12日間だけ夜12時以降に寝ることを許されたが、その後の37日間、1日もベッドで寝ることを許されなかった。

 立たされた周さんは幻覚が現れ、自分がどこに居るのか、部屋のドアがどこにあるか、前後左右の方向も分からなくなり、地面に倒れてしまった。すると、受刑者たちは倒れた周さんの体に冷水をかけ、目にメンソール入りの塗布薬を入れた。周さんは足がひどく腫れて皮膚を破れ、腰を痛め、足の裏に水ぶくれができた。周さんは悲惨な姿になったにもかかわらず、立たされる姿勢を続けられ、精神崩壊寸前だった。

 49日間立たされ、肉体的にも精神的にも苦しめられた周さんは屈しなかった。そこで、周さんはまた、しゃがむ姿勢で9日間罰されたが、屈しなかった。それにより、周さんは両腕を背中に回されて手錠をかけられた(写真)。これらの迫害のため、周さんは腰が負傷し、汗が流れて下着が濡れ、両手が麻痺して半月も回復できなかった。

酷刑演示:背铐 
拷問の実演:両腕を背中に回して手錠をかけられる

 しかし、警官らは周さんに「お前は頑固だな。刑務所に『死亡枠』(死なせても、責任を問わないこと)があるんだ。お前が死んだら火葬場に送るよ。俺たちは責任を負わないからね」と言った。

 かつて、この刑務所の残酷な迫害により、桃源市に在住の法輪功修煉者・文恵英さんは死亡し、精神異常になった法輪功修煉者もいたという。

  (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/1/30/252525.html)     更新日:2012年2月8日
 
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