【明慧日本2012年2月21日】通道県に在住の法輪功修煉者・張嫦英さん(58歳女性)は、法輪功を修煉しているという理由で、地元政府から迫害され、迫害から逃れるためにやむを得ず家を離れた。張さんは警察から不当に指名手配されたため、9年にわたって放浪生活を余儀なくされた。
2011年11月17日午前10時頃、張さんが自宅に戻ってから1カ月も経たない内に、修煉を放棄する内容の保証書への署名を拒否したという理由で、通道県610弁公室によって懐化洗脳班へ移送された。それ以降、張さんは法輪功を中傷するビデオを見させられ、行動も制限され、食事は1日1食しか与えられなかった。
また12月2日から連続9日間、張さんは殴打されるなど、暴行を伴う吊るし上げの拷問を受けた。張さんは足の指が軽く地面に触れるくらいの位置に吊り下げられ、両手に体重がかかって紫色の傷跡が残り、手は骨が裂けてボロボロになって血が流れ出た。
こうして張さんは12月16日まで拘禁され、様々な拷問を加えられた後、釈放されたが、釈放後も、家族を傷つけるなどと脅迫を受け、張さんの一家は苦しい生活を強いられている。
拷問の実演:吊るし上げ
張さんは1999年10月、法輪功が当局から理不尽に迫害されている状況を見て、北京へ陳情に行ったとき、警官に身柄を拘束され、留置場で20日以上拘禁を強いられたことがある。2001年以降、当局は政治的な敏感日であるということを口実に、数回にわたり、張さんを任意に1~2カ月間拘禁した。張さんは身柄を拘束されるたびに、食料費として多額の金銭を脅し取られた。
2002年12月9日、張さんは法輪功の真相資料を配布していたという理由で、令状の提示もなく家宅捜索を受け、一部の家財を没収された。張さんは当局の圧力のもと、危険を感じて家に帰ることもできず、路頭に迷う生活を強いられた。
現在、通道県610弁公室は、張さんの身柄を拘束しているだけでなく、彼女の定年退職金5万元を没収した