【明慧日本2012年3月30日】南アフリカ人権デーである2012年3月21日午前、法輪功修煉者はダーバン市庁舎前の広場で集団煉功を行い、12年来続いている中共(中国共産党)当局による法輪功修煉者に対する迫害事実を人々に伝えた。
ダーバン市庁舎前の広場で、法輪功の真相展示パネルを読む民衆
英語で「法輪功への迫害を停止せよ」などと書かれた横断幕や法輪功を紹介する真相展示パネルを読む通行人達は、修煉者達に近寄ってきて真剣に詳しい内容を聞いた。修煉者達は真相チラシをすべての通行人に配布し、そして法輪大法のすばらしさと、中国で発生している法輪功修煉者に対する残酷な迫害事実を伝えた。
アパルトヘイト政策をとっていた南アフリカ政府は、かつて白人と黒人の分離政策を行なっていた。このような政府の方針に対して、かつてパン・アフリカニスト会議(PAC)は独自に抗議活動を実施した。1960年3月21日に南アフリカ共和国トランスバール州ヨハネスブルグ近郊のシャープビルでPACが組織した5,000~7,000人の群集がシャープビルの警察署前で抗議行動を行った。当日の午後1時15分頃、警官は群集に対して発砲を開始し、69人が死亡、180人以上が負傷した。1966年の国連総会で、3月21日を国際人種差別撤廃デーとすることが決議された。南アフリカでは1994年以降、3月21日が「人権デー」となっている。1996年、ネルソン・マンデラ大統領は、シャープビルで新憲法の署名を行なった。
この日に際してダーバン市庁舎前の広場に設置されたブースには、法輪功の真相を伝える資料や書籍が用意され、南アフリカの修煉者たちは、中共当局による法輪功修煉者への残虐非道な迫害を暴露し、人道に反する中共の迫害を譴責し、各界へ迫害停止の協力を呼びかけている。
法輪功は法輪大法とも呼ばれ、1992年5月、吉林省出身の李洪志先生により伝えられた。法輪功とは「真・善・忍」という宇宙の特性に基づいて心性を修め、人間の身体を健康にするとともに、生命を根本から改善・向上させる功法である。また、「真・善・忍」に基づくことは、世間に高尚な道徳水準をもたらし、崩壊した道徳心を回復することができると考えられている。しかし、1999年以降、中共当局は自国民の法輪功修煉者に対して激しい弾圧を行い、この卑劣な弾圧政策のもとで警察や司法部門、中共の悪意ある宣伝を信じた人が法輪功への迫害に追随し、迫害の規模を拡大させている。