【明慧日本2012年6月2日】遼寧省瀋陽市の法輪功修煉者・王傑さん(48歳女性) は2002年、遼寧省で法輪功修煉者が残酷な迫害を受けた事実を集めていたが、その際、電話を盗聴された。2002年10月、王さんは王立軍が指揮する鉄嶺公安局に連行され、2昼夜壁に吊るされるなどの拷問を受けた後、不法に懲役7年の判決を下された。2009年10月、7年の不法拘禁が終わった時、王さんの体は極めて衰弱し、膀胱癌を罹っていた。2012年4月21日午前9時45分、王さんはこの世を去った。
王傑さんの写真 迫害を受けた王傑さん
王さんは瀋陽市瀋河区一経街道辧事処の職員であり、1997年に法輪功を修煉し始めた。王さんは持病が治り、仕事が順調になり、家庭も幸せになった。
1999年以降、法輪功が当局に弾圧されたため、王さんは北京へ陳情に行き、瀋陽龍山教養院に拘留された。教養院で王さんは、15歳の法輪功修煉者・韓天子さんが警察にスタンガンで残酷に電気ショックを加えられる場面を目撃し、王さんと39名の法輪功修煉者は断食で迫害に抗議した。王さんは危篤状態に陥り釈放され、家族に迎えられた。帰宅後、王さんは法輪功の修煉を続け、体調は回復した。その後、王さんは法輪功の真相を伝える資料を配っていた時、再び不法に連行された。2001年、王さんは三回目の連行を受け、7日間の断食をした後、刑務所を釈放された。
2002年10月、鉄嶺市で、王さんは四回目の連行を受けた。2003年7年、王さんは判決を下され、遼寧省女子刑務所に拘禁され、様々な苦難を受けた。王さんは数回、断食で抗議し、何度も危篤状態に陥った。断食は半年続いたこともあり、その時の王さんの体重は30キロにも満たなかった。
2009年10月に刑期が終わった時、王さんは体が極めて衰弱し、常に尿を失禁した。食事もあまり摂ることが出来なかった。
2010年9月26日朝、瀋陽市和平区新興派出所の劉所長は6名の警官を連れて、王さんの家に不法侵入して王さんを連行し、法輪功の書籍・携帯・パソコンを没収した。王さんは当日の夜、瀋陽市看守所へ移送された。
その後、王さんは大量流血し、家族は2012年4月11日王さんを病院へ緊急搬送した。
4月21日、王さんは亡くなった。