黒竜江省:610弁公室・裁判所の迫害で法輪功修煉者が死亡
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 【明慧日本2012年6月8日】黒竜江省・綏化市(すいかし)に居住していた周桂蘭さん(64)は、2009年に法輪功を習い始め、わずか数カ月の間に胆嚢炎・高血圧・痛風・胆の結石など各種の持病に加え、肺がんまで全快した。法輪功を学んだことで心身ともに恩恵を受けたことに感銘した周さんは、中共により法輪功が迫害されている事実を人々に伝えてきた。しかし、それが理由で610弁公室により2011年2月12日と2011年9月15日に2度捕まり、前後数日間にわたって拘禁された。そして、当局の弾圧政策に追随する裁判所は、周さんに懲役3年6カ月の不当判決を宣告した。

 周さんの家族は、北京の弁護士に周さんの弁護を依頼した。法廷では家族の証言と弁護士の出張が展開された。弁護士は、「法輪功が迫害されている実態を伝えることと、『真・善・忍』を信じることは、違法ではありません。『真・善・忍』の教えに従って、家庭では家族と仲良く暮らし、職場では仕事をよくこなし、社会ではルールを守るよい公民になり、これらの行為は犯罪行為ではありません。周さんは法輪功を修煉した後、各種の持病はもちろん、肺がんまで全快し、心身ともに恩恵を受けました。法輪功への迫害を一刻も早く停止し、周さんを釈放するよう求めます」と述べた。

 しかし、監禁されていた間に拷問され続けた周さんは今年3月22日、脳出血を発症したが、緊急措置が施されなかったため、危篤となった。施設側は、すぐにも死にそうな周さんを治療による一時出所としたが、入院して一週間も経たないうちに、同月29日、周さんは無実の罪を晴らせずに帰らぬ人となった。

 この迫害に加担したのは、綏化市政法委員会(情報・治安・司法・検察・公安などの部門を主管する機構、610弁公室を直轄)、北林区610弁公室、同市・検察庁、裁判所、留置場などである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/19/257783.html)     更新日:2012年6月9日
 
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