湖南省:善良な市民が連行され24時間内に死亡(写真)
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 【明慧日本2012年6月4日】湖南省郴(ちん)州市に居住していた法輪功修煉者・許郴生さん(47歳女性)は先月16日午前、人民西路派出所の警察に突然捕まえられ、24時間の不当尋問を受けてまもなく突然死に至った。しかし、事件発生後2日目、許さんの家族は、彼女が病死だと書かれた死因報告書を受け取った。

生前の許郴生さん

 連行の当日、許さんは町で警察に連行された。そして、派出所で後ろ手にして手錠をかけられたまま尋問を連続12時間も強いられた。その間、水など食べ物も与えられず、トイレに行くことも禁じられた。夜10時39分頃、3人の警察によってパトカーの中に入れられ、約30分後、郴州市第一人民病院へ運ばれた。結局、病院側が緊急治療を施したかどうかも知ることはできず、一方的に許さんが死亡したと診断され、死亡の詳細理由もなく死亡証明書が発行された。そのとき、許さんの遺体は、すでに葬式場へ運ばれたが、目が閉じることなく無実を訴えているようだった。

迫害死の許郴生さんの遺影

 5月18日夜、家族は許さんの死亡状況を知らされた。もうすぐ90歳の許さんの母は、娘の迫害死にショックを受けて、娘を殺した警察たちを許さないと憤慨し、正義ある弁護士及び法医に娘の死因を追究するよう依頼した。

 許さんは1999年7.20以降、迫害が始まってからも、法輪功を学び続けた。そのため、長期間にわたって当局の各種の迫害により恐怖に覆われた生活を送り、家庭は崩壊した。1人暮らしになったものの、依然として尾行や監視の日々を強いられ続けた。2000年頃、許さんは法輪功の真相を人々に伝えた。それが理由で、2001年と2005年に洗脳班へ収容され、拘禁や罰金、放浪生活を余儀なくされたり、追放されたりした。また、2008年12月24日に一度、強制連行に遭ったが、健康診断が不合格で入所を免れた。

 2011年6月11日、許さんは不当連行され、長沙鉄路公安局で監禁されていた間、恐喝や拷問、虐待を加えられた。最終的に、連続45日の断食生活により命の危機に晒されるなか、釈放を許された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/27/258152.html)     更新日:2012年6月5日
 
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