甘粛省:裁判長 法輪功修煉者を出廷させず
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 【明慧日本2012年6月13日】甘粛省蘭州市に在住の法輪功修煉者・金怡均さんは昨年12月7日、不当拘禁されて刑期満了日を迎えた修煉者・邵延波さんを迎えに刑務所へ行った。その後、蘭州市国保(国家安全保衛)大隊に尾行や監視をされ始め、のちに不当連行されて迫害された。今年1月5日、労働教養1年を言い渡され、上訴を申し立てた金さんは、中共(中国共産党)当局の妨害により訴訟審理を却下され続けた。

   2012年6月7日9時頃、甘粛省女子労働教養所で秘密裏に不公平な裁判が開廷された。

 裁判当日、正義ある弁護士は、当事者の出廷を事前に拒否していた裁判長を非難した。弁護士に「当事者も出廷させず、誰のために弁護するのですか?」と詰責された裁判長は、反論できずに当事者を法廷に呼び出した。そして弁護士は、罪のない事実証拠を見せて「友人の出獄を迎えに行った金さんが何の罪を犯したのか?」と問い、金さんの無罪を主張した。しかし、裁判長は、弁護士の無罪弁護が気に入らなかったため、証言を無視し、早々に閉廷した。

 情報筋によると、政法委員会(610弁公室を直轄する組織)の指示のもと、各地の労働教養所は、1人の修煉者を入所させることができれば、中央の上級部門から3万元の賞金が与えられることになっているという。 

 ここで、中共当局の卑劣な弾圧政策のもとで迫害を行なっている警官・司法部門に、罪のない人への迫害に加担したという歴史上の罪人にならないよう、ただちに迫害を停止するよう呼びかける。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/9/258686.html)     更新日:2012年6月14日
 
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