山東省:イ坊市の年配女性 無実のまま洗脳班に拘禁され死亡 
■ 印刷版
 

 【明慧日本2012年6月18日】山東省イ坊市に在住の法輪功修煉者・金常蘭さん(68歳女性)は、1996年に法輪功の修煉を始めて以来、心身共に恩恵を受けた。中共(中国共産党)当局が法輪功に対する迫害を開始した後、金さんは絶えず真相を伝えてきたが、何度もイ坊市の警官に不当連行されて迫害された。

  2012年2月28日午前、奎文(けいぶん)区公安支局と大虞派出所の警官は、金さんの住宅地の入り口で金さんを大虞派出所まで不当に連行し、法輪功の書籍・資料等を没収し、家財を差し押さえた。午後、金さんは家族の要求により家族と一緒に帰れることになったが、数時間後、家に不法侵入してきた警官にイ坊市洗脳班まで連行された。 

 洗脳班のリーダーらは金さんを恐喝した。金さんは高血圧・けいれん・心筋梗塞等の病状が現れ、危篤状態となった。救急車が洗脳班に駆けつけた時、救護人員が「なぜもっと早く呼ばなかったのか」と問いつめたが、その場で答える人はいなかった。 

 緊急措置を施した後、家に帰った金さんは危篤状態のまま、5月31日に死亡した。

 金さんはこれまで、字も全く読めなかったが、法輪功を学び始めてからは、奇跡的に『転法輪』が読めるようになった。

 しかし2002年春、金さんは多くの法輪功の資料を提げて、遠く離れている故郷まで行ったが、告発され、現地の公安局に不当連行され、手錠をかけられて椅子に繋がれた。金さんが「肉に食い込んでいる手錠を外して欲しい」と言うと、警官はからかいながら「お前の師父に外してもらったらどうだ」と言った。 その時、金さんは「師父、弟子を助けてください」と心の中で思うと、本当に手錠が外れたという。その場にいた警官は、不思議で仕方なく、驚いていた。 

 金さんは警官に、何度も繰り返し法輪功の真相を伝えたが、ある警官は話を聞いてくれず、金さんを殴った。翌日、暴力を振るった警官は、交通事故に遭って死亡したのだという。 

 中共が法輪功を迫害して以来、金さんは北京へ陳情に行き、現地で真相を伝え、資料を配り、三退(共産党・共青団・小先隊)からの脱退を勧めるなど、年中風雨にもかかわらず休んだことはなかった。市場の多くの人たちが金さんを知っていて、自ら資料やCDをもらうようになった。10数年来、金さんは何度も不当に連行された。ある日、警官に殴られて歯が抜け、血が止まらなくなった。しかし、いかなる状況下でも、金さんは善を勧めることを止めることはなかった。 

 金さんは、卑劣な迫害制作によって繰り返し不当に連行され、長期にわたって恐怖の中で過ごしてきた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/11/258757.html)     更新日:2012年6月19日
 
関連文章