河北省:刑務所で拷問され 法輪功修煉者が危篤
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 【明慧日本2012年7月4日】河北省唐山市に在住の法輪功修煉者・何素英さん(52歳女性)は、今年2月25日午前9時頃、豊潤県公安局、林蔭路派出所の警官ら20数人に家を取り囲まれた。そして、私服警官、居民委員会(共産党の最下部組織)の人員がドアを開けるよう説得した途端、何さん宅に不法に侵入した。警官らは何さんと家族を脅して押さえつけ、何さんの銀行通帳、パソコン、プリンタ、書き込みドライブ、法輪功の関連物、携帯電話、MP4プレヤー、現金8万元、自動車など多数の家財をはく奪した。被害額は十数万元にも上ったという。

 警官は何さんの夫と弟を林蔭路派出所まで不当に連行し、「犯人隠匿罪」という根拠のない罪名で家族を脅迫した。拘束されていた何さんの夫と弟は「法輪功の創始者を罵倒することを釈放の条件」として脅された。何さんは豊潤刑務所に拘禁された。

 何さんの家族は、3月10日以降、5回にわたって林蔭路派出所を往復して家財の返却を求めたが、携帯電話、現金3900元、MP4プレーヤーなどの一部しか返却されなかった。さらに、何さんとの面会も禁じられた。

 その間、家族は治療のために警官に連れて来られた何さんと、病院で会うことができた。当時、警察の警備により、人と接触できないよう隔離された何さんに近づくことはできなかったが、彼女の苦痛な表情から、刑務所内での状況を察することができた。情報筋によると、治療を受けている間、何さんは1時間に2回も心拍停止となり、危篤状態に陥ったという。

 拘禁されていた間、何さんは髪の毛を引っ張られたり、ビンタを食らわされたり、殴る蹴るの暴行を加えられ、人権をさんざん蹂躙された。また、食事はおかゆや漬物、饅頭などしか与えられなかったという。しかし、家族の仕送りも禁じられた状態で、外部より3、4倍も高い価格の、施設構内の物品を購入させられた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/30/259607.html)
 
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