【明慧日本2015年2月13日】経済を専門とするイボンヌさんは1998年にスウェーデンで法輪功に出会いました。それから、彼女と中国との縁が始まりました。彼女は1999年の新年と2001年11月に中国に行きました。その2回の旅で彼女が体験したことはあまりにも異なるものでした。なぜなら、1999年7月に法輪功に対する迫害が始まったからです。
イボンヌさんはこう言います。「私はできるだけ早くまた中国に行き、そちらの同修に会いたいです。しかしそちらに行っても前回のように投獄されたくありません。私は大連で過ごしたお正月やそちらにいる友人が懐かしいです。法輪功に対する迫害で、彼らの多くが亡くなったことを知っていますが、まだ生きている友人らに再会できたら、どんなにすばらしいことでしょう。その日が来ることを待ち望んでいます」
一、偶然に法輪功に出会う
スウェーデンの法輪功学習者・イボンヌさん
イボンヌさんはスウェーデンで生まれ育ちました。彼女は幸せな生活を送っていて、ある建築会社の財務部門で働いていました。
彼女は友人と共によくいろんなことにチャレンジしていました。例えば、競走、スキー、太極拳など。彼女らは常に新しいものを探していました。ある日、彼女の友人が『ヨーテボリポスト』に載っている広告を彼女に見せてくれました。「ねえ、イボンヌ、これを試すべきでは? この法輪功というもの!」と言いました。イボンヌさんは考えることもなく、「もちろん、一緒に行ってみよう」と答えました。
彼女は1998年10月11日、ヨーテボリのストックホルム通りで開催された法輪大法の研修会に参加しました。そこで彼女ははじめて法輪功に出会いました。ステージには法輪功の動作をパフォーマンスしている人がいて、ほかの人は彼らの真似をしていました。
一緒に法輪功を動作を学んでいた時、イボンヌさんは「これは初心者のクラスだな」と思いました。彼女は周りを見てみました。動作は緩やかで、きれいでした。突然、彼女は何かが自分の掌で音を出していることに気づきました。彼女は迷ってしまいました。「私は自分の感覚を説明できない、しかし法輪功には確かに何かがあるが、私の友人は何も感じていない」
イボンヌさんははじめて行った時の法輪功の超常的な現象に感銘を受けました。当日、彼女は法輪功の書籍『轉法輪』を渡されました。その研修会には40人くらい参加しましたが、彼らは小クループに分かれて、その本を読みました。
イボンヌさんは法輪功はただの体操ではないと感じました。「私は1人の学習者が非常に強い口ぶりで『これは非常に厳粛で、非常に重要なことだ』と言ったことをはっきり覚えています。本当に非常に厳粛で、ただの体操ではなく、ただ楽しむだけのものでないと感じました」
彼女は法輪大法がいかに奥深いものか知りませんでしたが、身体の感覚から大法はほかのものと異なる、すごいものだと分かり、大法に対して更に多く知りたくなりました。
研修会の期間中、数人のスウェーデンの学習者はクリスマスを過ぎてから、中国に行く計画について話していました。それを聞き、イボンヌさんは喜び、「私も行きたい」と言い出しました。
彼女は中国に行ったことがありませんでした。彼女は旅が好きだったため、行きたかったのです。許可される可能性は少ないと思いながら、イボンヌさんは社長に休暇の申請を出しました。驚いたことに、社長はすぐ許可してくれました。
彼女は興奮しながら、また驚きました。それは14日間の長い休暇でした。しかし、彼女はまた心配しはじめました。以前、毎回旅を計画する時に彼女は健康の問題が発生して、邪魔されていました。今回は遠いところに行くので、また何かが起きて邪魔されるのではないかと恐れていました。
驚いたことに、今回は何事も発生しませんでした。イボンヌさんは法輪功がすでに自分の健康にプラスの影響を与えていると認識しました。
二、楽しかった中国への旅
1998年12月25日、イボンヌさんはスウェーデンの法輪功学習者と共に中国へ飛んで行きました。ほかの学習者は修煉体験を交流するために中国へ行きましたが、イボンヌさんは旅のためでした。
当時の中国で、法輪功は盛況でした。ほとんどすべての人が法輪功について知っていました。公園に行くと、毎日、朝と夜、多くの人が法輪功を修煉していました。人々は幸せな顔をしていました。
イボンヌさんとスウェーデンの学習者は特に中国人学習者の暖かさと優しさに感動しました。彼らは家族のようでした。彼らは一緒に学法し、一緒に煉功し、一緒に修煉体験を分かち合いました。イボンヌさんはそこに座って、静かに聞いていました。新しい学習者として、彼女は好奇心をもちました。数年後、彼女はその時がいかに貴重な体験だったか分かってきました。
中国人学習者は西洋の学習者をつれて、観光したり、買い物したり、北京市内と郊外の名所旧跡に案内してくれました。
イボンヌさんは思い出します。「私達は中国の品物をたくさん買いました。私達が北京の郊外にある、ある寺に到着した時のことでした。多くの人が寺の外で法輪功を練習していました。私はその時撮った写真をいまも持っています。私は英語を話せる若者と話すことができました。私は彼に法輪功を学ぶ前に、太極拳をやっていたと伝えました。彼は『太極拳はあなたが法輪功へ至る路でした』と教えてくれました。私たちは長く話しました。私はいまも彼を覚えています」
北京の次は、大連市でした。彼らは夜の汽車に乗りました。大連の駅に着いた時、イボンヌさんは目にした光景に唖然としました。
「私達が乗った汽車が駅に走り込んだ時、たくさんの法輪功学習者が手を振っていました。彼らは私達を待っていました。汽車から降りると彼らは私達を手伝って荷物を運んでくれました。1人の女性学習者が私の荷物を持ってくれました。駐車場に着いた時、更に多くの学習者が私達に拍手を送ってくれました」
この暖かい歓迎はイボンヌさんにとって嬉しいことでした。彼女は「私はなぜ私達がそれほど暖かく歓迎されているかわかりませんでした。後になって、中国人の学習者は私達を心から歓迎していることを示すためにそうしたと教えてくれました」と述べました。
大晦日の夜、彼らはパーティーを開きました。楽器を演奏する人や歌う人で本当に活発な雰囲気でした。西洋の学習者もパフォーマンスをしました。
「私はストックホルムからやってきた同修を覚えています。彼はすばらしい声の持ち主で、歌を歌いました。もう1人はスウェーデン語で芝居をしました。それを中国語に翻訳する人がいましたが、中国人の同修はその翻訳を聞き、面白い部分になるとみな笑いました。私達はまた子供の歌を一緒に歌いながら、それに合わせてジャンプしました。とても面白かったです」
「夜10時くらいに彼らは私達をホテルに送ってくれました。私達は戸惑ってしまいました。なぜ、彼らは新年を迎えるまで、そこにいさせなかったのでしょうか? 後になって、すべての国に夜寝ないで新年を迎える習慣があるというわけではないことが分かりました」。イボンヌさんは楽しい記憶に浸っているようでした。
大連市は海岸都市で、ヨーテボリに似ていましたが、もっと大きかったのです。中国人同修がとても親切なのでスウェーデンの学習者はまるで家にいるように感じました。お正月の朝、すべての学習者が朝の煉功に参加しました。西洋人の学習者は列の前に立ち、その後ろに1万人以上の現地の学習者が立っていました。その日、多くのメディアが取材に来ました。
「当日、いくつかのメディアが来ていたことを覚えています。彼らは写真をたくさん撮り、ビデオも撮りました。煉功する時、私は全身が電気を帯びていると感じました。それは不思議な体験でした」とイボンヌは思い出します。
大連にいる間、イボンヌさんはほかの学習者の修煉体験を聞きました。すべての学習者の体験談は印象的でした。彼らは元気になっただけでなく、生まれ変わり、心性も向上しました。
外国の都市の大連で、イボンヌさんは自分がどうやって法輪功をはじめたかを話しました。彼女の体験談はものすごい拍手をもらいました。当時、彼女はどうして自分のシンプルな体験談がそれほど熱烈な拍手をもらったのか理解できませんでした。
後になって、彼女は分かってきました。学習者らは彼女が法輪功をはじめたことをとても嬉しく思っていたのです。
イボンヌさんはスウェーデンに戻ってから、引き続き法輪功を修煉しました。彼女は心がもっと大らかになりました。彼女の生命の目的はただ生活を楽しむだけではありませんでした。彼女は真・善・忍の法理に溶け込んでいました。
彼女は心身共に向上し、ますます喜びを感じました。
修煉の喜びに浸っていた1999年7月、中国から恐ろしいニュースが飛び込んできました。中国共産党は法輪功禁止令を宣布しました。西洋の学習者は「何が起きているのだろうか?」と驚き、理解できませんでした。
(続く)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/12/6/147190.html)
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