中共政協主席・兪正声がスウェーデンを訪問 法輪功修煉者の抗議に遭遇(写真)
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 【明慧日本2013年6月7日】中国政治局常務委員で、中国人民政治協商会議の主席でもある兪正声が今月1日から、スウェーデンを訪問した。しかし、最初の訪問地・ヨーテボリに到着してから、中国で14年も迫害を受け続けている法輪功の修煉者から、一連の抗議に遭遇した。

 1日、法輪功のユニフォームを着たヨーテボリの法輪功修煉者は、駐中国大使館の前に集まり、座り込んで抗議をした。

 3日、法輪功修煉者は皇宮の前で、横断幕を掲げて再び抗議した。さらに法輪功の紹介と迫害の実態を暴露する写真展も開催し、中共(中国共産党)が法輪功修煉者に対して行なっている人権迫害を直視するよう、スウェーデン政府に呼びかけた。


政協主席・兪正声一行の車が抗議する法輪功修煉者の前を通る


政協主席・兪正声一行の車が抗議する法輪功修煉者の前を通る


皇宮の前で、政協主席・兪正声が通るのを待ち構える修煉者達


駐中国大使館の前で抗議活動を行う法輪功修煉者


駐中国大使館の前で抗議活動を行う法輪功修煉者


駐中国大使館の前で抗議活動を行う法輪功修煉者

 兪正声は長い間、江沢民の法輪功弾圧政策に追随し、迫害に深く関わってきた。法輪功迫害調査国際組織によると、兪正声が湖北省の省委書記に在任していた時、迫害によって死亡した修煉者は200人に上り、全国においてトップグラスに入っている。また2007年4月、上海の市委書記に昇進後、2008年の北京オリンピックの前夜には、法輪功修煉者を数多く逮捕した。当時、上海は全国で法輪功修煉者を逮捕した人数が最も多い都市の一つとなった。

 3日、法輪功修煉者は9時前に皇宮の前に集まった。10時ごろに俞正声一行の車が来ると、法輪功修煉者は「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍」「法輪功を迫害する江沢民集団を法で裁こう」などと書かれた横断幕を持ち出して抗議した。11時過ぎ、俞正声一行は皇宮を離れ、再び法輪功修煉者の前を通った。

 抗議活動は通りかかった旅行者や市民の支持を得た。ある女性は「私は香港でこれ(法輪功に関する真相)を知りました。ここであなた達と出合ってとても嬉しいです。このやり方は人々に真実を伝えることも出来るので、とてもいい考えです」と話した。またある男性は横断幕の内容を読んだ後、「私は賛成します」と言い残した。警察も横断幕が一番よく見ることのできる道路の使用を許可してくれた。

 抗議活動の責任者は、アルゼンチン刑事高等裁判所が今年4月17日、法輪功に対してジェノサイド罪を犯した江沢民と羅幹に再審判決を下し、法輪功側の訴えを全面に認めたことに言及し、迫害に加担し続ける人が法で裁かれるまで追い続けることを、兪正声一行に伝えることが、今回の活動の目的だという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/4/274914.html)
 
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