偽経文の回覧は法を乱す行為である ◎師父評注
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 【明慧日本2013年4月30日】『復活祭での説法』と題する偽の経文は既に一定期間、中国大陸の広東省、広西省、江蘇省、河北省、湖北省及び山東省などの大法弟子の一部の中で広く伝わり、最近、海外の大法弟子にまで伝わってきています。これは邪悪のウェブサイトや、邪に悟った同修が「熱心に」広めようとしているものです。これを広める者の中で、ある人はこれが、2010年4月4日に師父が「希望山」で行われた説法だと言い、ある人は、これが4月10日の説法だと言っています。実際、これは他でもなく偽の経文で、師父の海外での説法を断片的に繋ぎ合わせて作られた偽物です。1999年7月に旧勢力による大法弟子への迫害が始まって以来、偽の経文が絶えず現れ、これはその多くの偽の経文の中でわりと新しいものです。

 『明慧ネット十周年法会での説法』の中で、ある欧州の弟子が質問しました。「圓明ネットは師父の経文を掲載してもいいのでしょうか? それとも明慧ネットだけ掲載することができるのでしょうか?」 これに対し、師父は「その信憑性を保つために、私は明慧ネットだけに掲載してもらうことにしています。大法弟子が開設した内部のウェブサイトは転載していいのです。このようにすれば偽物によるかく乱を防ぐことができます。」と答えられました。

 一部の中国大陸の大法弟子が偽の経文を見たり、伝播したり、そして明慧ネットに対し排斥、謗ることに関して、明慧編集部は師父の意見を伺いました。師父はこうおっしゃいました。「法をかく乱するもの達は何れ自分達がやったことに対し責任を負うことになります。」 ここで再度、重ねて言明しますが、明慧ネットによる発表でないもの、師父が正式に発表された説法でないものの全ては偽の経文です。――明慧編集部は偽の経文が現れる度にその事実の説明や、注意喚起、あるいは棒喝のために文章を発表することはせず、そして毎回、大法弟子の交流文章を通じて言及したりもしません。これは1999年7月以後、真に修煉している大法弟子なら誰でも知っていて、受け入れられている常識です。

 一部の大法弟子は軽く考え、それをちょっと見るだけなら問題なく、読んだ後に邪に悟った人に返し、自分自身が伝播さえしなければ大丈夫だと思っていて、ある人は問題の軽重を知らず、言うには「明慧が批判するものであればあるほど読まなければならない」、またその認識を「状況の把握」とまで美化しています。更に理智を失っている人が高慢に言うには、「『真、善、忍』は白紙の上に黒文字があるだけで、表面的なものであり、違う次元に違う法があります」 彼らは偽の経文(うち一部の人は偽の経文を「高法」と呼んでいる)を入手できることを自分の偉さ、次元の高さの象徴だと思っていて、大法弟子の内部で偽の経文を伝播することを「あなた達を低い次元から高次元へ救い上げ、更に宇宙の外へ出られるようにしてあげる」と言っています。偽の経文を読む事はそれを求めているに等しく、読めばそれが自分の中に入ってきて、どうやって排斥するのですか? これからの修煉の道をどのように歩むのですか? ここでもう一度言明しますが、偽の経文を作ること、伝播すること、そして読むことのいずれも、法をかく乱することであり、自分自身と他の大法弟子を壊し、旧勢力による迫害に加担することになります。

 私達は、師父の経文『目覚めよ』、『法定』、『永遠に覚える』を真に心に銘記しましたか? それを用いて自分の言動を指導、規正しましたか? 師父がおっしゃるこの事の厳重さを信じていますか? この三つの経文はそれぞれ1996年と1997年に書かれ、発表から既に16~17年が経ちました。真に修煉する大法弟子なら、師と法を敬う気持ち一つからだけでも、いかなる理由があっても、これ以上偽の経文を作ったり、伝播したり、またはそれを手元にとどめることをすべきではありません。そうでなければ、自分が「得をした」、「高く修めている」、「すごい」、「他人を助けている」どころか、自分の生命や修煉に根本的責任を持たないことになります。法を正す時期の修煉はそもそも非常に難しいのに、人為的にこれほど大きな法をかく乱する罪業を作ってしまい、その業力によって生じる魔難をどうやって乗り越えるつもりですか? 一部の同修は本来平穏に修煉の道を歩んでいるのに、あなたに提供された偽の経文によって邪に悟り、その後突然、厳重な病業で人身を失ってしまったり、あるいは他の形式の厳しい魔難に遭ったりしますが、その人達や出来事にあなたの責任はないのですか? その責任をどのように負うつもりですか?!

 師父が出版された『轉法輪』は修煉を指導する根本大法であり、師父が発表されたその他の経文の全ては大法弟子が『轉法輪』をよく理解し、更に『轉法輪』に沿ってよりよく自分を向上させるために書かれたものです。あなたが本当に時々刻々、師父の正式に発表された経文に沿って自分の言動を指導し、真に時々刻々実行できること、これこそがあなたの真のすごさであり、全宇宙の神が認める素晴らしさです。あなた自身の人心の膨張の中、各種の邪魔を受け、理智を失った状態の下で自称する凄さは何ものでもありません。

 

              明慧編集部

                   二〇一三年四月二十五日     

 

 


悪を働くものは自ら責任を負う

 あなたが偽の経文に興味を持ったり、噂話に興味を持ったり、法を乱す人心がある限り、あなたはこのようなものを受け取ったり、見かけることになります。あなたの人心は常にあなたを下に引っ張り、大法修煉の機縁を失うことになります。偽の経文を広め、回覧する人は単に人心の執着の問題に留まらず、あなたの手から出された偽の経文、噂話、法を乱す言論はどれだけの修煉者を害し、彼らの歴史的機縁を失わせたことでしょう。これは巨大な罪悪であり、償うことができないのです。大法弟子の中でこのようなものが広められるのは、これらの人の執着に応じて現れたのであり、法を乱す勢いもこれらの人たちによってもたらされたのです。時間はこれ以上待ってくれません、次の段階はあっという間にやってきます。あなたの人心を見て可笑しいと同時に焦りも感じます。何故そこまでして意気地がなく、自分の人心をコントロールできないのでしょうか?これらの人は、自分が修煉していることを分かっているのでしょうか? 自重しなさい。

 

            李洪志

                二〇一三年四月二十六日    

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/4/25/272490.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/4/28/139069.html)
 
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