功で罪を償った警官
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文/南京の大法弟子

 【明慧日本2015年2月26日】2014年のある日、昼食を食べ終わって、私はいつものように自転車に乗って真相を伝えに行きました。脱党(退党、退団、退隊)を人に勧め、1人を脱党させたあと、自転車に乗ってその場を離れると、4、5人の赤い腕章をつけた人たちが追いついてきて、私を自転車から引きずりおろして、110番を押して大声で警察を呼び、私をパトカーに乗せて、付近の警察署に連れていきました。

 1人の警察官が私を事務所に連れていき、記録書を一冊持ってきて、「以下のことについて質問に答えなさい」と言いました。その人が質問するのも待たずに、私は真相を伝え始め、脱党を勧めました。その警官は目を大きくして、ただ聞いているだけで、質問もせずに、一字も記録しませんでした。この時また「趙」という警官が入って来ました。

 警官の趙さんは私を見ると、「ああ、王さん、なぜこんな所へ来たのか?」と聞きました。すると記録しようとしていた警察官が、私が赤い腕章をつけた人たちに連れて来られた経緯を教えました。趙さんは、「私は王さんを知っている。彼はもともと体が悪くて法輪功を修煉して良くなったのさ。私はよく分かっているよ。君はこの事に心を費やす必要はないから、自分の事をやりなさい」と言いました。

 趙さんは出て行って、その赤い腕章をつけている人たちに向かって「お前らは腹いっぱいに食って、やることがなくなって法輪功の人を捕まえて来たのか!?」と叱りつけると、赤い腕章をつけた人たちは皆口々に「その人は街の通りで人に脱党を勧めていました。捕まえてはいけないんですか?」と言いました。

 趙さんは「法輪功は毎日外で真相を伝えて脱党を勧めているんだ。お前らは捕まえきれると言うのか? とっとと行ってしまえ!」と言いました。赤い腕章をつけた人たちは褒美をもらおうとしていたのに、趙さんの言葉を聞いて、頭を下げ、互いに顔を見合わせ声も出ないでいました。そして、最後にはしょんぼりと去りました。

 趙さんは私に向かって、「家に帰りなさい。今後は注意してくださいね」と言いました。私が彼に脱党を勧めると彼は、分かったと言いました。

 これは私が思ってもいなかった事でした。この警察官は何年か前までは全くの悪人でした。たくさんの法輪功学習者を迫害し、私も彼に迫害されたことがありました。現在、彼は真相を理解した後、悪を改めて善に変わり、積極的に法輪功学習者を守るようになりました。これは功で罪を償うという事で、私は心から彼のために喜んでいます。彼の善行は必ず彼に良い報いを起こします。

 もう一つお話しましょう。2014年12月中旬、李さんはいつものように、人の群れの中で、直接対面して『九評共産党』などの資料を配布していました。当時周りには7、8人が集まり、彼女はDVDを配布しながら真相を伝えていました。大多数の人は真剣に聞いていました。この時、突然2人の私服警官が来て、李さんを連れ去ろうとしましたが、李さんはその2人について行こうとしません。もう真相を知った人たちがそれぞれ2人の私服警官を抱き留め、大きな声で彼女に向かって、「お姉さん、早く逃げなさい!」と言いました。人々の協力の下、李さんは無事に逃れる事ができました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/14/304584.html)
 
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