法輪功への迫害が中国人にもたらしたもの
■ 印刷版
 

文/ 中国の大法弟子 

明慧日本2015年4月4日】中国共産党が1999年から法輪功を迫害しはじめてから、そろそろ16年間になり、今すでに多くの中国人は真相が分かったのですが、彼らに「この16年の中で、中国共産党が法輪功を迫害しているが、その中であなた達がどんな被害を受けたか」と聞いたら、彼らの中の多くの人は「私は迫害されていない」と恐らくこの質問に対して納得しないでしょう。なぜなら、法輪功への迫害は、彼らにとっては損失や障害とは言えないようだからです。

 実は、表面から見れば中国共産党が、ただ法輪功という修煉団体を迫害しているのですが、事実上共産党が迫害したのは中国人全体であり、これからこの問題について詳しく説明したいと思います。

 まず最初の問題点は、法輪功のような団体に対する迫害は巨大な経費の支出が必要であり、いくつかの資料によると、この数年来、法輪功に対する迫害に支払われた出費がはるかに1度の戦争で必要な出費を上回っていたのです。それでは、この費用はどこから捻出できたのでしょうか? 共産党は寄生虫にほかならず、全く社会の生産活動に従事しないので、価値を作れません。このようなお金はすべて国民に分担させるしかないのでしょうか? もし納税者、あるいは社会の生産労働者が、「何も生産しない中国共産党が我々のお金を持っていってこのような迫害をしている」と分かったら、彼らはどういう気持ちになるでしょうか? これは傷害を受けたと言えるのではないでしょうか? もしこれらのお金を節約して、人民の生活に投資すれば、皆の今の生活はずっと良くなるのではないでしょうか? 法輪功修煉者は『真、善、忍』を信奉して、政治的な訴えもしないし権力も要らないと言っています。このような平和で善良な団体であっても中国共産党は容認できないと言っていますが、共産党は、我々の国民としての基本的な人権を、この中国大陸でどのようにして保障するのでしょうか?

 その次の問題点は、誰でも社会の中で1つの役を演じているので、すべての人は直接的か間接的に社会の中で環境の影響を受けています。中国共産党がまだ法輪功を迫害していない時、全国で法輪功を修煉する人数は1億人を上回りましたが、この1億人の中に誰か自分の親戚、友達、家族はいないでしょうか? 共産党は独断専行して法輪功を迫害しましたが、こうしてみると、この被害を受けたのは数億人になるかもしれません!  このような迫害は社会に対する障害でもあり、当然ですが、その深刻さは奥深いのです。

 1999年に中国共産党が法輪功を迫害してから、各種の社会の問題は続出し、人心、道徳は急速に恐ろしいほどに下降していきました。『小悦悦』事件の中で、18人の通行人がそばを歩いたにもかかわらず、救いの手をさしのべる人は一人もいませんでした。「老人が倒れたら助け起こすべきか」と言うことさえも、なんと社会の難題となったのです。毎日のニュースの中で大量の殺人、暴力などのマイナス面のニュースが真正面から洪水のように当たってきます。このような社会環境の中の1人として、あなたは大きな悪い影響を受けていないと言えるのでしょうか?

 もしあなたが企業の管理職であれば、部下の従業員の仕事の状態を心配するのでしょうか? もしあなたが商売をする人であれば、詐欺にひっかかることを心配し、不安で落着かないのでしょうか? もしあなたが労働者であれば、ぐずぐずして滞納されている給料のためにさんざんな目にあうのでしょうか? ちょうど人の親になったばかりで、まだ心の中の喜びを抑えきれない時、あなたは粉ミルクの選択の問題で悩み始めるのでしょうか?

 正常な社会で、このすべては、本来は問題であるべきではないのに、なぜこれらは問題となったのでしょうか? 少し考えて見て下さい。もし、あの時、中国共産党が法輪功を迫害しないで、一人一人がすべて心から人に善をなして、良い人になって、すべてのことについて他人のために考えるのであれば、今日の中国社会はどうなったのでしょうか? 今日、中国大陸のすべての人は被害者ではないでしょうか? 中国共産党が法輪功を迫害するためにすべての中国人が迫害されたと言えるのです!

 幸いなことに今、すでに多くの中国人が中国共産党、共青団、少年先鋒隊から脱退することを選び、共産党との境界線をはっきり区分しています。もう邪悪な中国共産党の仲間にはなりたくないのです。法輪功を迫害する悪人がすべて法律に照らして制裁されて、歴史の裁判を受けるのを待って、まだ真相が分からないまま中国共産党から退出していないあなたが、自分の人生の中の一回の肝心な選択を作り出すことができるかどうか? 真相を理解して、あなたが中国共産党から遠く離れたならば、あなたは未来でこのことを思い出す時「比類のない誉れの選択だった」と感じられることでしょう!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/3/28/306800.html)
 
関連文章