【明慧日本2015年12月13日】カナダ自由党国会議員・ジュディー・スグロー氏は12月9日、国会議事堂の外での法輪功学習者の集会で、カナダの新任首相・ジャスティン・トルドー氏が先日のAPEC会議で中国の国家主席の習近平氏に中国の人権問題、特に法輪功が迫害されていることを言及したと話した。1999年から法輪功が中国共産党による迫害を受けて以来、カナダの歴任首相も法輪功迫害の問題を公に言及した。ジャン・クレティエン首相、ポール・マーティン首相、スティーヴン・ハーパー首相はカナダの価値観で公に中国共産党に法輪功迫害問題を言及し、迫害の停止を呼びかけた。
カナダ新任首相・ジャスティン・トルドー氏 |
2015年12月9日法輪功学習者の集会で発言するカナダ自由党国会議員ジュディー・スグロー氏 |
ジャン・クレティエン首相
VOAラジオ2001年10月20日の報道によると、上海で開催されたAPECに出席したカナダ首相・ジャン・クレティエン氏は中国の指導者に法輪功弾圧の問題を言及したという。2002年10月24日、カナダ国会でM236決議案が可決された。この決議案によりカナダ住民の13人の親戚が中国の刑務所から釈放され、4人がカナダへ渡航した。
ポール・マーティン首相
AP通信によると、2005年9月胡錦濤氏がカナダを訪問していた期間、カナダ首相・ポール・マーティン氏は胡氏と2時間談話し、法輪功問題にも言及した。
スティーヴン・ハーパー首相
スティーヴン・ハーパー首相は何度も公に法輪功問題を言及した。2014年11月、中国を訪問していた際、ハーパー首相はカナダ住民の親戚の法輪功学習者が不当拘禁されていたことを中国側と交渉した。法輪功学習者リストを中国政府に渡して釈放を求めた。
2013年2月19日、ハーバー首相は外務省に宗教自由課を設立することを宣告した。中国で法輪功学習者が受けている迫害も宗教自由課が関心を寄せるべき問題の一つである。「これらの暴行に対して、カナダは沈黙してはなりません。カナダは引き続き呼びかけをします。怖いことなんかありません」
カナダが率先して迫害を譴責した
1999年7月26日、カナダ新聞グローブ・アンド・メールは、カナダが全世界で一番早く、中国共産党による法輪功への迫害を譴責した国だと報道した。2005年全国選挙で、首相府に届いた手紙の中で、国民が最も関心を寄せたことは三つあり、法輪功迫害問題はその中の一つであった。
2015年12月9日、カナダ東部からやってきた一部の法輪功学習者は、オタワ首都の国会議事堂の前で集会を行い、中国共産党による法輪功への迫害の停止を呼びかけた。6人の現職の国会議員と2人の前任国会議員が、集会に出席して活動を応援した。学習者は迫害停止を要求する9万5千人の署名を、国会議員を通して首相に提出した。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/12/11/154046.html)