中国・徳州市の法輪功学習者 迫害で死亡し強引に火葬(写真)
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 【明慧日本2016年2月8日】(明慧ネットのレポーターから山東の報道により)今年1月13日午前、江沢民告発で不当連行された後、死亡した中国・徳州市武城県の法輪功学習者・孫秀菊さん(45歳女性)の遺体を、110人の警官らが無理やり奪い去った。家族は留置場の警官に火葬手続きのサインをするように迫られた後、遺体を強引に火葬された。家族は孫さんの人骨や灰さえも貰えなかった。

孙秀菊
働き者で元気な頃の孫秀菊さん

 昨年10月22日午前6時、武城・滕荘村の孫秀菊さんは、江沢民告発で不当連行されて留置場に12日間も拘禁された。11月3日、孫さんが釈放される前日の昼ごろ、警官が孫さんを呼び出してサインを迫っていたが、その間、何があったのか? 夜の7、8時頃、孫さんは突然、脳血栓の症状が現れて、前後不覚になった。目撃者によると、その時孫さんの体はあお向けで、歯を食いしばり、しかも舌をかんで出血していた。 同年11月4日午前8時、孫さんは死亡した。享年45歳であった。

 留置場と公安局は責任を逃れるため、目撃者に留置場と関係ない証明を出すよう強要した。今年の1月初旬、亡くなった孫さんの家族に対して、正常な死亡であったと書類にサインすることを強制した。

 今年の1月13日午前9時、武城県の警官は孫さんの息子に、午後2時半に孫秀菊の遺体を火葬すると電話で言ってきた。昼ごろに孫さんの息子は、徳州市・人民病院の霊安室に駆けつけた。しかし当日の午前、武城県の留置場の所長・李東生、治安管理大隊の教導員・王翠梅、 警官・姜志福らによって遺体はすでに奪い去られた後だった。孫さんの息子は遺体が見当たらなかったので、すぐに警官・姜志福に電話をかけた。姜は遺体はすでに火葬場に送った。あなたが来なくても火葬をすると言った。孫さんの息子と二人の親友が火葬場に着いたとき、数十人の完全武装した警官らに包囲された。警官らは防弾チョッキを着て、2台のパトロール・カー、2台の警察用の乗用車、1台の普通車が止まり、その中は警官でいっぱいだった。

 警官は孫さんの息子を幾重にも取り囲んで、火葬通知書にサインするよう、孫さんの息子を脅迫した。孫さんの息子がサインしないでいると、警官らは包囲したまま、そこを離れなかった。孫さんの息子は仕方なくサインした。親友が当時の写真を撮影したが、大量の武装警官らによって無理やり写真を削除された。孫さんの遺体も強引に、有無を言わさず火葬された。遺体の人骨や灰さえも孫さんの息子に渡さずに、警官らに持ち去られた。

 孫さんの21歳の息子は、いつも健康だった母親が、今はあの世に行ってしまい、非常に悲しみにくれ、泣き暮らした。現在その時に受けた、多大な精神的ショックで、体調を崩しているという。

孫さんの遺体を奪い去った警察官

(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/20/322451.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/1/21/154886.html)
 
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