中国・遼寧省の優秀な女性教師が不正裁判を受ける
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 【明慧日本2016519日】遼寧省(ほうじょう)市の法輪功学習者の李星さん(44歳女性)は美術の教師である。331日、同市の裁判所は李さんに対して、不正裁判を行った。法廷で、李さんの弁護士は法律と人権の角度から、李さんの無罪を主張した。

 開廷の日、60数人が裁判を傍聴した。法廷で公訴人は李さんの自宅に法輪功関連書籍、法輪功の守り札などがあったとの理由で、李さんを起訴した。それに対して、弁護士は「守り札の表面に『法輪大法は素晴らしい』と書いてあり、裏面に『生命の守り札』と書いてありますが『法輪大法は素晴らしい』というのは人の信仰で、国民や社会に一つも危害を与えていません。信仰は犯罪ではありません。中国の現在の法律には、14種類の邪教が認定されていますが、法輪功は含まれておらず、法輪功は邪教と関係ありません。当事者は優秀な高校教師で、本来、今の時間は学生に授業をしている時間ですが、被告席に立たされています。法律に基づいて、判決を行ってください」と李さんの無罪を弁護した。

 裁判を終えた後、弁護士は法廷に戻り、その場にいる司法関係者たちに「現在、国には、案件の処理に参与する一人一人が、その責任を一生負わなければならないという終身責任制という決まりがあります。法輪功は冤罪です。あなたたちに新たな角度から法輪功を認識してほしいのです。よく考えてください。誤審、冤罪を作らないようにしてください」と話した。

 李さんは魯迅美術学院を卒業した、第二高校の美術教師である。

 昨年1110日午後、李さんは出勤する途中、鳳城市公安局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行された。その後、警官は李さんの家に行き、家宅捜索した。家にあるパソコン、プリンター、法輪功関連書籍、DVDなどの私物を押収した。李さんの夫(法輪功を学んでいない)も連行され、尋問を受けた後、解放された。李さんは丹東市留置場に拘禁された。

 そして、121日、公安局は李さんの案件を検察院に渡した。1224日、検察院は李さんを起訴し、李さんの案件を裁判所に移した。

 李さんの義理の母は小脳萎縮を患い、自立生活ができない状態だったが、李さんが拘禁されたことで、世話をする人がいなくなり、病気が悪化して今年の2月に死亡した。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/22/326971.html )
 
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