吉林省通化市東昌区裁判所 弁護士に通知せず法輪功学習者に不法開廷
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 【明慧日本2016520日】419日、吉林省通化市東昌区裁判所は弁護士に通知せず、法輪功学習者の張素華さん(75歳女性)、朱亜先さん(60代女性)に対して不正裁判を行った。開廷のわずか3時間前に、2人の学習者の家族は開廷の知らせを受けた。

 419日午後1時半、張さんの裁判が開廷され、10分間で終わった。午後3時、朱さんも20分間で裁判を終わらされた。2人は自己弁護の権利を与えられなかった。

 201492日、張さんと朱さんは通化市の警官に連行され、16カ月間拘禁された。司法関係者らは2人の弁護士が案件の書類を閲覧することを妨害した。

 張さんと朱さんは拘禁されてから、何の供述もないまま、検察院に起訴され、裁判所に判決を下された。

 そして、張さんと朱さんの家族は2人のため、弁護士に依頼した。しかし、東昌区裁判所は家族に弁護士を辞退するようにと要求し、弁護士による意見書も受け取らなかった。

 201492日、張さんは自宅で通化市新駅派出所の10数人の警官によって連行され、家宅捜索をされた。その後、張さんは通化市留置場に拘留された。

 同年930日、張さんに逮捕状が出された。それから111日、東昌公安分局と派出所は裏工作して張さんの案件を同区検察院の公訴課に引き渡した。

 その後、検察院は2度も「証拠不足」との理由で張さんの案件を派出所に差し戻したが、昨年316日、張さんの案件は検察院から東昌区裁判所に移された。

 201492日朝6時過ぎ、通化市610弁公室と通化地区の警官は通化市に在住の30人の法輪功学習者を一斉に連行し、家宅捜査した。その日、警官は買い物のため、出かけた朱さんの妹から家の鍵を奪い、不法に朱さんの家に侵入した。家にいた朱さんは連行され、留置場に拘禁された。そして、930日、検察院は朱さんの逮捕状を出した。

 昨年316日、朱さんは起訴された。3枚の起訴状には、朱さんはどの法律を犯したのか、どんな違法行為を行ったのか、動機は何かなどが記入されていなかった。

 昨年410日、朱さんの弁護士は留置場に行き、朱さんと面会した後、裁判所に向かった。弁護士は裁判長に「弁護士による意見書」を渡したが、拒否された。

 そして、昨年921日、朱さんの弁護士は通化市人民代表大会などの関連部門に「苦情の申し立て」を渡した。書面に東昌区裁判所の所長の劉東海、副所長の姚桂英、刑事裁判長の趙岩の3人の裁判官資格を取り消し、3人の違法行為を追及することを要求したが、回答はなかった。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/22/326965.html )
 
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