ぬれ衣を着せられた法輪功学習者、弁護士は「被告人は無罪」と弁護
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 【明慧日本2016年10月20日】(北京・明慧記者)北京朝陽区の法輪功学習者・楊春秀さんは4月20日、地元の警官に不当に連行された。5月末、北京検察院は楊さんを不法に逮捕し、8月23日、豊台地裁で裁判が始まった。

 裁判において楊さんは法輪功を修煉して長年苦しんだ病気が全治し、その後医療費は一銭も使っていないと述べ、王振江弁護士は法律に基づいてどの角度からみても、楊さんは無罪であると弁護した。

 弁護士は法廷で、「検察官が提出した法律の根拠は、1999年10月20日設定された法律『邪教組織に関する取り締まり、邪教の活動防止ならびに処罰に関する決定』についての最高検察院と最高裁判所の解釈は、すでに解釈の域を越えており、この法律に関する解釈は民生部と立法機構に帰属している。しかも今日まで、法輪功が違法であるという明確な法律や条文がない」と指摘した。

 弁護士は「私たちは最高検察院と最高裁判所の『邪教組織に関する取り締まり、邪教の活動防止ならびに処罰に関する決定』に関する解釈を入手することができるが、この解釈は立法権の行使に違反しているため、法廷での審理に値する法律根拠とならない。証拠から言っても、法律上から言っても、楊さんは無罪である」と指摘した。

 法廷で楊さんは、「人生にとって最も重要なのは健康であり、全身に病を持った私を病気から解放させてくれたのは法輪功です。十数年来私は医療費を一銭も使ったことがなく、医療保険証の色さえ知りません。周りの人や物事に対処するとき、いつも真・善・忍を基準として接し、善い人であることを自分に要求してきました。私はいかなる罪も犯していませんし、そのような動機もありません」と語った。

 王弁護士は最後に、「被告人はいかなる罪も犯していません!」と延べた。先日、豊台地裁は楊さんの案件を証拠不足として、開廷審査の延期を決定した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/10/15/336343.html )