師父が天津で2回開かれた講習会の思い出
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文/天津の大法弟子

 【明慧日本2016年12月3日】私は毎回、師父と一緒に撮った写真をみるたびに、いろいろな思い出が蘇(よみがえ)り、心が感動でいっぱいになります。

 1994年1月17日、勤めていたホテルに多くのお客様が来られました。その中に肩章がついている軍服姿の軍人、大学生やインテリなどもいました。皆穏やかで優しく、教養のある人たちでした。翌日ホテルに着いた途端、同僚が私に「今晩、絶対私たちと一緒に気功講習会に参加しましょう。病気治療の効果がすごく良いのです」と嬉しそうに話しかけてくれました。

 当時30代の私は、幼いころから中国共産党の無神論の洗脳教育を受けていたため、目に見えるものしか信じられず、現代科学を基準にして物事を判断していました。気功は一体どんなものなのかもわからず、触れたことすらなく、修煉などなおさらわかりませんでした。好奇心や体に良ければという常人の目的をもって、同僚たちと一緒に参加しようと思いました。夕方娘を連れ、急いで師父が講習会を開かれている科学会館の会場に向かいました。途中で、北京から講習会に参加するたくさんの人たちに出会いました。バスの中で軍の幹部の夫婦は、師父が説法されたとき、後ろに色鮮やかで大きな法輪が写った2枚の写真を、皆に渡して見ていました。最寄りの駅に着いたら、皆科学会館まで走って行きました。私の隣は北京から来た大学生で隣の人に「1科目のテストが終わって直ぐ来ました。李大師の説法を聞いてから、また直ぐ北京に帰って、明日のテストに参加しなければならないのです」と走りながら話しかけていました。

 私たちの偉大なる師父は、背が高く、物静かでいつも微笑んでおられ、穏やかな方でした。師父は講習で約2時間ずっと話されていましたが、水を1口も飲まれなかったのです。最後に動作を教えるとき、師父は自ら演壇から降りられ、1階と階上の学習者のために、真剣に動作を直して下さいました。

 最終日に師父は学習者と一緒に記念写真を撮りました。私の勤め先の同僚は、仕事の関係で撮影に間に合わなかったため、夜、講習会の開講直前のわずかな時間に、師父に撮影をお願いしました。何人かが師父をあちらこちらへ引っ張って撮ったり、その後、また別の何人かが師父を引っ張って撮ったりして、師父があちらこちらに引っ張り回されているのを見て、私は師父に申し訳ないと思い心の中はとても辛かったのですが、師父は淡々としてずっと微笑んでおられました。

 講習会の最終日、ある年配のお爺さんが演壇に上がり、癌で死の境界線をさまよっていた自分の命を救って下さった師父にペナントを差し上げたあと、跪き頭を地面に付けて師父に感謝しました。師父はごく自然に淡々とお爺さんを起こされました。

 1994年3月14日、師父は再度天津八一ホールで第2回の講習会が開かれました。今回私は幸いにも前列の座席のチケットを獲得しました。再び師父にお会い出来てとても興奮しました。会場内の学習者たちが皆大きな拍手を送ると、師父はしきりに微笑みながら立掌されたり、合掌されたりしました。

 開講後、師父は私たちのために体を調整し、病気を取り除いて下さいました。1回目の講習会と同様に、私はどうしようもない睡魔に襲われて眠ってしまいました。長年治らない頭痛、重い鼻炎、咽頭炎、心臓病、不眠症など、師父は多くの病を治して下さいました。私は師父の法身は見えないのですが、隣にいる友達は師父の質問(法身が見えますか)に対して、「見えました。見えました」と答えましたので、私が「本当に見えましたか?」と聞いたら、彼女は「本当に見えました。多くの佛様が壇上にいらっしゃいました」と答えてくれました。

 師父の日程はとてもハードなものでした。講習会で説法される以外、多くのインタビューを受け、他にもまだラジオの生放送のホットラインの番組で、聴取者のために病気治療を行われました。私はこのことを知ってから、ラジオをつけて心を静めて聞いていました。1人目のラッキーな聴取者は若い男性で痔の手術が失敗したため、仕方なく毎日ベッドの上に腹ばいになっていてとても辛かったのです。師父はその患者にリラックスして、もっとリラックスするように伝えると、間も無くラジオからその患者の大きな泣き声が聞こえてきました。

 泣きながら繰り返し「師父、本当に治り、痛みも消えました。ありがとうございます! 私はここで叩頭してお礼を申し上げます!」と感謝しました。

 私は偉大で、神聖で、慈悲なる師父に非常に驚きました。ここまでの人生の中でいかなることにも興味がなく、追い求める目標すらない私は、そのとき必ず師父に付いて行き、師父の真に修煉する弟子になりたいと心に強く決めました。

 師父が説かれた法理は次元がとても高く、内包が非常に奥深いのですが、一方、曖昧な表現がなく、はっきりと説かれていて、言葉も大衆向けで分かりやすいのです。師父の説法を聞いて、私は自分の日頃の言葉や行い、頭に浮かんだ一念や考えを、全て宇宙の「真・善・忍」の特性に同化しなければならないとわかりました。勤め先では、師父の教えに従い「名利を追い求めず、他人を優先に」考慮していました。上司は新人の同僚に対して「あなたたちはこの人とよく交流して下さい。この人はとても立派な良い人です!」と褒めてくれました。私は義理の親と同居していますが、仲良く暮らしています。隣近所で良い嫁であると評判になり、周りの人たちは私がとても幸せ者だと言ってくれ、皆羨ましがっています。私は周りの人たちにいつも、私の全ては全部師父から頂き、全て師父が授けて下さったものであり、家族全員が「偉大なる師父に、とても感謝しています!」と伝えています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/24/330402.html )
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/7/7/157721.html)
 
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