交通事故の後 天目で見えた真相
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2017年3月20日】最近、当地で真相を伝えている時に、交通事故に遭い、大怪我をした修煉者がいたり、命を失う修煉者がいます。このことは、大法弟子の中で多くの議論を巻き起こしました。議論のポイントは大法と師父を固く信じることではなく、命を失た修煉者への認識について大きな違いが現れました。そこで、私は自分の天目で見たことと学法の時に得た指示を書き出してみました。皆さんがこの交流を通して、師父が我々のために按排された修煉の道を、正しくまっすぐに歩んでいかれるように強く望みます。

 特に、師父は我々にどんな時でも内に向けて探し、内に向けて修煉するようにと教えてくださいました。我々は修煉の過程の中で自分の次元が限られているため、全てのこと、全ての人の真相を完全に理解することが出来ません。そのため、人やいろいろな出来事に執着せず、法を師として内に向けて修煉する習慣を大いに養うべきです。

 天目で見たもの

 事故が発生してから2、3日目に、私は天目で2回ほど命を失た人が非常に荘厳なホールの中で、泣きながら訴えている姿を見ました。泣きながら訴えているその姿は全身小さく丸く縮こまっていて、非常に痩せっぽちで小柄で跪いていました。真向いには古代の案件を審判する時に使う四角なテーブルが置かれていました。そのテーブルは非常に高く、跪いている人と比べると、人の20倍ぐらいもある大きなものでした。テーブルの後ろと両側の生命は跪いている人の訴えを聞いていました。その威厳ある生命は審判官と警備員だと推測できます。彼らは非常に高くて大きく、全体の背景の様子は深くて暗く、あたりの雰囲気も非常に厳粛な感じがしました。

 この厳粛な光景を見ると、私の視覚はカメラのようになり、ある時は、跪いている人の後ろから見ることが出来ました。頭を上げると見えたテーブルは非常に高くて大きく、心の中で畏敬な気持ちになりました。ある時は、泣きながら訴えている人の上から見ると、テーブルと同じ高さのテーブルの後ろに座っている生命は非常に威厳があり、大きな権力を持っているように感じました。ある時は、テーブルの後ろの生命の視覚から下の全景を見ると、ホールは静粛で威厳に満ち全てが見渡せます。跪いている人は極めて小さく可哀そうに見えました。天目で見た光景はごく短く狭い一部分でしたが、とても明らかにはっきりと見えました。ひと目見ても、すぐに交通事故で命を失った不幸な人物だとわかりました。

 私は過去に修煉文化や伝統文化に薫陶(くんとう・人徳、品位などで人を感化し、良い方へ導くこと)されなっかたので、その光景の意味が分かりませんでしたが、数日後、やっとわかりました。それは地獄の様子で新しい死んだ生命を審判する映像でした。我々は知っての通り、真の大法弟子はすべて師父が地獄で除名され、師父の法身に保護されていますので、多くの大法弟子は交通事故も含めて、多くの危険な出来事に遭遇しても保護され、無事でした。しかし、地獄で審判されているこの人は、実は本当の弟子ではありませんでした。この点を認識できた時、私は驚愕しました。

 学法の時、獲得した指示について

 およそあの夢から1週間を経て、私はこの件について、すでに気にしなくなりました。ある日、私は轉法輪』の第三講で、師父がどのように大法弟子を保護されているかを学んだ時、突然、法の中から私の頭の中に死んだ人の事実が浮かび上がり、非常に驚きました。私は決意をもってこのことを書き出すことで、地獄で泣いていた人のようにならないためにも、修煉者に注意を促し、それと同時に、修煉全体がもっともっと上を目指して高まり合うように希望します。

 私の頭の中に浮かんだ真相は、十年前、中国共産党が法輪功を迫害し始めてから、この人は海外の留学生として、中国領事館の誘いを受けて派遣されました。この人は法輪功に名簿がなく、自由に修煉できることを利用して、法輪功を修煉する形でいわゆる法輪功の情報を盗み取り、それによって生活費を得て大学を卒業しました。そのため、この人は全く修煉せず、ただ人の表面上の利口さで友好的に偽装して、学法が足りず、人情が重い修煉者達を騙していました。特に一部の名・利・情の心や色欲の心の重い修煉者に深く信頼されました。この人は修煉者の内部に何度も色欲の方面を利用して、大法に符合しない大間違いなことを犯し続け、大変悪い影響を与えました。

 この人は死ぬ前にずっと中国共産党に情報を提供していました。この段階で、慈悲なる師父はなんと十数年の間、改心するのを待たれていました! 交通事故の後、この人の死んだ時の状態は悲惨で見ていられませんでした。その原因は去年、師父はその人と不義の行いをする人達に対して厳しく警示され、再三に、彼らに救われる機会をくださいました。しかし、この人はそれを無視してこれまで通りに不義の行いをし続け、師父の慈悲を踏みつけにしました。交通事故の前日に、その人はまたもや恥知らずな言動をとりました。したがって、何度も機会をお与えになった師父は、とうとうその人を放棄されました。その後、旧勢力はすぐさまその人を湮滅(いんめつ・跡形なく消え去る)しました。もちろん、旧勢力は真相を伝えることを破壊した上、大法への理解がまだ足りていない修煉者を動揺させる目的で、卑劣な手段を使い破壊しました。

 現在では、この人のことについての主な考えと、私が知っている真相と違っていることが分かっています。もし、私がこの真相を言ってしまうと、修煉者の間で必ず争議の波を起こします。そうすれば、人を救うことに大きな影響をおよぼし、今後お互いの協力にも影響をおよぼす可能性があります。しかし、何度も考えた末、やはり明慧で皆さんと私が見たこの真相を交流したいと思いました。

 なぜなら、私が見たこの真相は法から自分の次元で見た限られた真相だと確信できるからです。過去、私はその人に対して何の偏見もなく、逆に本当にその人がもっと良くなるようにと望んでいました。彼が死んだ後、審判官の前で泣きながら訴えるその姿があまりにも可哀そうで、彼が見せかけの修煉をして悟らず、救われる機会を失うことは大変遺憾で残念なことで、このようなこを二度と起こしてはならないと思ったから、ここで取り上げました。

 交流の目的

 私が見た真相を書き出す理由は三つあります。

 一、いまだに大法や師父の慈悲を踏みつけにしている、見せかけの修煉者達に警示するためです。慈悲深い師父はまだあなた方を放棄されていません。しかし、それでも師父があなたを放棄する時がやって来ると、大法を破壊し、大法弟子を迫害した大罪を償う日が必ず来ます!! それは生命にとって最も不幸なことであり、すぐにこの誤った言動をやめるべきです。そして、ここまで待ちに待っておられる慈悲深い師父を裏切ることなく、この縁を大切にし、自分の生命に責任を持ち大切にして頂きたいのです。

 二、以前、死んだ人を重用した管理者の修煉者には 「自分の修煉はどうなっているのか」としっかり考え直すべきです。あなたは本気で修煉していますか。修煉者の中で常人と同じように名、利を争奪していませんか。あなたは修煉者内部の邪悪の仲間とそっくりではありませんか。あなた方は師父や自分が受け持っている衆生に申し訳が立ちますか!? と自戒して頂きたいのです。

 三、交通事故以後、咽び泣き(むせびなき・息が詰まるほど激しく泣くこと)し、哀悼する人がいたり、法の上で死者のために弁護する理由を探している人がいます。例えば、周りの人はその人のことを真似て、交通事故を起こしました。このことは、その人だけの問題ではありません。実は、その人は多くの事をして、法の理解について語りましたが、しかし、どうやって心性を高めるのか真の修煉内容について、あまり語りませんでした。そのため、きわめて少数の人以外に誰も付いて行きませんでした。一方、大間違いを犯した原因で一部の真の修煉者が離れて行きました。私はこの真相を書き出して、情が重くて、法の上で問題を分析せず、真相が分からない修煉者に考えて頂きたいのです。自分は常人の考えや人の状態から、一体いつになったら離れるつもりですか?! 自分が思い込んだことと真相はなぜこんなにも違っているのでしょうか。では、本当の真相が分かった時、真相を信じる事ができない可能性がありますか。等々、これらのことを真剣に考えて頂きたいのです。

 恩を大切にし、感謝します

 大法は慈悲であり、広大な佛恩であり、師父は衆生を救うためにこの最も汚れた所に降りて来られました。しかし、もしも精進して修煉せず、衆生を大切にしなければどうやって衆生が救われますか! 宇宙大法の中で修煉すれば、広大な天体の衆生の責任を負う生命になれます。しかし、大法弟子としての使命を果たさなければ、この偉大なる大法を守る威厳がどこにあるのでしょうか! 師父と交わしたあの誓約を果たすことが出来るのでしょうか!

 最後に、師父の『精進要旨』 「定論」の一段落の法を同修たちと互いに分かち合い、励まし合いたいと思います。

 「大法は乾坤を正すことができ、当然、邪を鎮め、乱を滅し、圓容して、不敗の法力があります。実は、このような教訓はすでに多くあったのですが、このように法を乱す場合、神が来て法を護ります。衆生が大法を大切にすることは、すなわち自らの生命を大切にし、衆生に慈悲深くしているのです。大法は不変不動で、代々途切れることなく、長く世にあって、天地は永遠に固まります」

 不足なところがあれば、ご叱正ください

 永遠に師父に感謝いたします! 永遠に大法に感謝いたします!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/13/344186.html)