魔難に陥った時、大法弟子の基本を忘れない
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年3月30日】ひどい病気になって、長い間病気の状態から突破できない修煉者もいれば、成人したにもかかわらず、まだ我が子を心配して自分の心境が苦しくなった修煉者もいます。では、魔難がやってきたとき、修煉者の私たちはどうすれば良いでしょうか?

 師父が按排された道を歩むべきで、決して旧勢力が按排した道を歩んではいけないということは、修煉者として誰もが分かっています。しかし、旧勢力が按排した道に乗っても、まだ自覚しないケースが多々あると思います。

 旧勢力の按排を否定するには、魔難に陥った時に、まず旧勢力はどんな結果を望むのか、師父は私たちにどんなことを求めておられるのかを見分けることが大切だと思います。

 旧勢力が大法弟子を迫害する方法は多種多様で、例えば、警察を使って修煉者を逮捕させたり、修煉者にとても重い病気をもたらしたり、修煉者の身内の生活をごちゃごちゃにすることを通じて修煉者の足手纏いにさせたり、家族に法輪大法を敵視させて、修煉者の修煉を邪魔させたりすることは、いずれも旧勢力が陰険な手段で、修煉者の時間を奪い学法を阻み、衆生を救い済度することを阻止するのが目的です。

 どんな原因で迫害を招いたかにかかわらず、その時に、師父が私にどんなことを求めておられるのかを必ず考えなければなりません。大法弟子としてしっかり学法、煉功発正念をし、法に照らして内に向けて自身の不足を探して、真相を伝えてより多くの衆生を救うことは、師父が我々に求めておられることなので、大法弟子として最大の努力を尽くして師父の求められる通りに行うべきです。

 旧勢力が按排した様々な苦痛を小さく見ましょう。これっぽっちの苦しみは私にとって大したことでなく、私は正々堂々とした大法弟子であり、私には師父が付いておられ、私の家族の生活と私のすべてに師父の按排があるから、師父以外の誰の按排にも従わず、私はすべてを師父に任せ、ただ師父の要求にそってしっかりと行い、どんな妨害にも私の心は動かないと決め、思ったことをしっかり実行に移すことです。

 魔難に出遭う時、真相を伝える仕事をしばらく中止して、家でしっかり学法して、修煉状態を調整しようと思う修煉者も少なくありません。私個人の見解ですが、学法して修煉状態を調整することは必要ですが、「三つのこと」の中の真相を伝えることを中止して、「二つのこと」だけをやるのは、師父の望みではありません。なぜかというと、「三つのこと」を同時にしっかり行うことこそ師父の要求なので、私たちは師父の要求通りにやって、はじめて旧勢力の按排を否定できるのです。すべての魔難は師父の要求通りに実行する中で取り除かれるのです。

 普段、私の両親は毎日出かけて真相を伝えていますが、ある日から、2人とも咳が止まらず、喉がかれるほど咳をしていました。しばらく外出せずに家で学法して、喉が良くなってからまた外に出て真相を伝えようと、両親は相談して決めました。しかし3週間経っても喉は一向に良くなりません。実家に帰った私は、「あなたたちがこうして真相を伝えることを休むのは、ちょうど旧勢力が按排した道に乗っています。真相を伝えることを旧勢力は阻止したいからです」と自分が悟ったことを両親に話しました。両親は聞いた後、その日の午後から以前のように出かけて、真相を伝えました。夕方、家に帰ったら、いつの間にか咳をしなくなったことに気づきました。

 師父は『二〇〇三年元宵節での説法』に「もし誰かから本当に良くないものを発せられたら、それを恐れず、あなたは大法弟子であり、師父がおり法があるのです。あなたは歴史のいつかそれに借りがあったかもしれませんので、これで返すことになります。しかし、あなたは修煉の人であり、あなたが心を放下することができれば、師父は必ずあなたの面倒を見ます。悪いものが入ってきましたが、しばらくしたら師父はそれを良いものに変えてあげます。(拍手) あなたが修煉の人なので、師父は見守ってあげます」と説かれました。

 魔難に陥った時、師父が私たちに求めておられることを忘れずに、本当に師父の要求通りに実行できれば、師父はきっと守ってくださるので、その魔難は何ものでもありません。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/7/10/331148.html)