文/中国の大法弟子 悟明
【明慧日本2017年8月9日】2010年の夏、ある早朝に私が座禅して煉功しているとき、故郷にいる弟の嫁から電話が来ました。「お姉さん、昨夜、法輪大法の師父のご加護がなければ、一家はみな亡くなっていたかもしれません」と言って、その出来事を次のように詳しく述べました。
昨夜、山林で火災が発生しました。火は下から上へ蔓延し、徐々に我が家の山林に近づいてきました。数百畆の松の木は私たちが5年をかけて、丹精を込めて育てたもので、一家が心血を注ぎ尽くして苦労した財産なので、失うことはできません。
災難が近づいているのを見て、私の心は火がついたようにイライラしました。間に合わない、全ては間に合わない! 山林の面積が大きく、火の燃える勢いが凄まじい、まるで火の海のようで恐ろしい、どうしよう、どうしよう? と考えました。
その場にいた家族は5人しかいませんでした。皆は山林周辺の道を整理し、損失をなるべく小さくするようにしているところでした。30分が過ぎ、大火は我が山林の境界に接近しましたが、皆はまだ作業に没頭し、命の危険が分かっていないようでした。このとき私は、救いを求めよう! という一念を出しました。
誰に救いをお願いすればいいでしょうか? こんな広大な深い山と山林で助けてくださる方があるでしょうか? しばらくすると、私はあなたからの教えの「危難のとき、法輪大法の師父にお願いし、敬意を持って、法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい! と念じれば、死地に活路が開け、危険を無事に乗り越えられる」を思い出しました。
私はすぐ座禅し、目を閉じて両手を合わせた後、空を仰ぎ見て、大声で「法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい! 李大師、私たちを助けてください」と叫びました。
叫んだ後、頭の上に涼しい風がそよそよと吹いてきました。目を開けて見ると、炎は急速に右の崖へ移動していきました。
皆は「火は私達との距離があと一歩しかありませんでしたが、風がないのにどこから吹いてきた風が火の勢いの方向を変えたのでしょうか?」と不思議に思いました。私は「法輪大法の師父が神風を使って助けてくださったのです」と言いました。家族は「先ほど、あなたはなにを念じたのでしょうか?」と聞くので、私は「『法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい!』と念じたのです。あなたたちはこの光景を目の当たりにしましたね。危なかった! 今後、あなたたちは外に出て仕事をし、身を持するとき、『法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい!』を銘記し、この基準で自分を要求し、自分を制御してください」と言いました。
このとき、息子は「母さん、私たちは跪いて頭を地につけ、大法の師父からの救命の御恩に感謝しましょう」と言いました。私は「やりましょう。地の神に証明していただきましょう。この全てはあまりにも神奇でした」と言いました。
生と死の瀬戸際で、大法の師父の慈悲なる加護の下で、危険を無事に乗り越えることができました。
最後に、弟の嫁は「お姉さん、私たちを代行して、大法の師父に線香を捧げ、師父の救命の御恩に感謝してください」と頼みました。