障碍を突破して衆生を救い済度する
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年8月24日】私は東北地方の63歳の大法弟子で、郊外に住んでいます。以前、自動音声電話で法輪功真相を伝えていましたが、音声電話を掛けた後の調査では、電話を受けた多くの人は私達とコミュニケーションを取ろうとして、よく電話の中で「私の声が聞こえますか」と叫んでいて、音声電話だと分かった時、とてもがっかりして電話を切ってしまう事が分かりました。私は心の中で焦り、相手の人と直接話すことが出来ず、そのため、人を救うチャンスを失ってしまう事をとても悔しく思いました。

 今まで、直接電話をかけて真相を伝えるプロジェクトに参加している同修がよく励ましてくれて、私もやって見ようという考えがありました。しかし、実際にやろうとした時、いろんな不純な考えが出て来て、携帯電話で直接通話をすれば、自分の声が認識され、ばれてしまうのではないかと恐れ、この一歩をなかなか踏み出せませんでした。

 師父は「大法徒は衆生が救われる唯一の希望」[1]と説かれました。自分を照らして見ると、「それは利己的な考えで、自分のことばかり考慮すれば、衆生はどうやって救われるだろうか」と思い、この関門を突破しようと決意しました。そこで、同修に電話の掛け方を教えてもらって、私も自信たっぷりでやってみました。実際やって見ると、今まで、面と向かって真相を伝える時とまったく違って、相手が電話に出ると、私はもう息もできないほど緊張して、事前に用意した言葉をすっかり忘れてしまいました。ようやく1人の人と話が出来ました。三退はしてもらえませんでしたが、しかし、一応大法の真相は伝えました。その人が電話を切ると、私はすぐ次の電話を掛けました。スポーツ選手が試合に出る前と同じようにリラックスするように、緊張した気持ちを落ち着かせ、正念と智慧を加持してくださるように師父にお願いしました。そして、2人目、3人目と、師父のご加持の下で、私は次第に落ち着きを取り戻し、最初の日に、3時間ほど電話を掛け、全部で6人を三退させました。すべては師父が行ってくださいました。師父はずっと弟子を励まして下さったのです。

 真相を伝える過程は自分を修める過程でもありました。今、私は知り合いと話をするように相手とコミュニケーションを取ることが出来、心の底から彼らを救おうとしており、彼らに私が本気で彼らの為にやっていると感じさせることができました。もちろん、真相を伝える過程に於いて、様々な人に出会い、真相を知ってから三退を決意する人もいれば、人を罵倒し、通報しようとする人もいました。真相を受け入れない人に、私は動じず、怨みません。彼らの反応は中国共産党の虚言に騙された結果だと理解しているからです。

 ある日、40~50代の男性が電話に出て、真相を聞いてから、彼はいきなり「修煉者がしっかり修行しないで、なんでこんな余計なことを言うのか。他の人はどうであれ、お前らとなんの関係があのか」と言いました。彼は修煉について多少知識があるようでした。私は「では、例えば、私達が一緒に歩いて、前方に落とし穴があることを私は知っているので、私は落とし穴に落ちることはないのですが、しかし、あなたはそれを知りません。私はあなたのために、その情報をあなたに伝えるべきか、黙って言わないのか、どっちがいいでしょうか」と言いました。彼は「それは教えてもらわないと困る」と言いました。私は「今、あなたに三退を勧めるのは、まさしく、神が中国共産党を滅ぼす時、あなたに災難から逃れさせるためです。それは、あなたに落とし穴に落ちないように伝える事と同じです」と言いました。私達は30分ほど会話して、最後に、彼は喜んで三退をし、再三お礼を言ってくれました。

 私はとても深く感銘を受けました。もし私達がただ自動音声電話で真相を伝えるだけですと、彼のいろんな疑問が解けず、それによって、彼のような人は救われるチャンスを失ってしまうかもしれません。この衆生を救い済度する最後の時期に、私はもっと多くの人を救い、もっとしっかり行うように努力したいと思いました。

 合掌

 注:
 [1] 李洪志師父の詩『洪吟三』「唯一の希望」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/17/349465.html)