【明慧日本2017年9月3日】(フランス=明慧記者 周文英)フランスの法輪功学習者は8月26日、パリの郊外にあるマンドル・レ・ローズ市で、修煉体験交流会を開催した。慈悲で偉大なる師父は、「法を正す最後の時、着実に自らをしっかり修め、人を救う使命をきちんと果たしてください。法会が円満に開催されることを祈ります」と励まされ、感激して熱い涙を流す修煉者もいた。
法会は厳かで、穏やかな雰囲気の中で行われた。13人の学習者は真相を伝え、人を救うプロジェクトの中で、いかに正念を持って正しく行い、自己を高め、人の観念を突破し、難関を乗り越えて、もっと多くの衆生を救い済度し、お互いに協調したかについて交流した。
法会に参加した学習者はフランスのほかに、ベルギー、ドイツ、スロバキアから一部の学習者が参加した。
人の観念を打ち破り、仕事の効率が上がる
付さんは真相を伝えるプロジェクトに参加してから、生活や仕事の環境を変えることが出来たという。彼女は今まで自分の性格は「のんびり屋」だと思っていた。毎日の仕事量を終らせることが出来ず、毎日散々な目に合わされ、非常に苦悩していた。心の苦しみは肉体の苦よりも辛く、もうこれ以上仕事を続けることは難しいと思い、精神的にも肉体的にも耐えられなくなり、時間という観念で行き詰まり状態になってしまい、時間というものに対してとても恐怖を感じていた。
ある日の早朝、夢うつつの状態で『轉法輪』にある「精神的な原因がその人を死なせたのです」との法理が脳裏に現れ、それが何度も繰り返された。もし精神的原因で人を死なせることができるなら、考え方を変えれば生き残ることができるはずだ、自分がのんびり屋で動作が遅いことを認めず、自分が仕事を終わらせることが出来ないことを認めず、その仕事が師父から与えられたものだとしたら、終わらせる方法があるはずだと悟った。
彼女はベッドから這い上がり、仕事を積極的にやり始めた。毎日同じ仕事量を指示され、時間を気にせず、精力を集中して一つ一つの仕事をこなし、一日が経ち、多少時間はオーバーしたが、初めて予定した仕事を終わらせることが出来、その夜は精神的にとても気持ちが楽になり、時間の早い遅いを恐れなくなった。
観念を変えたことで、仕事の効率が上がり、限られた時間が長くなったようで、それは自分の仕事を終らせるためであると感じた。今回の経験が彼女に限りない励ましとなり、自分はもともと仕事が出来る人間だと思えた。その後、彼女は意識的にほかの固有観念も変えることにした。
マイナスの考えを改め、積極的な態度を保つ
付さんは、大法は真・善・忍を修めてあり、自分の修煉に照らして、毎日自分の小さな変化をみて、積極的に同修の良いところを見るようにし、出来ていないところは責任を取り、問題を見つければ、その問題を解決するようにした。
彼女は以前、他人に自分の執着に触れられ、よく不機嫌になっていたが、その執着を取り除けば触れられても心が動じなくなったという。修煉は自分個人のことで、内に向けて探し自分を変えることこそが問題を解決できるのだという。
執着心を取り除き、観光スポットで真相を伝え、三退を勧める
パリの観光スポットで、観光客がバスから降りて食事に向かった。その食堂は近くにあり、歩いて4~5分である。この短い時間で必ず中国人観光客に真相を知ってもらい、三退してもらわなければならない。しかし始めたことは容易な事ではなかったが、自分は絶えず学法する中で心性を高め、自分の不足を探し、自分の観念を変え心の扉を開いたという。彼女が悟ったのは、観光スポットで真相を伝え、衆生を救い済度するのは、自分の遥か昔の願いであり、大法弟子の使命であり責任でもある。それには善が必要であり、慈悲も必要であるが、人心は必要ではなく、心が動じることなく、正念が必要である。
今年3月のある日、60歳代の中国人男性に真相を伝え、彼は潔く共産党組織から脱退した。彼は劉さんに、「私はしばらくここに立っていました。あなたたちが辛苦しているように見え、あっちに行ったり、こっちに行ったりして、真相を話していいました。善い人は感謝の意を表しますが、手を振って断る人や、中には罵る人もいて、怒った顔をする人もいます。しかし、あなたたちは心が穏やかで微笑んで、少しも恨んでいません。これは一般の人ができることではありません。質問を一つさせてください。あなたたちは何のためにこのように行っているのでしょうか?」と話しかけた。
劉さんは共産党が多くの人を殺めたたと話し、中国人に対して天が許すことのできない罪を犯したので、天が中共を滅ぼすと話した。「私たちの師父は、衆生が危難の時に衆生を救い済度するように言われました。これは世人に対する最大の慈悲です。自己を修めて、世人を救う、これが私たちの目的です」と答えた。
その人は目が潤んでいた。彼は涙にむせび、喉を詰まらせながら、「すべてが分かりました。私は学者で、共産党が歴史上に犯した罪はよく知っています。今日、私が見たこと、聞いたことに心を打たれました。私は話したいことがあります。あなたの仲間に伝えてください。あなたたちの辛苦、あなたたちの悔しさ、あなたたちが受ける侮辱、あなたたちが受けた抑圧は無駄になりません。これはあなたたちの功徳であり、天が知っています。法輪功のような道徳のシステムは素晴らしいです。法輪功のこの偉大なる行動は、後人にも先にも現れないでしょう。覚えておいてください。ある日、世界のすべての人々が法輪功の存在を誇りに思います」と言い、ここまで話すと、その学者は満面に涙をたたえ、さらに話し続けた。「法輪功は偉大です。あなたたちの師父は偉大です。あなたたちが行ったこれらのことは歴史に刻まれることでしょう」と話した。
劉さんは毎日、衆生が三退して救われたことに対して、その感謝と感激した表情で、彼女と握手する人、抱き合う人、両手を合わせて感謝する人を見て、内心では万感の思いがあり、毎日救っている衆生はまだまだ少ないと感じているという。もちろん、毎日口の悪い人にも出会い、汚い言葉を吐かれ、侮辱や誹謗中傷されたり、手で押されたりすることもある。これらに対して彼女は心が動じたこともあり、涙を流したこともあった。これらのことは学法の中で少しずつ溶解し、彼女の闘争心、怨念や恨む心、他人を見下す心、面子を気にする心、不平不満の心、物事を行う心、歓喜心等々を取り除くことができたという。正法時期の大法弟子として、師父の話を聞くべきで、多く学法をして、多く衆生を救い、すべてに善をもって接し、すべてを包容し、衆生が危難の時の責任を担い、真相を伝える中で自分を鍛えることが、自分が歩むべき路であるという。
新しい学習者は、生きる意味を真に悟る
ヘンリーミッシェルさんが大法と出会ったきかけは、「中国で、殺人に使われる医院」と題する、大紀元時報に中共の臓器狩りの調査を報道した記事を読み、彼はこの報道に驚愕した。以前はこのような報道を見たことがなかった。彼はあっけにとられて、法輪功の修煉についてもっと知ろうと思った。
彼は法輪功学習者から2冊の本をもらった。1冊は『轉法輪』、もう1冊は『法輪大法大圓満法』だった。彼はすぐ読み始め、その本の内容に惹きつけられ、長い間探していたことがすべてこの本に答えがあると、彼は無条件で受け入れたという。そして彼はこの2冊の本を読み終えたあと、経文も読み、明慧ネットと、圓明ネットの交流文章も読んだという。
大法と出会った喜びは、彼に明るい未来を見出し、人生に新たな悟りを得た。彼が探し続けたものがここにあり、目の前にあり、ついに大法を探し当て、人に精進することを教え、正直な路を歩くよう教えていると思った。
彼は「私たちは精進すべきで、正直に私たちの厳かの責任を担い、その多くの衆生が大法を待っています。師父と正の神々が私たちを見守ってくださり、私たちがもっと多く行えるように待たれています」と話した。