正法修煉で出会った二、三のこと(一)
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文/善勇

 【明慧日本2017年11月26日】

 はじめに

 大法弟子は宇宙の特性、真・善・忍に基づいて修煉しています。功能や神通力は、修煉者の次元を代表することはできません。心性は修煉者の境界を量る基準です。以下の文章は個人が大法の中で修煉によって悟ったことです。皆さんは法を師として理性的に文章の内容を判断し、不足があれば是非、慈悲なる指摘をいただきたいと思います。

 正法修煉で出会った 二、三のこと

 師父は正法時期の大法弟子に三つのこと学法発正念真相を伝える)をしっかり行うようにと要求されました。発正念について重視していない同修がいます。毎日発正念の回数が少なく、さらに全世界同時発正念の回数と質を保証できていません。私の次元での法の現れについて話したいと思います。発正念の回数が少ない同修の空間場の中には、多くの常人社会の変異した人の社会観念と、業力や自身が消すべきマイナスの物質が存在しています。そして、大法弟子が代表する広大な宇宙体系の中に、完全に大法に同化していない多くの空間、次元とその中の衆生の旧宇宙の物質要素が残っています。これらの物質要素は、同修の修煉と衆生を救うことに大きな影響を与えています。常人の空間で現れると、同修が学法している時、心が落ち着かず、人心が溢れ、トラブルに出会った時、正念が足りません。この状態が長く続くと、旧勢力はひどい迫害を引き起こします。病業が出たり、逮捕されたり、さらに旧勢力にいろいろな方法で肉体を奪われ、大法弟子の正法修煉に巨大な数え切れないほどの損失をもたらします。正法修煉の大法弟子として必ず発正念を保障し、しっかり発正念を行うことは、大法弟子の威徳の体現です。そして、大法弟子が法を守り、衆生を救う体現であると私は悟っています。

 (一)正念

 師父は「功能は神通とも呼びますが、現代人は超能力と呼んでいます」と説かれました。私は心性を向上せせている途中ですが、その時、仕事の圧力が大きく、心性の面で人心が絶えず現れ、大法のプロジェクトにも多くの干渉が出てきました。ある日の夜、私は帰る途中に、左の顔の上半部が急に痛くて、徐々に熱くなり、その熱い流れが太陽のツボから首に流れ、我慢できないと感じました。私はすぐ発正念をしてこの正しくない状態を取り除きました。発正念の中で、「私は修煉者です。執着心があっても、師父が正しくしてくださいます。師父の按排以外認めません」という一念も入れました。そして、厳粛に内に向けて探しました。私は安逸心など多くの人心を見つけて取り除き、徐々に落ち着いてきて、辛さも減りました。

 私は人のいない所で、神通力で身体を定着させ、主元神は別の空間の高エネルギーで構成した身体と合体して、顔の痛みに対応するミクロの空間に入りました。そこには黒と緑が混じっている人の顔のような灰色の蜘蛛のような霊体が、私の空間に対応する身体を凶悪に噛んでいました。私は立掌し、その霊体を釘づけにして、正念の口決を念じ、口や身体から金色の光をその霊体に向けて発すると、その霊体は爆発して、煙になり消えました。出定した時、顔の痛みはほぼ消えていました。私は続けて発正念して、身体は完全に回復しました。前後で15分ぐらいでした。

  人間の一切の苦難の本源は業力です。師父は私達の修煉のため、私達の多くの業力を取り除いてくださいましたが、残りは心性を向上させるためです。病業が出てきたら、自分を修煉者として、内に向かって探して人心を取り除けば、人間の次元を超えている修煉者であり、自分が所在する次元の法の威力を持ち、邪悪を解体できる神通力を持つことができます。しっかり法を勉強し、しっかり心性を向上することは、しっかり発正念する基礎と前提条件です。

 (二)協力し合う

 修煉者の能力と智慧は抑えられています。だから、法を実証する時、同修の協力があってこそ、衆生を救い済度する中で自分の特徴を発揮して、よりよく師父に手伝って法を正すことができます。18年もの共産党の弾圧の中でも、同修として、各環境で多くの大法弟子に恵まれているので、同修に難があった時、必ず手伝わなければいけません。

  一緒に学法している女性の同修がいます。彼女は修煉に対して堅固な大法弟子ですが、仕事の環境をまだ切り開いていません。彼女には常人に羨ましがられる仕事があり、社会の多くの階層の人と接触することができます。彼女の同僚達は党文化が重く、同修達は一緒に内に向かって探し、彼女の懸念(気にかかって不安がること。心配)の心の原因を見つけました。交流後、私達は毎日決まった時間で彼女に発正念をして、彼女の正念を強化して、一切の邪悪の要素を取り除いてあげました。

 発正念の過程で、彼女が親への情の執着が強いと感じました。彼女の先祖は酷い業力を作りました。旧勢力はその情の執着を利用して、病業の形で彼女を迫害していました。私は感じたことを彼女と交流しました。彼女も気づいて、内に向かって探しました。

 私は「私の修煉の次元で表していることは、全ての執着が修煉者の空間に対応するものがあり、親に執着する情に対応するものは親の様子で、黒い業力の場を付けています。もし、法の上で、情の執着を淡泊にしないと、この時点で常人の次元になります。常人なら、何か借りがあればそれを返さなければいけません。親の業力はあなたの修煉を邪魔し、三つのことの障碍になっています。もし自分が修煉者として、心性が向上し、情の執着を取り除けば、あなたは異なる次元の修煉者になり、一切は法の中で善解されます」と彼女に話しました。

 彼女もその情を取り除いて、自分の空間場をきれいにして明るくなりました。

 その後、ある日彼女は突然心蔵病の病業が現れ、常人の空間で、胸が酷く痛くて全身がだるく、視力も下がって、汗だらけで、立つことがでません。同修達は彼女に強い正念を発しました。発正念の時、私が功能で見たとき、彼女の空間場の範囲に、屈強な男の鬼が手で2メートルの竹を持ち、その上に白い旗を掛け、その上に彼女の名前を書いて、最後に大きく「死」と書かれていました。その鬼の後ろには100匹以上の鬼がいて、みんなが彼女を死ぬようにしていました。同修達が正念を発するに従って、天上に多くの佛、道の神が現れ、それを見た下の鬼達は怖くなりました。

 彼女の神体も上空に現れました。同修の神体は佛の形で赤い袈裟を着て白い大きな蓮花に座禅して、頭の周りには金色の光が輝き、身のまわりには巨大な金色の光輪が現れました。同修の神体がゆっくりと目を開き、その鬼達に、「三界の輪廻の中で、私の原因で傷つけた生命達よ、私はあなた達にお詫びします。私は主佛の弟子であり、衆生を救い済度する責任を担っています。あなたたちが心の恨みを放下すれば、私が圓満成就したらあなたたちを善解します。もし私を迫害し続けるのであれば、必ずや天罰を招きます。どうするかよく考えてください」と話し、一つの詩を吟じました。

 恨みを解く

 恩や恨み止まず 三界の水のよう、苦海で必死に頑張っても岸がない

 恨みを放下し 心に善が現れ、君の人生の大自由を返す

 彼女は話し終えて目を閉じ、入定して、身体から光を放ちました。その鬼達はそれを聞き喜んで離れました。全ては何事もなかったように平静に戻りました。このように、師父のお守りと、同修の正念の協力で、約3時間ぐらいで、同修の身体は正常に回復しました。本当の修煉者として、生死を放下すれば、執着がなくなります。

 (続く)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「功能とは何か」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/25/350160.html)